碧の仮面の後のポケモンランクマッチ環境どうなった？
こんにちは。
ポケモンSVで有料DLC：ゼロの秘宝前半（碧の仮面）がリリースされました。
久しぶりにシングルのランクマッチに復帰し、マスターボール級に再び昇格させたところです。
環境が変わったりしたので整理していきます。
環境はレギュレーションD
執筆段階ではシーズン10でレギュレーションD環境です。
使えるポケモンは大雑把に言うと
ポケモンSVの通常ポケモン
パラドックスポケモン（テツノイサナ、ウネルミナモ除く）
ポケモンSVで使える準伝説ポケモン
ヒスイ産ポケモン（ガチグマ、ヒスイゾロアーク、ヒスイヌメルゴンなどポケモンレジェンズアルセウスで新登場したポケモンたち）
碧の仮面で追加された新ポケモン（オーガポン、イイネイヌ、マシマシラ、キチキギス、ヤバソチャ、カミッチュ）
5つのグループが使えます。
9月末の現段階ではランクマッチでは碧の仮面で追加されたオーガポンを中心に強い構成がないか研究されている段階です。
10月から新しいレギュレーションE環境になります。
レギュレーションDで強いポケモン（シングル）
身も蓋もないことを言うとBIG6と言われている環境ポケモンがいます。
無限の型を持ち、特性マルチスケイルのカイリュー
すばやさ最速クラスの高火力特殊攻撃アタッカーのハバタクカミ
状態異常、変化技を全て無効にするサーフゴー
すばやさ最速クラスで30%で怯ませる技持ちのパオジアン
急所発生の多段攻撃技を持つ水ウーラオス
高耐久で困った時の受け交代ディンルー
これが元々のBIG6です。
現在は環境が少し変わり、ディンルーが使用率7位になり、オーガポンがBIG6入りをしています。
強いと言われるポケモンをピックアップし、特徴とよく見る型、対策をまとめます。
無限の型のカイリュー
よく見る型はノーマルテラス神速タイプです。
神速、竜の舞、地震、+α（羽休め、逆鱗）
持ち物は特性マルチスケイルを活かすため食べ残しであることが多い。
無難にこの型が強いです。
神速2回耐えられる耐久力がないとタイマンで勝てないです。
タイマンがキツいなら初手ステルスロックで特性マルチスケイルを無効にする下準備が要ります。
理屈の上では耐久力があって、フェアリー技とでんき技を持ってると戦いやすいです（クレセリアとかいます）
最近は減りましたが、使える技にアンコール、電磁波、ドラゴンテール、吠える、炎の渦、冷凍パンチのパターンがあります。
比較的、ドラゴンテールや吠えるを入れてくる人もいます。そういう人はカバルゴン入れてたりなどステルスロック役とセットの構築してます。
対策は色々あるんですけど、一番シンプルなのだと先鋒にステルスロックを撒かせて、次鋒にハバタクカミでムーンフォースを撃つ構築です。
マルチスケイルを無効にして、弱点の高火力フェアリー技でワンパンします。
カイリュー側は交代するか、テラスを切って地震撃つかしか選択肢がなくなります。それを警戒して先鋒にカイリューを出してくる人もいます。
すばやい特殊攻撃アタッカーのハバタクカミ
優秀なゴースト＆フェアリータイプのポケモンです。
すばやさと特殊攻撃が高く上から殴って殲滅できたりします。
よく見る型はムーンフォース、シャドーボールでシンプルに殴ってくる型が多いです。
持ち物で個性を出す人が多くて、ブーストエナジーやこだわりメガネ、襷などがあります。
努力値の振り方で防御多めにする型の人もいます。
使える技に身代わり、マジカルフレイム、甘える、瞑想、電磁波のパターンがあります。たまにそういう型もいます。大体はシンプルな型の人が多いです。
対策は一番シンプルなのは特性テクニシャンのハッサムでバレットパンチを撃つだけです。テラスを切って弱点の鋼タイプに対抗するなど措置しないとそのままワンパンで沈みます。ハッサムは碧の仮面でダブルウイングなど新しい技を貰えて強化されたので増えると思います。ハバタクカミが炎テラス切ってマジカルフレイムを撃つ、ハッサムはそれを読んでひこうテラスに変えてダブルウイングを撃つ、などの読み合いになりやすいです。
状態異常、変化技を全て無効にするサーフゴー
チームに入れておくと構築が安定するタイプのポケモンです。
いるだけでどくどく使ったり、キノコのほうしやあくび使ったりなどのチームを牽制することができます。
メインウェポンはゴールドラッシュとシャドーボールで、絡め手の変化技を入れてる型が多いです。地震対策でひこうテラスにする型がメジャーです。
使える技に身代わり、悪巧み、電磁波、トリック、自己再生のパターンがあります。どの技を採用するかが個性になり、ここで型の区別化されます。
