メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ その④
日本では第3波とか、大阪の警戒レベル赤とか連日メディアで報道されてますが、残念ながらメキシコは日本の比ではない位の感染拡大となっています。日本ほど寒くもなく、8-9割の人はマスクをしていますし、GoToキャンペーンなんか存在しない国での感染拡大＝政府の無策と財源の無さが要因とは思いますが、メキシコの国民が気の毒でなりません・・・
それではメキシコの観光関連の現状をお知らせいたします。
① 12月4日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報（新感染症危険情報）を更新
2州が「赤色」，24州が「橙色」。3州が「黄色」。3州が「緑色」となり、12月7日から適用となります。
※この指針は連邦政府による例示であり、最終的な措置は各州政府により地域の状況に応じて決定されます。
・「赤色」（2州）：病床65％以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可
バハカリフォルニア州、サカテカス州
・「橙色」（24州）：病床65％以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可
メキシコ市、メキシコ州、アグアスカリエンテス州、南バハカリフォルニア州、コアウイラ州、チワワ州、ドゥランゴ州、グアナフアト州、
ゲレロ州、イダルゴ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、モレロス州、ナジャリット州、ヌエボレオン州、プエブラ州、ケレタロ州、
キンタナロー州、サンルイス・ポトシ州、シナロア州、ソノラ州、タマウリパス州、タバスコ州、ユカタン州
・「黄色」（３州）：2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など一部例外を除き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可
コリマ州、オアハカ州、トラスカラ州
・「緑色」（３州）：基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし
カンペチェ州、チアパス州、ベラクルス州
② メキシコ保健省が発表した新型コロナウイルス感染症発生状況（12月5日正午現在）
メキシコ全国
（１）累計症例数：1,156,770（前日から+12,127） ⇒ 世界12番目
（２）累計死亡者数：108,863名（前日から+690名） ⇒ 世界4番目
メキシコ市と日本の違い （比較用）
（１）累計症例数：メキシコ市 224,291名（前日から+4,826名）
日本国内 160,870名（前日から+2,497名）
（２）累計死亡者数：メキシコ市 13,911名（前日から+97名）
日本国内 2,229名（前日から+19名）
③ その他
・米国国境における不要不急の移動制限が，１２月２１日まで延長されています
・日本政府の水際対策において、メキシコは継続して対象国となっています。メキシコ在住日本人は帰国後PCR検査＋2週間の自主隔離（公共交通機関利用不可）が必要。メキシコ国籍は通常日本へはビザ不要ですが、現在は
入国不可となっています。メキシコはこの2週間程は感染拡大に拍車がかかっています。
・ANA（成田⇔メキシコシティ直行便）は、12月から週７便、デイリー運行に戻っています
・アエロメヒコ航空は、 成田⇔メキシコシティ直行便は1月末まで運休予定。日本メキシコ商工会議所からも脱退しました。
④ 12月5日現在で一般公開されている遺跡、博物館
太字＝新規の再開
＊人数制限など条件や公開時間の短縮など要確認。「新しい日常」と感染予防措置は大前提です
アグアスカリエンテス州：アグカスカリエンテス地方歴史博物館
カンペチェ州：バランク、ジィビルノカック、エズナ、オクチョブ、オルミゲロ、シュプヒル、チカンナの７遺跡、サン・ホセ要塞の海底博物館
チアパス州：パレンケ、ボナンパク、ヤシュチランの３遺跡
メキシコ市：クイクイルコ、ミスコアックの２遺跡、カランサ邸博物館、エル･カルメン博物館、国立人類学博物館（1日1500人まで）
メキシコ州：テオティワカン遺跡（1日3000人までの入場制限。ピラミッドの登頂不可など条件付）
グアナファト州：プラスエラ、カニャーダ・デ・ビルヘン、ペラルタ、エル・コポロ、アロージョ・セコの５遺跡、グアナファト地方博物館
ミチョアカン州：ティンガンバト遺跡
モレロス州：チャルカツィンゴ遺跡
オアハカ州：モンテ・アルバン遺跡 （近日中にミトラ遺跡も再開予定）
プエブラ州：プエブラ地方博物館
キンタナロー州：コバ、ムジル、サン・ヘルバシオ、トゥルムの4遺跡
ソノラ州：セロ・デ・トゥリンチェラス遺跡、ソノラ地方博物館
ユカタン州：チチェン・イッツァ、ディビルチャルトゥン、イサマル、マヤパン、ウシュマル、シラパックなどの遺跡
⑤ Tabi Tabi TOYO 最新号発刊
Tabi Tabi TOYO （たびたび東洋）は在墨日系旅行代理店・ビヤヘス東洋メヒカーノの出版部門・東洋マーケティングが、在墨・旅行中の皆様にむけてメキシコの魅力を紹介する月刊無料旅行情報誌です。日本国大使館や日墨会館、企業やレストランなど日系各店、ホテルを中心に無料配布しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？