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Perfume好きの私がライブの応募を辞退した理由。

写真について

初めてのライブ、1枚だけ撮った写真はこれでした。

Perfumeとの出会い

実は私、中学生の時からずっとPerfumeが好きです。
初めてPerfumeの3人を見たのは2009年の紅白歌合戦でした。
何となく見ていた紅白歌合戦。その時ふと耳に入ってきた機械的な声とポップなメロディーライン
それに合わせてしなやかに、それでいてとっても楽しそうに踊る三人を見て「なんかすごいな…」って思ったのが最初でした。

その時に歌っていたのがこれでした。

これ以来、どっぷりPerfumeにハマっていく事になります。

初めて買ったPerfumeのCD

初めて買ったシングルは「VOICE」でした。
ワンルーム・ディスコとは変わってアジアンテイストな仕上がりのメロディ。
その中に混ざる彼女たちの機械的な声。
独特な世界観を感じつつも、時代の一歩先を行く音楽というのをちょっとだけ感じていました。
PVでは3人の人の良さが存分に出ている気がします。笑顔も可愛いし、けど踊りは繊細で綺麗。乱れずに、しなやか。

初めて買ったPerfumeのアルバム

初めて買ったアルバムは「」でした。
このアルバムで特に好きなのはThe Best Thingと言う曲です。
1番の歌詞が最後までループするのですが、同じ歌詞を聞いているはずなのに最初とその後では曲の聴こえ方と言うか、曲が変化している感じがしました。
3人ともエフェクトのかかった声で機械的な音に統一されているはずなのに、歌い方の微妙な違いから来る彼女たちの個性というかがちょっと漏れてくる感じが好きです。(伝わらない気がする…)

またI still love UPVが神です。個人的に。3人の透明感と人としての良さというか楽しさが出てます。良いです、これ。

私のライブ参戦履歴票

2014.08.30 Perfume 5th Tour 2014 ぐるんぐるん 真駒内セキスイハイムアリーナ
2016.07.02 Perfume 6th Tour 2016 COSMIC EXPLORER 北海きたえーる
2016.07.03 Perfume 6th Tour 2016 COSMIC EXPLORER 北海きたえーる
2016.10.23 Perfume 6th Tour 2016 COSMIC EXPLORER 京セラドーム大阪
2016.11.12 Perfume 6th Tour 2016 COSMIC EXPLORER 福岡ヤフオク!ドーム
2017.09.13 PerfumeFes!!2017 Perfume×星野源 大阪城ホール
2018.02.15 P.T.A.発足10周年!! と5周年!!"Perfumeとあなた"ホールトゥワー 夜公演 幕張メッセ
2018.11.03 Perfume 7th Tour 2018 Future Pop 真駒内セキスイハイムアリーナ初日
2019.03.06 Perfume 7th Tour 2018 Future Pop 大阪城ホール追加公演
2019.03.07 Perfume 7th Tour 2018 Future Pop 大阪城ホール振替公演

その後もCD・グッズの購入、FC加入、ライブ参戦、3人が出るテレビは全て録画したりなど、Perfumeに関することについては他を差し置いてでも最優先で取り組んでまいりました。

空白の"P Cubed"

ライブ参戦履歴を見て「あれ…?」って思った方もいらっしゃると思います。
2020年に開催されたはずの”P Cubed"の参戦履歴が無いぞ、と。
その通りです。自分は参戦できませんでした

本来であれば2月15日の愛知県ナゴヤドーム公演に参戦予定で、チケットも当選していました。
ただこの年の2月、例の新型感染症も大流行した時期でもありましたが…
私個人的な出来事で言うと「転勤」という抗えないイベントが同時に発生しておりました。
その際引っ越し先にチケットがうまく転送されず、チケットは北海道に上陸したのに転送にてこずり手元に届く前に東京に送り返されてしまった、という事件もあり、更にそもそも会社での事務引継の都合で休暇申請すら却下されてしまい参戦することができませんでした…

待ちわびたライブの告知

そして待ちに待った今回のP.T.A限定ライブの案内。
タイトルも「polygon wave」という、如何にも「私たち、更に進化してきました!」感が溢れるタイトル。
ライブへの参戦も1年のブランクが空いてしまいました。
彼女たちの歌を、生で聴きたい、観たい…

結論はタイトルに書いてある通りですが、参戦しないことにしました
以下にその理由を書き留めておこうと思います。

2月26日の皆さんへ

一つに、2020年2月26日のライブへ参戦できなかった方々への想いがあります。
2020年2月26日に予定されていた"P Cubed"東京千秋楽は、新型感染症の流行に伴い、開演数時間前に急遽中止という悲しい事態となってしまいました。
そして、今回のライブに参戦するかしないか迷いつつもTwitterを見ていた時に
今回の限定ライブのチケットは、2月26日に参戦できなかった人へ届いてほしい。
というツイートが何件もありました。

