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1年間MODO BASSを使い続けた感想

こんにちは、ふえです。
ちょうど1年ほど前にMODO BASSを購入したのですが、それからずっとエレキベースが欲しい場面ではMODO BASSを使ってきました。1年間使い続けた上で感じたメリット及びデメリットを書いていこうと思います。

まずはメリットから。

メリット1 モデルが豊富


色々なところで言われていますが、モデルの豊富さは群を抜いています。個人的に非常にポイントが高いのがFoderaとWarwickのモデルがある点です。Warwickは弦の高域のビビった雰囲気がかなりそれっぽくて好みで多用しています。Stingrayも好きですね。
Thunderbirdやリッケンバッカーはそもそも実機の音にあまり馴染みが無くて使っていませんが…

メリット2 カスタマイズ性が高い


これもやはり色んな方が言っている…というかこれこそが物理モデリングの売りなのでしょうがカスタマイズ性が高いです。
ブリッジ寄りで弾きたいかネック寄りで弾きたいかを無段階で選べるのが一番のメリットかと思います。ここで音色の硬さ、柔らかさを調整出来るのでだいぶ印象が変わりますね。
また、4弦開放のEより下まで使いたい事が多く、基本的に全てのモデルを5弦にして使っています。
滅多に使用しませんが、極端に古くさい枯れたサウンドを求める際にフラットワウンド弦を選べるのも素敵です。

次はデメリット

デメリット1 音に癖がある


全くの欠点とは言い難いのですが、どのモデルを選んでもMODO BASSらしさというか、独特の癖があります。パラメータを追い込んでいくことである程度は誤魔化せるのですが、知っている人が聞くと「ああこのベースMODO BASS使ってるな」となります(それが問題になることは殆どありませんが)。
音のリアルさ、という点では物理モデリングの限界を感じました。単音一発鳴らした時の生っぽさではまだサンプリング音源の方に軍配が上がるかな…

デメリット2 アンプの音がしない


MODO BASSは音源の中にアンプシミュレーターを内蔵しているのですが、どうにもlineで録ったような音がします。アンプにマイク当てて録ったあの感じがしないというか…
勿論、内蔵のアンシミュを切って外部エフェクトで音作りも出来ます。出来るのですが少なくとも私の手持ちのプラグインでは思うような結果は得られませんでした。
歪んだ音を作りたい際に特に顕著です。クリーントーンであれば大きく問題になることは無いかと思います。

デメリット3 スラップが軽い


決して使えない音では無いのですが、かなり限定的なシチュエーションになるかと思います。PCM音源のペケペケしたスラップを再現する際に使った事があります。ようはそういう音です。

デメリット4 プリセットが微妙


結局パラメータを好きなように追い込めるので特に困った事は無いのですが、プリセットが豊富な割に妙に使いにくい…というか尖ったものばかりなように感じます。
ちまちま自作のプリセットを作っていて、最近では専らそればかり使用しています。

まとめ


色々言いましたがMODO BASSは良い音源だと思います。モデルの多さを考えれば、定価であっても十分コスパに優れていると言えます。操作性やスライドの自由度、フレーズの繋がりの良さ等を考えれば文句無しで使える音源です。
しかしながら、決して音がリアルとは言いにくい事が最近気にかかってきまして、整理がてら記事にしてみました。

最後に、自作のWarwickのプリセットを置いておきます。広川恵一を強く意識したサウンドです。
この曲で使っています。


それでは。


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