2022年前半コンシューマゲーム情勢(日本)まとめ
こんにちは。
気が付けば2022年も6月となり、だいぶ過ぎてきました。
今回は2022年前半コンシューマゲーム情勢をまとめようかなと。
どんなゲームが売れたのか、PS5の状況はどうなのか、どれぐらいPS5にはアクティブプレイヤーがいそうなのか、そういったことを整理しましょうと。
2023年にFF16が出る予定となっていますので、PS5なのかXboxなのかsteamなのかハード戦争の見通しを立てないといけないわけです。(FF16はキラーコンテンツにはならないという意見の人もいます)
2022年前半のソフト売り上げ(日本)
2022年前半で最も売れたのはNintendoSwitchで出たレジェンズアルセウス。
ダブルミリオン達成は確実であるという観測結果が出ています。
DL販売数を観測に含めるとトリプルミリオン達成してるかもしれませんね。
売り上げトップ20を見ると17作品がNintendoSwitchとなっており、NintendoSwitchが覇権をとっていることがよく分かる結果となっています。
PS4/5で最も売れたのはエルデンリングとなっており、両方合わせて約50万本というところです。
全体を見ると2022年前半で国内ミリオンヒットを達成しているのはレジェンドアルセウスのみ。DL販売数も加えると星のカービィディスカバリーも国内ミリオンヒットをもしかしたら達成したかもしれないという状況。
レジェンズアルセウスはどんなゲームか?
エリアが分別されている擬似オープンワールドのポケモンです。
アクション要素があり、ポケモンバトルをしなくても、隙をついてモンスターボールを投げて当てることによりポケモンを捕まえることができます。
ポケモンの世界をよりリアルにアクション寄りにした作品。
要は初めてポケモンでアクションでオープンワールドで遊べるようになったというものです。
対人戦はなくソロのオープンワールドでの探索とポケモン集めが軸となっています。
googleトレンドでの観測
googleトレンドではエルデンリングが非常に話題になったことが分かります。
PS4/5ではハーフミリオンしてるかどうかの売り上げなので、steamでかなり売れたというのが推測できます。
比較としてレジェアルは200万本ですから、エルデンリングはPS4/5&steamの合計で300万本は売れてそうだという感じになります。
googleトレンドの数字を受け取ると、エルデンリングのPS4/5売り上げの規模とあまり一致しておらず、ほとんどがsteamに流れてて、ソニーのライバルはsteamだと思った方がよさそうです。
久しぶりに新作が出た他のソフト売り上げ上位だとグランツーリスモ7やパワプロもありましたが、googleトレンドでもあまり数字は出ておらずソフトの売り上げの規模とだいたい同じだと分かります。
統合的に2022年前半を代表するゲームは
steamで売れた分を考慮するとエルデンリングが2022年前半を代表するゲームになったという状況に近いでしょう。
厳密にコンシューマゲームという枠だけで考えるとレジェアルでしょうが、そこの区分にさほど意味があるとも思えません。
PS5の状況はどうなっているか
2022年6月段階でPS5の国内累計販売台数は164万台。
PS5で歴代で一番売れているのはエルデンリングになる見込みですが現時点で13万本売れているので、PS5のアクティブプレイヤーは最低でも8%ぐらいはいそうだと分かります。
比較対象としてPS4初期と比べると
PS4は2014年と2015年の発売2年で国内販売台数210万台。
2015年に売れたPS4ソフトがいくつだったかを見て比較してみましょう。
2015年に最も売れたPS4ソフトの規模感で32万本でした。
母数はPS4販売台数210万台なので当時のPS4持っている15%がドラクエヒーローズを買ったことになります。
PS4の普及具合とソフトの売れ具合から見ると、PS5のソフトの売れ具合はちょっと少ないかなという規模感でした。
巷で言われているように転売の影響はあるかもしれないが、国内プレイヤーに多少流通はしていて持っている人がいる形となります。
最悪転売のせいで国内プレイヤーへの流通速度がPS4初期と比べて半分ぐらいに減ってる可能性はあります。
筆者もPS4初期もなかなかPS4を入手できなくて数年後に購入した記憶があり、確認したところ2015年冬にようやく入手していました。
当時と比較してもPS5は発売2年目になっても店舗予約もできないのでPS4と比べても状況はあまり良くないと言えるのではないでしょうか。
今後のPS5の新作はどうなりそうか
現時点では
カプコンからストリートファイター6、バイオハザード4のリメイクが2023年発売予定(マルチプラットフォーム、Xboxやsteamにも対応)
スクエニからFF16、ドラクエ12、キングダムハーツ新作などが対応予定
FF16は2023年発売予定だが対応ハードがPS5専用と明言されていない(PS4にも対応する可能性がある)
となっています。
カプコンはマルチプラットフォーム体制を明言しているので、あとはスクエニがどういう販売戦略で考えているかになります。
ビジネス面では、国内900万台売れててまあまあ普及してるはずのPS4のソフトも売れなくなってきてるので、steamにもゲームを売りたいとするのが短期的には正しい戦略になりそうです。
スクエニがビジネスとしてどのような判断をしていくか注目です。
他にもデスストランディング2の情報が漏れており、開発は考えてはいるがいつぐらいに新作として出てきそうかはまだ分かっていないなどもあります。
しばらくはメーカーのビジネス戦略はどうするつもりなのだろうと様子見が続きそうです。
2022年後半はどうなりそうか
6月末にモンスターハンターライズサンブレイク(NintendoSwitch&steam)
7月末にゼノブレイド3(NintendoSwitch)
8月にソウルハッカーズ(PS4/5、Xbox、steam)
9月にsplatoon3(NintendoSwitch)
11月にポケモンSV(NintendoSwitch)
量の観点で言えばNintendoSwitch優勢です。
発表予定で詳細がまだ分かってないところではスクエニからドラクエトレジャーズ、任天堂からベヨネッタ3が控えてます。
他にもソニックフロンティアがあります(マルチプラットフォーム対応でほぼ全てのハードで出ます)
まだ各メーカー、各ハードでの2022年年末商戦の発表が出揃っていませんが、PS5専用のキラーソフトは2022年内には間に合わなそうとだけは言えるのではないでしょうか。
PS5のソフトに関しては2023年以降と判断してよさそうです。それまでにPS5どうしようか判断をつければいいと。
筆者の予想は、2022年後半はモンスターハンターライズサンブレイクかポケモンSVが2022年後半の売り上げ本命です。
あとはソウルハッカーズ2が面白いかウケるか無事大復活を果たせるかが注目のポイント。
まとめ
売り上げはNintendoSwitchの一人勝ち
インパクトのあった作品はエルデンリング
エルデンリングはsteamでの方が売れている可能性がかなり高い
PS4/5のゲームは普及台数を考慮してもソフトがあまり売れなくなってきている
PS5のアクティブプレイヤーは最低でも8%はいる
PS5専用のキラーソフトが出てくるかは現時点では決定してない
スクエニがPS5専用のキラーソフトを出すかマルチプラットフォーム体制にするかの選択を迫られている
2022年後半はNintendoSwitchの新作が量で有利
PS5の期待の新作は2023年以降(2022年内は間に合わないだろう)
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
2022年後半もゲームライフを楽しく過ごしていきましょう。
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