人手不足の喫茶店

昔から「イケメンしか働けない」という噂が立つほど、イケメンの店員が多い近所の喫茶店。

お客さんも心なしか女性が多い気がするのですが（私はチーズカレーを目的に行っています）そこが人手不足により1年くらい前から「アルバイト募集」をはじめたようでした。

「男女不問　女性歓迎！」の文字が。そりゃそうだよなぁと思いつつ、どんな子が入ってくるんだろう・・・と少し興味が。

本日久々にチーズカレーを食べに行くと「いらっしゃいませー！！」と元気な女の子の声。

そこにいたのは、金髪に赤いアイシャドウ、おおぶりのピアス、ゴールドアクセサリーを体いっぱいにちりばめた「めちゃくちゃおしゃれな女の子」でした。

常にファッションの時代を前線で突き進む、そんな子でした。

すごく元気が良いし、てきぱきと仕事をこなす、愛嬌がある。

でも、なんか・・・なんか・・・。

四ツ谷にある「ロン」という喫茶店で私が一目惚れした女の子は、

勤務中であるにもかかわらず、ぼーっとどこかを見ながらカプリコを食べているような子で、

なんかそんな、けだるさみたいな、素朴さみたいな、例えば服に無頓着でいつもネイビーの服を着ているみたいな、喫茶店で働く女の子に私はそんなものを勝手に求めていました。

まぁ別に、そんなことどうでもいいんだけどさ・・・とレジに向かうと

お会計を担当してくれたその子が、私の目を見て本当に自然な笑顔でお礼を言ってくれました。

あぁ本当に、そんなことどうでもよかったなぁ。と

どうでもいいことばっかりに気を取られて、寄り道して、迷子になって自己嫌悪。

透明な視線で、物事をみれる大人でありたいなと改めて思った、まだまだ寒い1月でした。

チーズカレー食べたいな〜