「エスパルスは今回も「キープレーヤーズ」現れず」
J1リーグ
清水エスパルス vs 名古屋グランパス
2022年5月21日 @アイスタスタジアム
リーグ戦ホーム初勝利を目指すエスパルス、相手はかつてエスパルスを指揮した長谷川健太監督率いる名古屋グランパス。
エスパルスは、このゲームも足元へのパスが多く、決定的なチャンスが作れない中、前半21分グランパスに先制される。
後半スタートからボランチのMFホナウドに代わり、18日のルヴァンカップで攻撃の起点となったMF西澤健太を投入。中盤左サイドのMF白崎凌兵がボランチ、西澤は左サイドに入った。これで攻撃のリズムが出たエスパルス。後半2分には、FWチアゴ サンタナのスルーパスに反応したFW鈴木唯人の折り返しに、ボランチのMF宮本航汰がゴール前に飛び込むもののクリアされる。
その後もチャンスを作り続け、後半27分にゴールが生まれる。宮本が右サイドのスペースに出したボールにMFカルリーニョス ジュニオ追いつき、ゴール前にクロス。相手ディフェンダーが3人いたにもかかわらず、動きの緩急でフリーになったチアゴがダイビングヘッド。これでエスパルスが同点に追いつく。
この勢いのまま勝ち越しゴールを狙ったエスパルスだが、アディショナルタイムに途中出場のグランパス相馬勇紀に、グランダーのミドルシュートを決められ、エスパルスは勝ち点も逃す。
ホームでの勝利が遠いエスパルス。平岡監督は試合後に「(途中出場の選手を)私は「キープレーヤーズ」と呼んでいますが、その彼らがパワーアップして、最後に決め切れるようなチームになったら、こういう試合で勝てると思います」と、途中交代で出場する選手に勝利を呼び込むプレーを期待していた。
一方、未だエスパルスサポーターに愛されている健太監督は、勝ち越しゴールが決まった瞬間、満面の笑顔が印象的だった。「キープレーヤーズ」が確実に仕事をした喜びも大きかったに違いない。
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