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パートナーの想い ~アスリートとスポンサーを繋ぐコミュニティAthlifes~

スポナビアスリート(運営:株式会社スポーツフィールド)と業務提携したパートナーチームの想い、業務提携の背景をインタビュー形式でお届けいたします。今回はアスリート×ファン×企業×社会を繋げるコミュニティ『Athlifes(アスライフス)』代表の青沼さんにお話を伺いました。

写真提供:青沼さん


パートナーチーム
Athlifes(アスライフス) 

写真提供:Athlifes

アスリート×ファン×企業×社会が繋がるコミュニティ。
アスリートの価値を広め、社会に”アスリートという生き方”を確立し、どんな競技のアスリートでも”アスリートとして生活出来る社会”を目指し活動する。

写真提供:青沼さん

Athlifes代表 青沼広己さん
私は4歳頃からサッカーを始め、高校時代には千葉県でベスト4入りを果たす。大学生の頃、フットサルに転向。
2017年にはソサイチ(7人制サッカー)の国内リーグが開幕し、フットサルと並行してソサイチも始める。同年、ソサイチ日本代表に選出される。
2016年11月1日に合同会社Gravisを設立。主にアスリートとスポンサーを集めたAthlifes(アスライフス)というコミュニティを運営している。

ースポーツフィールドと業務提携を行う背景

Athlifes(アスライフス)という、アスリートの社会的価値を高め、アスリートやスポンサーをつなぎ協力し合えるコミュニティを運営しています。

今回は、アスリートへのサポートを更に充実させたいと考えて、スポナビアスリートと業務提携を行いました。

特に、競技の活動費を稼ぐための仕事の部分で期待をしております。アスリートの特性や将来のキャリアを見据えた「プラスになる仕事」の選択肢をAthlifesに所属するアスリートへ与えたいと思っています。

ーAthlifesについて教えてください。

Athlifesは「アスリートの価値を広め、社会に”アスリートという生き方”を確立し、どんな競技のアスリートでも”アスリートとして生活出来る社会”」の実現を目指し、アスリート×ファン×企業×社会が繋がる活動を行っております。

一部のトッププレーヤー以外のアスリートは競技だけでの収益化が難しい状況にあります。つまり、職業としてアスリートが成り立っていない現状です。この課題を解決し、アスリートの価値を高め、子どもたちが憧れる職業にしたいと考えています。

アスリートは企業の活動をプラスにする力を持っていると思っています。ただ、1人のアスリートでは活動に限界があります。Athlifesというコミュニティでお互いに協力し合える環境を整えました。

企業やアスリートが繋がることはもちろん、その先に何が生まれるのか、どう仕事を作っていくのかを一緒に考えていく場所として運営しています。

写真提供:Athlifes

ーAthlifesを始めたきっかけを教えてください。

新型コロナウイルスで自由に外出ができなくなったことがきっかけです。
外出制限で様々な事業が止まりました。活動制限がされたアスリートは仕事や競技ができず、本当に苦しい時期だったと思います。私もその1人で何かと不安になることがありました。

その中で、アスリートがどの地域にいても仕事ができる環境を整え、なおかつアスリートにしかできないことに取り組むべきだと考えるようになりました。
個々だとパワーが限られますが、組織であれば大きな影響を生むことができると思い、Athlifesを立ち上げました。

おかげ様で、現在は100を超えた競技のアスリート250名が参加いただき、スポンサー企業140社まで大きくなりました。
日本国内には支部を設けることができ、海外で活躍する選手もたくさんいらっしゃいます。

コロナによって、直接会う機会が減りましたが、一方でオンラインになり、人との交流が増え効率も良くなっていると感じています。
今もアスリートのつながりで少しずつですが大きくなっており、私たちの想いやAthlifesの理念に共感いただいた方が増えております。

そして、コロナが5類に分類され、多くの方との交流が可能となった今、オンラインでお会いした方を中心に、実際にお会いできる機会が増えました。

直接お会いすることで、オンラインでは感じられなかったお人柄やいろいろな気づきを得ることができます。

オンラインと実際にお会いすることを上手く活用し、コミュニティの更なる拡大に務めていきたいです。

ー青沼さんが感じるデュアルキャリア(スポーツと仕事の両立)について教えてください

スポーツと仕事の両立はすごく難しいと思っています。

私の場合、サッカー・フットサルを経験し、現在はソサイチ(7人制のサッカー)に取り組んでいますが、ソサイチだけで生活費を稼ぐことは非常に難しい現状があります。

競技者として夢を叶えるためには、お金が必要ということが大きな課題だと思います。加えて生活費も必要です。ですから、生活をしながらスポーツを続けるために仕事は必要不可欠です。
しかしながら、世界一、日本一を目指す為には競技に対しても100%の力を注ぐ必要があります。そうするとスポーツと仕事に取り組む時間で一日が埋まってしまい、正直なところ大変だなと感じています。

ただ、Athlifesを通じて、「まだ恵まれているな」と私は感じました。私は平日夜と土日に活動をしていますが、スキーなどの季節が関係する競技だと場所を求めて移動が伴います。そうすると、同じ時間、同じ場所での仕事ができません。

デュアルキャリアを実践することは難しいことですし、取り組んでいるアスリートはすごい人なんです。だからこそ、Athlifesではアスリートの苦しい時期を応援したいと考えています。

ー活動費などのお金以外に、青沼さんが考えるアスリートの課題はありますか?

アスリートの課題として、スポンサーに対して「支援してください!」という想いだけが一方通行になっているのではと感じています。
支援を受けたい気持ちはわかります。ただ、なぜスポンサーからの支援が必要なのか、アスリート自身はスポンサーに対してどのような価値を提供できるのか、を突き詰めて考える必要があります。

ですから、スポンサーには、アスリートを活用した施策の効果を大きくする方法を一緒に考えていただきたいとお願いしています。
アスリートは自分自身の価値を知らない方もいらっしゃいます。スポンサーも一緒に考えていただくことで、アスリートは自身の価値を知ることができ、スポンサーは最大限の効果を出すことができると考えています。

アスリートやスポンサーに対して、持っている価値を輝かせるために、Athlifesで補って行きたいと思っています。私たちも日々勉強し、試行錯誤しています。個ではなく、コミュニティの力を活かしていきたいです。

写真提供:Athlifes

ー今(これからの)取り組んでいる事

たくさんあって、何から手を付けようと悩んでいるくらいです(笑)
直近で取り組みたいことは「アスリートの価値を高める」という共通認識を持ち、アスリートの持つ成功事例などを共有することで、Athlifesコミュニティ全体のリテラシーを上げていきたいと考えています。

アスリートの成功体験を共有する場を設けて、アスリート自身が登壇をすることで、人前でプレゼンするスキルアップになりますし、同じ境遇の人が成功した事例を学ぶことで、アスリートが前向きにいろいろなことにチャレンジしてくれると思います。

ーAthlifesの今後/目標について

短期的な目標は在籍するアスリートを1,000名、スポンサー企業を300社まで増やしたいと考えています。
そして、全国どこでも集まれる環境を作ることで、Athlifes内でのコミュニケーションが活発になり、アスリートとスポンサーのコラボが増えていくと思います。つまり、アスリートの価値を高める働きや収益化に寄与できるのではと考えています。

色々な方からのお力添え知恵や資金的なサポートをいただきながら、Athlifesを通じて、アスリートが十分な生活を送ることができ、競技も両立できている環境を作りたいです。

ご協力いただきました青沼さん、Athlifesのみなさん、ありがとうございました!
今後の動向もぜひ注目してください!

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