安倍総理辞任表明について雑感

こんにちは、イナモトです。

安倍晋三内閣総理大臣が8月28日に総理辞任表明して1週間ほど経ちました。

本来であれば喜ぶべき事象なのでしょう。しかし、私個人としては今回の辞任劇をあまりいい方向には捉えられていないことを正直に告白しておきます。

2006~2007年の一年ほどの第一次政権時代、安倍氏は失態を晒し続け支持率をあっという間に暴落させて、2007年の参院議員通常選挙で大敗し、それが原因となって総理辞任に追い込まれました。このときに既に総理不適格は明らかでした。

しかし、自民党はそんな安倍氏を民主党政権下の2012年の党総裁選挙で再び総裁にしてしまいます。この時点で有権者は自民党の政権復帰を阻止しなければならないはずでしたが、後の総選挙で自民党を圧勝させてしまいます。

再び総理になった安倍氏ですが、「アベノミクス」で民主党政権時代に少しずつ持ち直していた経済を再びどん底に叩き落し、民衆の福利厚生そっちのけで民衆の権利を弾圧する特定機密保護法や違憲立法の安保法制、「過労死推進法」である高プロ法などの強行成立や、米軍のポンコツ兵器を高額で購入したり、自身の贔屓の検事をルール無視で検事総長にしようとしたり、他にも沖縄を非情な方法での弾圧を続けたり、コロナウィルスでもろくな防疫政策が取れず、それどころか「アベノマスク」や持続化給付金やGoToTravelで利権バラマキをする始末で、果たして駄目さ無能さを今回も晒しただけでした。

このような安倍政権を7年間も支持率でも選挙結果でも突き放せなかった民衆の側の責任も大きなものであると思います。有権者はその「責任」から逃げるべきでないと思います。

加えて後任総理が有力視されている菅義偉氏ですが、非情に冷酷かつ狡猾な人物で、「安倍氏の悪い部分を更に煮詰めたような」人物です。

岸田文雄氏も石破茂氏も本質的な部分は安倍氏と何ら変わりません。

この点含めて、私は今回の安倍総理の辞任について、あまり肯定的には考えられないのです。寧ろ安倍政権時より悪くなる予感しかしません。

今は何かをする気にはなれません。政権交代が実現し、自民党が下野する時が来たらささやかに祝杯をあげたい、とは思っています。

以上です。少し愚痴っぽくなってしましました。

2020年9月6日 イナモトリュウシ

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