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頭の中のひとりごとが止まらない


ここ何日か、ふとんに入ると頭の中でひとりごとが止まらなくなる。寝よう、寝ようとしても、頭がずっとしゃべっている。うるさいな、止まれ止まれ。と、これもまた脳内で叫んでみるものの、声は止まらない。こんなこと生まれてはじめてだ。


特段意味のあることを話しているわけではない。全巻無料公開していたらんま、結局全部読めなかったなぁ、あんなに女の子の半裸が出てくるのにいやらしさがなく、むしろあっけらかんとしているのがすごいなとか、そういう感じ。

Twitterを眺めていると「いまのご時世、こんなに裸体を描いているらんまはフェミニストから総スカンだろう」みたいな意見が回ってくるけど、私はそうは思わないなとか。高橋留美子の描く女の裸は現実離れしていない。「マンガ表現の範囲内でのデフォルメ」であり、過剰脚色はされていない。そこに好感を持てる。

フェミニストはなにも、「エロいものを規制しろ」なんて言ってないと思うんだよね。女の身体や言動を現実からかけ離して描き、劣情を煽る表現としてところ構わず使われるのがいやなのだと。

私は少年マンガでいやな気持ちになることが多かったから、あるときを境に読むのをやめた。深夜アニメの、文脈に関係なく突然差し込まれるエロ描写にも嫌気がさして観るのをやめた。もちろん全部じゃないけど。好きな作品はマンガにもアニメにもある。

いいのだ、いやな気持ちにさせられたものは、私がその作品にとってターゲットじゃなかっただけ。そうやってそっと去っていくしかない。「少年マンガは男を対象にしているのだから、女がいやだと思う表現があるのは仕方がない」という表現者から逃れるには、「触れない」ことがいちばんだもんね。


人を故意に傷つけようとして発言した言葉は、結局は自分をいちばん蝕んでいくな、とか。人間とコミュニケーションを取るのがいちばんしんどいな、とか。

頭の中のひとりごとがうるさいと思うまで止まらなくなってから気づいたけど、私、たぶん毎日かなりしゃべってる。それは「自分自身と」というよりも勝手に言葉がうわーっと出てくるだけ。でもそれにかなり影響されてるっぽい。

ぼこぼこ溢れてくる言葉によって、自分の中では話が進んでいるものが急に遮断されたり、拒否されたりするとしんどさを感じる。言葉や感情が整理されず出てきて、表現が追いつかない。書くのは大丈夫。でも発言がうまくいかない。

もともとリアルタイムコミュニケーションがそんなに得意じゃない。書くのは、伝えるまでに考えて考えて、考えられるから好きだ。相手に届くまで、自分の中で何度も直せるから。会話はこわい。テンポや雰囲気にのまれやすい。冷静ではいられない。年々、そのむずかしさに気を取られてたのしく話せない。窮屈さを感じる。

ああ、しんどいなぁ。
とめどない言葉の洪水。表れてはすぐ流されていくから、私自身も気づいてないものがたくさんある。時差で「あ、私あのときこう思ってたんだ」と思うこともあるけれど、だいたい「すでに時遅し」。

本当はこう思ってたよ、って伝えたくても、たぶん相手からすると「いまさら?」だろう。「終わったことを掘り返すな」と言われるのがこわくて、結局ためこんで、すごくつかれてしまう。

思い詰めて我に返ったら、夜なかなか眠りにつけなくなったり、身体中がめちゃくちゃかゆくなっててかき傷だらけになっていたり。そんなのがもう、社会人になってからずっと続いている。頭が爆発しそうだ。


高校から大学までの7年間は、通学に片道1時間かかっていた。たぶんその時間が私にとってはオンオフのスイッチで、音楽を聴きながらぼーっとするのが大好きだった。

いまは通勤に30分とかからなくて自分を反芻する時間がない。やることやりたいことが多くていろんなバランスもぜんぜん取れない。仕事してる時間がもったいない、早く帰りたいとばかり思っている。すごい、逆に。私のやりたいことがおかねになればいちばんいいけど、いまの段階だとならないだろうな。


書くのは、伝えるまでに考えて考えて、考えられるから好きだ、と書いたけど、このnoteは校正など一切せずに更新する。本当に、頭が飛んでいきそう。脳みそのキャパはだいぶオーバーしてる。吐き出さないと死ぬ。


休みたいな休みたいなとずっと思ってる。つかれたなってずっと思ってる。
なにを休めばいいんだろう。どうしたらつかれなくなるんだろう。
たのしいこともやりたいこともたくさんあるのに、私が追いつかない。


冒頭からここまでで、たぶんなんの脈絡もなくてめちゃくちゃ話題が飛んでてわけわかんないと思う。もう私も訳がわかんないのだ。

寝よ。 



最後まで読んでくれて、ありがとうございます!