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生八ツ橋はなぜ三角なのか
6/11発行の日経MJに衝撃的な記事が載っていた。んむむ、生八ツ橋トースト、、、???(記事左上)
【12日のMJ】おでん屋のつまみ、イタリアンの前菜、トーストの具材……。あの京都土産の定番が、活躍の場を広げています。 pic.twitter.com/ECaBPJzzwu
— 日経MJ (@nikkeimj) June 11, 2019
会社で購読している新聞で、社員みんなで暇なときに読み回している。この記事に関してはインパクトが強すぎて、先日お昼休み中を使って話題になった。
「というか、そもそも生八ツ橋ってなんで三角なんですかね?」という私の疑問を発端に、問答タイムがはじまった。
「調理が簡単やからかな? あんこ乗せて生地折るだけやもんね。つくる側の手間削減説が濃厚ちゃう?」(私)
「型抜いちゃったら、生地の端っこが余ってもったいないからじゃないですか? 四角のものを三角に折るだけなら、余すところなく使えますもんね」(後輩)
「たしかに。八ツ橋って生じゃないやつがオーソドックスやんな?」(先輩)
「そうか、硬い瓦煎餅みたいな八ツ橋がはじまりでしたっけ? てか『八ツ橋』の名前の由来ってなんなんですかね、、、?」(私)
ンンン、、、八ツ橋って、一体何者なんだ、、、? 大阪のお隣、京都の銘菓なのに、知らないことが多すぎる、、、
調べていくうちにわかったことは、八ツ橋には大きく3種類あるということ。
・八ツ橋:堅焼き煎餅。ニッキの味がする。最初に誕生したのはこれ。
・生八ツ橋:八ツ橋になる前の生地を、焼かずにそのままふたつ折りにしたもの。実は八ツ橋屋さんの間では、「焼く前の生地がおいしい」というのが商品化する前から話題だったそう。こちらもニッキの味がする。あんは入っていない。
・あん入り生八ツ橋:生八ツ橋の生地にあんこをはさんだもの。三角に折られていることが多い。ラムネやマンゴーなど、変わり種の味も増えている。
私が『八ツ橋』と聞いて思い浮かべるのは3番目のものだったんだけれど、生の生地を畳んだだけのシンプルなものもあるのね、、、 知らなかった。つまり今日のnoteのタイトルは少しだけ誤りで、『あん入り生八ツ橋はなぜ三角なのか?』が正確ですね。
そして肝心の八ツ橋の形と名前の由来の謎ですが、諸説あるみたい。
【八ツ橋(堅焼き煎餅)】
・箏由来:近世筝(琴)曲の開祖と呼ばれる「八橋検校(やつはしけんぎょう)」の名前に由来。八ツ橋は箏の形。
(出典:聖護院八ッ橋総本店、井筒八ッ橋本舗)
・物語由来:『伊勢物語』や謡曲『かきつばた』の舞台である「三河国八橋」に由来。八ツ橋は橋の形。
(出典:本家西尾八ッ橋)
【八ツ橋(あん入り生八ツ橋)】
・僧侶由来:三角形の僧侶の帽子をかたどったもの
(出典:聖護院八ッ橋総本店)
・手軽さ由来:誰でも手軽につくれるかわいい形
(出典:京都銘菓おたべ)
か、かわいい形、、、! その通り、、、 その通りだわ。めっちゃほっこりする理由、、、
最近は(と言ってももう2年前の記事だけれど)かわいすぎる八ツ橋も誕生している模様。わお、これはぜひ食べに行きたい。聖護院八ッ橋総本店さんプロデュースなんですって。すてきや、、、 え〜、行きたい〜、映えたい〜。
あともっとも気になるお味を見つけました。西尾八ッ橋さんの『あんなま チョコミント』、、、
チョコミン党のみなさま、いかがでしょう。
ただ単に気になったから調べてみたら、意外と奥が深かった。『やつはし』の表記も、『八ツ橋』、『八ッ橋』、『八つ橋』、『八橋』と様々あるようです。ふむむ。近々京都に行こうかしら。八ツ橋食べに。
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noteのお題にするかも?
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!