「高校総体サッカー 強豪ひしめく静岡を制したのは磐田東 AKIRAからのプレゼントも楽しみ」

静岡県高校総体決勝
藤枝明誠 vs 磐田東 

2022年6月5日 @エコパスタジアム

 静岡の高校総体決勝は、準決勝で名門・藤枝東との藤枝ダービーを制した攻撃の藤枝明誠と、優勝候補の静岡学園相手に対してクリーンシートでPK戦を制した守備の磐田東の戦いとなった。

 試合はキックオフ早々に動く。セカンドボールに反応した磐田東は、18番FW神谷宥河(3年)が10番MF谷野暁希(3年)へつなぐと、ドリブルで持ち込み、右のアウトサイドでシュート。本人も「あんなにうまくいくとは思わなかった」と言うほどの開始40秒で見せた電光石火のゴールで磐田東が先制。早く追いつきたい藤枝明誠は、左サイドを8番MF香川太朗(3年)がドリブルで抜け出してクロスとチャンスを作るが、シュートには結びつかない。一方、磐田東は相手からボールを奪ったら速攻という明確な戦術で、藤枝明誠ゴールを狙う動きを見せ続ける。22分にはFW神谷のポストプレーから、MF7能野日路(3年)がミドルシュート。
追いつきたい藤枝明誠は先制点のショックからか引き気味で、持ち前のパスワークが発揮出来ずにシュートゼロで前半を終了。
 後半に入ると藤枝明誠は20分、左サイドをMF香川がワンツーで抜け出して、ゴール前の13番FW遠野翔一(2年)へ。しかしシュートを空振りして軸足に当てるミス。その後のCKでは5番DF山本蒼太(3年)がニアでそらすと、ファーに11番MF柴田一杏が走り込んだものの届かない。
すると、31分に磐田東は11番FW徳増倭(2年)が勝負を決める2点目を奪い、17年ぶり二度目の静岡県高校総体王者となった。
試合後、先制点をたたき出したMF谷野は「17年前は1勝も出来なかったで、全国でも上の方に行けるように頑張りたい」と全国への思いを語っていた。静岡代表の名前だけでは勝てなくなっている全国で、磐田東らしいサッカーで、まずは初勝利に期待したい。

 個人的にもう一つ気になるのが、サッカー部OBであるEXILEのAKIRA。優勝を記念して彼が全国用の新しいユニフォームを作ったり、EXILEぽいジャージの上下をプレゼントしてくれたらと想像すると楽しい。

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