持ち物は風船、こだわりメガネ、こだわりスカーフ、隠密マントなどが多め。たまにゴツゴツメットの人もいます。相手をハメるのにこだわりスカーフやこだわりメガネでトリックを使ってくる型もいます。ハマれば相手を不自由にさせるので強い型です。
対策としては上から殴るのが一番シンプルです。炎オーガポンは特に相性が良く、すばやさで上回ってるので炎タイプのつた棍棒で殴ってるだけで良くなります。サーフゴー対策には炎オーガポンを入れておくのがすごい楽。
BIG6だけど強いポケモンだと普通にタイマンできたりするので対策を強く意識しなくてもなんとかなります。
上から30%で怯ませるパオジアン
害悪ポケモンです。普通に考えると強すぎる枠に入ってます。
すばやさを活かして30%で怯ませる氷柱落とし、先制技の氷の礫や不意打ち、相性が悪い敵にワンチャン狙いで撃つ絶対零度、鋼タイプ粉砕用に聖なる剣やインファイトなどの4ウェポン型が多いです。
持ち物は圧倒的に襷が多いです。
対策としては一番シンプルなのは特性テクニシャンのハッサムでバレットパンチを撃つだけです。パオジアン側は交代するか、ワンチャンかけて絶対零度撃つか、炎テラスに変えてテラバースト撃つかしか選択肢ないです。炎テラスにしてるパオジアンはかなり少ないのでハッサム側がほとんど有利です。
ハッサムはハバタクカミにも有利なのでBIG6対策観点だと合ってるポケモンになります。
急所発生の多段攻撃技を持つ水ウーラオス
シーズン9で暴れ回ってた環境ポケモンです。
急所が必ず発生する専用技を持っているので、鉄壁などの積みポケモンを無力化できます。（例外はシェルアーマー持ちのポケモンのみ）
連続攻撃でもあるのでマルチスケイルや襷、頑丈持ちを潰せる。
専用技の水流連打、先制技のアクアジェット、格闘タイプのインファイトでシンプルに殴ってくる型が多い。
持ち物はゴツゴツメットを無効化できるパンチグローブ型が多い。たまにこだわりスカーフなど違う持ち物を持つタイプもいます。このパンチグローブ型が流行ったため、剣盾で強かったゴツゴツメットサンダーが非常にやりにくくなり数が減りました。
対策としては、上から苦手なタイプでワンパンすればいい。ハバタクカミやボルトロス霊獣などが多くなる。水ウーラオス側は交代するかテラスを切るかこだわりスカーフ持って対抗するかになります。炎オーガポンも水ウーラオスより素早くて草技を持ってるので、前ほど水ウーラオスが暴れやすい環境ではなくなってきています。
高耐久で困った時の受け交代ディンルー
最硬の耐久力を持ったポケモンです。
耐久指数で言うと全ポケモンで3番目の位置にいて、下手な伝説ポケモンよりずっと硬い。
困った時はディンルーに交代すれば、持ち堪えて立て直すことができます。
炎オーガポンの台頭により、BIG6から外れました（それでも強いけど）
使える技に地震、カタストロフィ、ヘビーボンバー、ステルスロック、地割れ、吹き飛ばしのパターンがあります。ステルスロックを撒いてくることが大体多いです。
持ち物はオボンの実や食べ残しが多い。
対策としては、高火力で上から殴る正攻法が割と無難だったりします。代表的なところではハバタクカミなどがいます。中途半端な物理攻撃タイプだと倒し切るのに何発も必要になるので、水ウーラオスやハバタクカミやパオジアンや炎オーガポンなど高火力なポケモンを入れておかないと対ディンルーが辛くなります。相手チームにサーフゴーがいなければ、どくどくややどりぎのたねを使うポケモンで対抗もできます。
高火力＆高耐久のガチグマ
伝説ポケモンクラスの高火力を持つポケモンです。
使用率は22位（執筆段階）ですが、軽視できない強力さを持っています。
火炎玉で火傷状態になり、特性：根性で攻撃力を1.5倍にしてきます。
種族値で言うと攻撃力210の状態になる。
火傷状態になると状態異常が効かなくなるのでその点でも強いです。
ノーマルテラス空元気で圧倒的な高火力になる（ディンルーでも2発で沈む）
使える技に地震、空元気、じゃれつく、草分け、ドレインパンチ、冷凍パンチ、つるぎのまいのパターンがあります。トレンドだと草分けですばやさを上げて上を取ろうとする型が出てきてます。
持ち物はほぼ火炎玉です。たまにとつげきチョッキ。
対策としては、一番シンプルなのは水ウーラオスで上から殴る。ゴーストタイプのハバタクカミや鉄壁を積めるアーマーガアなどでも対策できる。鉄壁や甘えるに若干弱いのでそれで対処することも可能です。先制技を持ってないので初手で大ダメージを与えるか、相手の自慢の攻撃力を封じるかの方向性で良かったりします。
新鋭の炎オーガポン
ポケモンSVのDLC前半：碧の仮面で追加された準伝説ポケモンです。
