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ゼルダの伝説ティアーズオブキングダムは凄かった

こんにちは。
ゼルダの伝説ティアーズオブキングダム(以下、略称ティアキンと呼びます)が発売されて約1ヶ月経ちました。

ティアキンは2017年3月3日に発売されたゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(以下、略称botwと呼びます)の正式な続編です。

botwがあまりに素晴らしすぎるオープンワールドのアクションRPGだったため、世界中でゲーム史上歴代最高傑作と言われ続けており、その続編は前作を超えられるのか?というような状況でした。


結論を言うと杞憂でした。

ゲーム史上歴代最高傑作の続編はやはりゲーム史上歴代最高傑作でした。

6年経ってもゼルダの伝説は凄かった。



創造性がすごい

ティアキンでは主人公リンクが使える能力が変わり、物を組み合わせて創造できるウルトラハンド、頭上の物質を通り抜けられるトーレルーフ、武器に物をくっつけて強化できるスクラビルド、対象物の時間を巻き戻せるモドレコなどbotwから一新された能力を使うことになった。

これがゼルダの伝説を進化させるのに大きく影響を与えていた。

特にウルトラハンドでプレイヤーの創造性が最大限に発揮されるようになっており、道中を塞ぐギミックを予想外の手段でクリアするプレイヤーもたくさん出た。

エアロバイクを作る人も出たし、戦車を作る人も出たし、ロボットを作る人も出たし、対強敵用のレーザー兵器を作る人も出た。その創造性は止まることを知らず、今も新しいものが作られて投稿されていっている。

手軽に扇風機と操縦桿でエアロバイクが作れる

「疲れちゃって動けない」とか言うコログをお仕置きするギミックを作る人も出た。世の中には加虐心が凄まじい人がいるのだなあ…と感心したぐらいだ。

ウルトラハンドで自由なギミックを自分で創意工夫して冒険できるのでティアキンはゲームとしてとても進化した。これからのオープンワールドはクラフトがあって当たり前となるかもしれない。



世界の広さがすごい

botwでは衰退したハイラル王国が舞台だった。
ティアキンでは天空、地上(botwの舞台)、地底となっている。

雄大な天空を旅するゲームだと思っていた(間違いではないのだが)

いきなりボリュームが3倍だ。2倍じゃない、3倍になる。

プレイする前は天空がメインなのかなと思っていた。地底が出てくるだななんて思っていなかった。

実際に蓋を開けてみると、地上と同じ広さで地底が存在する。
しかも真っ暗でほとんど見えない。

ぼんやりとオレンジ色に光るものが目に入るのでそれに向かっていくと「聖なる根」で、そこに触れると周りが明るくなり、やっと地底が探索しやすくなる。マップもその付近がようやく解放される。

聖なる根を解放すると周囲も明るくなる

地底を制覇するためには真っ暗な中をオレンジの光を求めてガンガン向かって灯りを広げなければいけない。

高低差もあるから、真っ直ぐ向かうとたどり着けないような地形もあったりする。

真っ暗で何も見えない中でほんの少しの灯りを頼りにガンガン探索するオープンワールドのゲームなんてやったことがない。

はっきり言うと地底はすごく楽しかった。暗くて不気味で孤独で灯りと自分の判断だけで進んでいかなければいけないゲーム体験だった。没頭感が凄かった。今までこんなゲームはやったことがない。

ティアキンを遊んだ人はあまり地底のことをそんなに熱く語ったりしてないようだが、地底は本当に凄かった。

真っ暗で見えない中を探索するオープンワールドがこんなにドキドキワクワクして楽しいとは思わなかった。
ぜひ地底の孤独な探検を楽しんでほしい。



余計な音がないのがすごい

ティアキンでは環境音しか聞こえない。
敵の集団と遭遇したりボス戦になったりすると戦闘用のBGMが始まるが、普段は環境音しか聞こえない。

歩く音、走る音、岩壁にしがみついて登る音、雨の音、風の音。
リンクの周りの音しか聞こえない。

それがとても心地よい。自分がリンクになってそこにいるような没入感が得られる。
派手なBGMはほとんどない。

探検の大半ではリンクは孤独だ。こんなに静かでいいのかと思うぐらい音楽がない。
だけど、それがとても心地よい。気がついたら環境音しかないゼルダの伝説の世界に癒されていた。

現代社会は音がありすぎてて、ちょっと疲れてたのだろうか?と思うぐらい、環境音しかないティアキンに癒されていた。



正しい攻略方法じゃなくても良いのがすごい

何を言っているのか分からないかもしれないが、これは本当にそうなんだ。

物語の中盤でとある神殿を攻略してる最中、トロッコを使っての階層移動が煩わしくなり、ロッククライミングで神殿の外壁で登れるところを探して強引に登り切ってボス戦へのギミックを解放した。

正規のルートじゃなくても攻略することができる。
自分のスタイルでティアキンを進めることができる。

正しいやり方じゃなくてもティアキンは否定しない。ちゃんと自分らしさを尊重してくれるんだ。
気がついたら自分だけの自分らしいリンクになっていた。



自分がリンクに異世界転生したような感覚がすごい

あまりにも没入感が凄すぎて、プレイ時間は150時間を超えてしまっていた。
やることやりたいことをどんどん消化していった結果、ボリュームが足りないと思うようになってしまったぐらいだ。

普通はゲームでプレイ時間150時間遊べるのはかなりの大作だ。しかし、あっという間に時間が溶けてしまっていた。

ティアキンを遊んでいる時、確かに自分はリンクになってハイラル王国を旅していた。

その旅が終わってしまって寂しい。もっと探検していたい。この世界にいたいと思った。

そこには確かにハイラル王国があった

今ならはっきり言える。自分はリンクに異世界転生していたんだと。
その夢のような時間はプレイ時間150時間ほどで終わってしまった。
もっと遊んでいたかった。探検したかった。



ゼルダの伝説の旅が終わった

150時間の旅が終わって、現世に帰ってきた。
とても楽しかったし、寂しい気持ちがある。
もっとあの世界を探検したかった。もっと遠くまで行きたかったような気持ちがある。

まだ遊んでない人へこう言いたい。

ハイラル王国へ探検の旅に来ないか?

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