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奇説:ハイドラントカスタムから見たsplatoon2の長射程を取り巻く環境について

ハイドラントカスタム(略称:ハイカス)と言うブキがsplatoon2で一定のポジションを確立しており、ver5.2.0でも長射程の中で優秀な方に属しています。

この状況を見ると長射程ってなんだろう?というのが見えてきそうだったのでここで整理してまとめたい。

ハイカスの基礎情報:成績(ver5.2.0 2020/6/24時点)

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※全体のデータはstat.ink準拠

※stat.inkの平均勝率は登録者(平均勝率55%)の影響を受けてるため、勝率45%が勝率50%相当に推算できます

※上位環境のデータはXランキング2020年5月準拠

ハイカスはナワバリの使用率以外は全部優秀な実績を出しています。


ハイカスの基礎情報:ブキ性能の特徴

・スピナー種で最長射程 ライン4.8(参考:スプチャ5.2 リッター6.2)

・フルチャージ時間が長い 2.5秒(参考:スプチャ1秒)

・射撃継続時間が長い フルチャージからだと約4秒

・燃費が悪い フルチャージするとインク消費量35%(参考:スプチャ18%)

・キル速は早い フルチャージ0.2秒 半チャ0.26秒 ※着弾までの弾速は別(参考:スシ系0.217秒)

・動きは遅め 重量級

性能的には鈍重だが高火力長射程の尖ったブキ。


ハイカスと他の長射程を比べるとどうなるか(ver5.2.0 2020/6/24時点)

とりあえず各ルールでハイカスより優秀な成績を出している長射程ブキをそれぞれまとめてみます。(ライン4.0以上を長射程として扱います)

スクリーンショット 2020-06-24 19.24.51

※全体のデータはstat.ink準拠

※stat.inkの平均勝率は登録者(平均勝率55%)の影響を受けてるため、勝率45%が勝率50%相当に推算できます

※上位環境のデータはXランキング2020年5月準拠


各ルールでハイカスよりも優秀な実績を出していると言えるのは(全体使用率、全体平均勝率、上位環境使用率の3点で2点以上上回っていることを条件とする)

・ナワバリ オバデコ、ジェッスイ、竹甲、バレリミ

・エリア オバデコ、エクカス、竹甲、バレリミ

・ヤグラ なし

・ホコ なし

・アサリ 竹甲、バレリミ

となります。


ルールそれぞれ個別に見ればハイカスを上回っているブキは合計5種類。

トータルで見ればハイカス以上の実績を全ルールで出せている長射程ブキはありません。(近いレベルで追随してるのは竹甲のみ)

ハイカスの状況というのは、使用率が全体と上位環境で高く、全体平均勝率もまあまあ良いという状況です。


長射程でもガチマやナワバリなど編成運がある状況で成果は出せる

ハイカスの状況から編成運がありマッチングで不利だと言われている長射程でも実績は出せると示されています(過去にもクーヒュー、バレリミなど実績を出したブキはあります)


ハイカスが実績を出しているところから推測されること


チャージ時間の長さは必ずしもマイナスではない、特にアサリで言える

→スプチャなどチャージャーがアサリでうまくいかないのはチャージ時間そのものよりも撃てるチャンスが1回だけで外したらミスという点が大きい?


・同じメインウェポンのハイドラが実績を出せていないのでサブスペ構成は長射程でも重要

→ハイドラはスペシャルが弱い、噛み合っていないなどが考えられる


・射程は短いより長い方が有利

→当たらないより当たる方が有利


・キル速は遅いより早い方が有利

→キル速遅いと倒しきれなかったり逃がしたりする


長射程でもブキ性能とサブスペ構成が噛み合えば、編成運関係なく実績を出せる

→バランスが良ければ実績を出せる・活躍しやすい


splatoon2での長射程環境はどういうことになるか


仮説1:実は長射程のブキ性能とサブスペ構成はバランスが悪いものが多い

長射程は欠点がハッキリしているものが多い

スプチャ系、リッター系、竹系→撃てるチャンスが1回で外すとミス、難度が高い、安定させるのは難しい

エクスロ系、ジェッスイ系→キル速が遅い


仮説2:編成運への対応しやすさはバランスの良さがあるかどうか

→長射程でもバランスが良ければ編成運に対応しやすい

→過去に実績を出したバレリミはサブスペ構成が優秀

→クーヒューは過去の性能では短射程長射程どちらも対応できた(現在は長射程モードの射程が短くなり長射程とのマッチアップで対抗しにくいブキが増えた)

→ハイカスはたまたまメインサブスペ全てが噛み合った?(キル速の速さと射程の長さとインクアーマーの無敵時間を組み合わせると、自分より射程の長いリッターとも真正面からワンチャンで撃ちあえるなど噛み合っている点がある)


仮説3:安定性は重要

→ポテンシャルならチャージャー系だが実績を出しにくい、難度が高い

→上位環境でも傾向が変わらない、ハイカスの方が実績を出している以上ポテンシャルよりもブキとしての安定性の方が実績に繋がりやすい

→実績が平均勝率や使用率なので扱いやすい方が反映されやすい

→難度が高いと調子の波が出やすいことも考えられる


まとめ

・長射程でも編成運に負けず実績を出せるブキはある(確定事項)

・長射程が実績を出しにくいのはブキのバランスの悪さが主な理由の可能性(難度や安定性もブキのバランスの中に含まれる)

・チャージの長さそのものはアサリとの相性の有利不利には直接的に関係しない:別の要因との兼ね合い(確定事項)

・ハイカスは結果論で言えば長射程の中でもブキとしてのバランスが良い、安定させやすい(全ルールで実績を出している)


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