パートナーの想い ~社会人サッカークラブ FC PHOENIX~
スポナビアスリート(運営:株式会社スポーツフィールド)と業務提携したパートナーチームの想い、業務提携の背景をインタビュー形式でお届けいたします。今回は東京都2部リーグに所属している社会人サッカークラブ『FC PHOENIX』代表の田中さんにお話を伺いました。
パートナーチーム
FC PHOENIX
東京都2部に所属する社会人サッカークラブ。「平和サッカーで心を豊かに」をミッションに港区を拠点に活動。Jリーグ参入を目指している。トップチームの活動だけでなく、PHOENIXフットボールアカデミー(サッカースクール)やMOCMO sandwiches(サンドイッチ店)も運営している。
PHOENIX JAPAN代表 田中怜也さん
小学1年からサッカーを始め、小・中それぞれで神奈川県大会優勝。サッカーの監督になるために、高校教師を目指し東京学芸大学教育学部に入るも、イギリス留学時にプレミアリーグを生で見て、グローバルなサッカー環境に挑戦していきたいと思うようになる。
新卒で日本IBMに入社後、日本サッカー協会に当時最年少で入局。日本代表戦の放送オペレーションなどを行う。
2018年にサッカークラブ「FC PHOENIX」を設立。運営母体「株式会社PHOENIX JAPAN」を2022年に起業。代表取締役に就任。
ースポーツフィールドとの業務提携の背景
選手の獲得について、これまではコネクションやSNS経由で獲得してきましたが、今後チームとして上のカテゴリーを目指すには、継続的により優秀な選手の獲得が必要です。スポーツフィールドは大学との繋がりが多く、大学生にもチームを認知していただける機会が増えると感じ、今回の業務提携に至りました。
また、働いてビジネススキルも身に付けながら全力でサッカーを続けられる環境を、スポーツフィールドと協力して作っていきたいと考えております。
ーチームの特徴や立ち上げた想いを教えてください。
Jリーグ参入を目指している都内のサッカークラブは近年増えてきています。高いレベルにいくと当然勝ちや競争にフォーカスがいきますが、それだけがサッカーを通して得られるものだけではないと考えています。高いレベルでサッカーができる環境プラス、チームメイト同士でリスペクトを持ってサッカーが出来るチームがあればすごく魅力的だなと思い、PHOENIXを創設しました。
私たちはそれを「平和サッカー」と呼んでいます。PEACEという行動指針を掲げ、選手はそれに沿ってプレーをしています。今年で6シーズン目になりますが、まだ誰も退場した経験がありません。(累積での出場停止も一切なし)
練習後に毎回、選手同士で行動指針の振り返りを行い、選手間でコミュニケーションを積極的にとっているので、行動指針が浸透していることがこの実績に繋がっていると思います。
私たちのチームは、人としての成長がベースにあるので、人間性の良い人たちが集まっているのも大きな魅力の一つです。
ーデュアルキャリアへの想いを教えてください。
地域リーグの選手は給与面やチームの経営状況はかなり厳しい現状があり、選手が練習後に生活費を稼ぐために仕事をすることが一般的です。選手の方々は、選手としての価値に加えて、社会貢献をする価値を若い時から身につける必要があると考えています。
理想の姿としては、クラブがサッカー以外の事業も展開し、その事業で雇用創出していくのがベストだと思っています。現在は株式会社PHOENIX JAPANとして、井の頭公園のサンドイッチ屋と十条のサッカースクールを運営しており、一部選手にもそこで働いてもらっています。別事業体で働く環境を提供し、サッカーも仕事も全力でできる環境を作っていきたいと考えております。
港区にはグローバル企業も多く、外国人も多く住んでいます。将来的にはサッカーを通じ、海外と日本を繋ぐような事業も展開していきたいと考えています。
ーPHOENIX JAPANの今後の目標を教えてください。
私たちは、FC PHOENIXというサッカークラブを中心として、選手たちがサッカーと社会貢献を両立できる環境を築くことを目指します。選手の成長と人間性を重視し、サッカーを通じて地域社会や国際社会と繋がりを持つことで平和な社会の実現をできる人材を育成することを目指しています。
今後も、さらなる成長と発展を追求しながら、持続可能なチームとして未来に向かって挑戦し続けます。引き続き、応援とご支援をよろしくお願いいたします。