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甘口と辛口を取り合わせて

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。

積ん読の一冊です。

(勤務先の書架で見つけました←よくあるパターン(^^ゞ)

北村紗衣著『お砂糖とスパイスと爆発的な何か : 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』 書肆侃侃房, 2019

レビューを見ると、”フェミニストについて内容が薄い”といった辛口の批評があれば、”随所で笑えるので読みやすい、冷笑ではなく温かい系の笑い”という好意的なものもある。

こういった手に取りやすいエッセイ集を甘口と仮定する。

そして、自分にとっての辛口の例は、

遠藤周作 [著] 『海と毒薬』新装版. -- 講談社, 2011. -- (講談社文庫 ; [え-1-46]).

命の重さ。戦争末期に”生きたままの捕虜を解剖する…。衝撃的な、実際に起こった残虐行為。”日本人にとっての良心とは何か” を根源的に問う作品。

甘口と辛口を取り合わせて、今年は読書してみたいと思う。

そして。

研究に行き詰まった時は、須賀敦子さんのエッセイや短編を味わう。

流れるような文体に浸り、リフレッシュできたらいいな、とも。以下は、覚えてる好きなエッセイ

本に読まれて

塩1トンの読書

コルシア書店の仲間たち

日本のかおりを訳す

イタリア語と私

題名は忘れましたが、庄野潤三さんの「夕べの雲」を翻訳された時のことを書いたものも、よかった。


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