【総需要??】マクロ経済学part2
どうもこんにちは! こちらの続きです!
前回までのあらすじ
マクロ経済学はグラフを動かして、GDP(財・サービスの総量)を上げることを目標にする。
経済をまわすのは家計、企業、政府の3人
それぞれ、消費、投資、政府支出を、財サービス市場という中で需要をするのです。
総需要とは
家計、企業、政府の三人が、財サービス市場の中で、それぞれ消費・投資・政府支出を需要するのでした。3人の需要を合計する、すなわち消費、投資、政府支出の合計が経済全体の需要となりそうですね。
これを総需要といいます。
なんと、総需要には式があるのですが、$${C+I+G}$$と表します。このnoteを最後まで見れば、こちらのグラフを理解することができます!
$${C,I,G}$$とは何なのか、各需要について詳しく見ていくことにしましょう!
消費
消費とは家計が需要するものでした。ここで消費について深く考えていきましょう。消費するにはそもそもの収入が必要ですよね。
ある人は収入の75%を消費に回すとしましょう。たとえば、「毎月20万円の収入が入ってくるとしたら、15万円を消費に回して、5万円は今後のために残す」「30万の収入なら約23万を消費して約7万を残す」みたいなお金のやりくりはよくありますよね。収入に応じて消費額が変わるということです。
また、収入とは無関係に消費する場合もありますよね。生活費などは収入に関係ないですもんね。毎月3万円を収入に関係なく消費するならば、先程の例に当てはめると、「20万の収入の場合、15万と3万で合計18万を消費する。」「30万の収入の場合、23万と3万で合計26万を消費する。」などです。
この関係って、ある意味関数ではありませんか??
マクロ経済学では消費を関数で表現します。これは、所得水準がどれだけであるかに応じて、人々が消費にいくら費やすかを示す関数です。
$${C=cY+C_0}$$
左辺について
$${C}$$ は消費支出、つまり総消費額みたいなイメージです。
右辺について
$${Y}$$ は所得(収入)、先程でいう20,30万のことです。Yieldの頭文字からとってます。
$${c}$$ はどれぐらいの割合を消費するのかについての指標(限界消費性向という)、先程でいう75%のことですね。
$${C_0}$$ は所得に関係なしに行う消費を示します。(基礎消費という)先程でいう3万のことですね。
Cというのは、consumption の頭文字からとっています。
投資
企業が需要する投資も消費と同じように、関数をつくってみましょう。といっても、企業が行う投資は収入と関係あるかを考えましょう。
・・・なさそうです。
投資を関数で表すことは財サービス市場の中ではありません。investment の頭文字から、投資は
$${I}$$
と表現します。あまりひねった要素はないです。
政府支出
政府が需要する政府支出も同様に、関数をつくってみましょう。政府支出は収入と関係あるかを考えましょう。
・・・なさそうです。
政府支出を関数で表すことは財サービス市場の中ではありません。Government の頭文字から、政府支出は
$${G}$$
と表現します。投資と同じですね。
総需要とは
総需要は冒頭でも言ったように、家計、企業、政府3人の需要する総量でした。つまり、消費と投資と政府支出の合計です。
そのため、総需要を$${C+I+G}$$で表現するのです!!!
もっと厳密に、消費関数を考えると
$${cY+C_0+I+G}$$
と表現できます。
あれ?なんかグラフがでてきましたね。この総需要と、もう1つグラフができれば、冒頭でいったグラフを動かすことができるかも??
余談
投資について、「投資を関数で表すことは財サービス市場の中ではありません。」と書きました。財サービス市場では表せれないのなら、別の市場でなら表すことができそうですね。
まとめ
消費は$${C=cY+C_0}$$
投資は$${I}$$
政府支出は$${G}$$
総需要は$${C+I+G \,(またはcY+C_0+I+G)}$$と表す。
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