変わった性能をしていて、仮面を変えることによってタイプや特性を変えられます。またテラスタルを使うと仮面に応じたパラメーターが上がります。
炎オーガポンは特性：型破りで、テラスタルすると攻撃力が上がるので、シンプルに強く使いやすい。タイプも希少な炎＆草タイプになるので対応できる範囲が広めです。
執筆段階で新しくBIG6入りしています。
使える技に炎タイプのつた棍棒、草分け、ウッドホーン、甘える、じゃれつく、つるぎのまい、電光石火、はたき落とす、蜻蛉返りのパターンがあります。変則的なところだとアンコールやニードルガード、身代わり、やどりぎのたね、光合成などがあります。変則的な型もやろうと思えばできるが、採用してる人はあまりいません。
持ち物はかまどの面一択です。他のものは持てず、持ち物の隠し性能として全ての技の威力が1.2倍になります。なので、実質的な種族値は574（攻撃力144相当）でパラドックスポケモンや4災（パオジアンなど）と同格の種族値を持っています。
対策としては、特性ガードを持ったヒードランがいます。打点がほぼなくなり、炎オーガポンは交代するしかなくなります。課題は炎オーガポン特化のために特性ガードを持たせたヒードランがチームにとってメリットあるかどうかを考えなきゃいけないことです。また、岩オーガポンも非常に苦手でワンパンされます。
未知数の岩オーガポン
特性：頑丈を持っているため、大体のポケモンとタイマンでやり合えてしまう性能を持っています。テラスタルを切らない方が特性を活かせて強かったりします。テラスタルすると防御力が上がるが、使う機会は少ないと思った方が良さそう。
炎オーガポンに強くワンパンできます。カイリューに対しても強い性能を持ってます。
使える技に岩タイプのつた棍棒、草分け、ウッドホーン、甘える、じゃれつく、つるぎのまい、電光石火、はたき落とす、蜻蛉返り、光合成のパターンがあります。ドラゴン対策にじゃれつくは入れておいた方が対応できる幅が広がります。
持ち物はいしずえの面一択です。隠し性能も炎オーガポンと一緒です。
対策としては、ハッサムがいます。特性テクニシャンからのバレットパンチで体力のほとんどを奪うので先制技2発撃ってるだけで良くなります。岩オーガポン側には有効な選択肢がないので交代するかそのままやられるかしかなくなります。
また水ウーラオスやサーフゴーも苦手です。
レギュレーションEに向けて研究した方がいいポケモン
結構強いんじゃないかとか、いろんな型ができて応用力があるんじゃないかとか言われてる追加ポケモンがいくつかいます。
ステルスロック、あくび、吠える、羽休め、真空波、クイックターン、はたき落とす、波乗り、ラスターカノン、冷凍ビームなどの使える技が多く、多彩な型ができるんじゃないかと期待されています。
特性：心眼で打点のない相手がいなくなる。
先制技持ち特殊攻撃アタッカーとなり、それ自体が希少なポケモンになる。
ムーンフォース、大地の力、ブラッドムーン、ハイパーボイス、真空波、あくび、月の光などを使える。
種族値の配分が理想的。
特性：番犬の方が強い？
ビルドアップ、毒毒の牙、毒突き、噛み砕く、ドレインパンチ、ボディプレス、アイアンヘッド、どくどく、はたき落とす、インファイト、10万馬力などを使える。
ダブル向きの性能かと思われてたが、夢特性：耐熱でシングルもイケることが判明している。
シングルでの使用率急上昇中（執筆段階で使用率43位まで上がっている）
シャカシャカ砲、力を吸い取る、熱湯、シャドーボール、イカサマ、瞑想、悪巧み、祟り目などを使える。
元害悪ポケモン。
久しぶりに復活した。
ハサミギロチンを没収されたが、どくどくは使える。
状態異常の効かないサーフゴーなどSVの環境でどれだけやれるか要注目。
地震、どくどく、まもる、身代わり、はたき落とす、蜻蛉返り、つるぎのまい、ステルスロック、ダブルウイングなどを使える。
地味に無視しにくい枠。
特性：勝ちき、特性：不思議な鱗など持っている。
熱湯、波乗り、自己再生、冷凍ビーム、冷や水、身代わり、催眠術などを使える。
持ち物を駆使した変わった型が見つかるかもしれない。
大穴枠。
進化の輝石が有効で、DLC後半で進化系が出ると噂されている。
進化の輝石で硬くはなるが、アタッカー性能が低いのでそれを補う型を見つける必要。
成長、自己再生、身代わり、エナジーボール、流星群、逆鱗、不意打ち、ジャイロボールなどを使える。
最後に
ポケモンのランクマッチ楽しいです。研究色々できるので。
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