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「エスパルス逃げていった勝利・・・あと5試合への改善点」

J1リーグ 清水エスパルス vs 湘南ベルマーレ

2022年9月11日 @アイスタスタジアム


入場

 残留争いから抜け出し切れていない清水エスパルス。同様に残留争いをしている湘南ベルマーレと直接対決だけにホームで勝利を目指す。
今シーズ最高の17751人がスタジアムに訪れる中、試合開始直後はベルマーレがチャンスつくる。そこを乗り切ると、前半12分、MF18白崎凌兵のヒールパスから FW9チアゴ・サンタナが反応し、見事に決める。リーグトップとなる今シーズン11ゴール目。追加点の欲しいエスパルスは、前への推進力を見せる。21分には、DF4原輝綺が右サイドからドリブルで持ち上がり左サイドまで入り込んでいく。原の持ち味である気持ちの出ているプレーだった。

後半

 後半に入り4分、守備陣のミスからピンチを招くものの体を張ったプレーで守り抜く。その後も、12分・34分とベルマーレの決定的なシーンではGK21権田修一がスーパーセーブを連発。5分のアディショナルタイムに入り、このまま守り抜けると思われたラストプレー。ベルマーレのボール保持者にチェックに行くのを一瞬迷ったエスパルスのボランチコンビの隙を突かれ、パスに反応したウェリントンに決められて同点で試合終了。
後半エスパルスは、選手交代でリズムを取り戻したかったが、逆に相手に押し込まれて守備陣が耐えるゲーム展開となってしまったのが、勝利をつかみきれなかった原因のひとつだ。

山原

 さらに課題を挙げるとすると、ルーキーイヤーに目覚ましい活躍を見せているDF29山原怜音の攻撃時のプレーエリアが、MF33乾貴士のプレーエリアと重なりあっていることもあり、山原が前ほどの活躍を見せることが出来ていない。もちろん疲労もあるだろうが、リカルド監督の下、二人の関係性を整理すれば相手を圧倒する左サイドを形成出来るはずだ。残り5試合にそのシーンを見せて欲しい。


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