なんて優しい方々なのだろうかと思いました。Perfumeのファンの方々は本当に視野が広く、物事を色んな角度から考えられる優しい方が多いような気がします。
自分も行きたいけど、自分よりも先に見てほしい人がいる。
そういうツイートを見ていて、徐々に自分自身の気持ちが変化していったのが理由です。

声の変化

つぎに自分自身のPerfumeに対する気持ちの変化があります。
今、3人に対する自分の思いとしては、「Perfume、化けすぎ…」って言うのがあります。
彼女たちの活動を紅白歌合戦で知ってから、かれこれ11年、3人の活動を見てきました。
勿論11年もあれば彼女たちがどんどん新しい世界へ挑戦する為に変化していくのも当然です。その一つにエフェクトのかかり方があると個人的には考えています。
11年前はエフェクトも強めにかかっており、機械音というイメージが強い音でした。
それが最近ではエフェクトも弱めに、どちらかと言うと彼女たち自身の声を活かした音に変化してきています。
これによって最近の曲では彼女たちの大人っぽさも出てきていますし、とっても聴きやすい。
ただ自分は、11年前のエフェクトが強めにかかった、どちらかと言うとパンチのある曲の方が好みではありました。

別に最近の曲が嫌いなわけではありません。
Time Warp」なんかは「レトロフューチャー」をテーマに自分の好きな曲調でドンピシャにハマったりしているので、なかなか侮れない…
まるでちょっと前までのPerfumeに戻ったのかな?と個人的には感じながら聴いていました。

映像技術はすごいけれど…

最近では映像技術に力も入れており、映像業界では有名なライゾマティクスと手を組み「未来感・最先端」の映像技術と彼女たちの繊細でしなやかな踊りを組み合わせた、新しい演出への挑戦をどんどんしています。
ライゾマ×Perfumeの演出はどれもこれも素晴らしいのですが、自分からしてみると、一つの演出に対して情報量が多過ぎてどこを見ていたらいいのかわからず、何か凄いんだろうけど凄すぎてついていけない事態になることが多くて
結果感想が「すごかった…」で終わってしまうことが多くなってきました。
もっと彼女たちの踊り(なんなら踊りだけでもいい)をちゃんと観たかったし、歌と一緒に自分もその場の雰囲気と一緒に盛り上がりたかった。
演出もしっかり観たかったけど、掛け合わさった時の情報量が(もうめっちゃ凄すぎるという意味で)半端なくて追いつけなくなってきていました。

声を出せないライブ

最後に。
今回のライブの注意事項にこんな記載があります。

飛沫感染防止のため、大きな声での歌唱やご声援等はお控えいたただくようお願いいたします。

これを見た時、「自分は声を出さずにライブを思いっきり楽しめるのだろうか…」と考えてしまいました。
新型感染症は飛沫感染もありうるので、ライブに来ているファンの皆さんも、スタッフの皆さんも、そしてPerfumeの三人も、何事もなく無事に公演を終えることができるのが一番なのは良くわかります。
自分だってそうだし、みんなだって、あんな感染症にかかりたくないですよね。
ただPerfumeのライブの醍醐味の一つとして「コールアンドレスポンス」があると自分は思っています。
ある曲では「先まで!」と気持ちを込めて叫び、またある曲では「ディスコ!」と腹の底から叫ぶことで、高揚感と共に一体感も味わうことができると思います。
今回のライブではそれを自粛しないといけません。
でも生で観ていると楽しくなるし、声も出したくなっちゃうと思います。
でも声は出せない。自分にとっては我慢のライブになってしまうんじゃないかなと思ってしまいました。

最近の活動状況

そんな色んな理由もあり、最近ではPerfumeに対する活動自体がほぼ作業的になってきており
本来の
好きだから買う」「気になるから番組を観る」から
最近では
発売されたから買う」「出演しているみたいだから観る」へと徐々作業的な気持ちにシフトしつつある状況でした。

心の底から楽しめない

彼女たちは挑戦し続けています。
おそらく今回のライブも今まで見た事のない新しい技術も投入されるだろうし、声を出さずともみんなが楽しめる考え抜かれた演出も沢山あると思います。
沢山の人たちが一生懸命準備してくれた一つのライブを、自分みたいなやつが生半可な気持ちで観に行ったところで、チームPerfumeの皆さんに失礼なんじゃないかなと考えるようになりました。
こんな状態で当選して観に行ったとしても、心の底から楽しめるとは思えなくて、ついていけるとも思えなくて、今回は応募しないことにしました。

今回の判断に至ったのは自分自身の気持ちの変化が要因なので、チームPerfumeのやっていること、目指していることが悪いわけではありません。
それだけはご理解いただけると嬉しいです。

最後に

今後、これからもPerfumeを聴き続けるのかと聞かれたら聴き続けると思います。
ただそれは「ファンとして本当に好き」だから聴くのかと聞かれたら微妙な所です。
自分の気持ちが本当についていかないのです。
何となく好きだから聴く」だけで「自分はPerfumeのファンです!」とこれからも名乗り続けて良いのか、悩みでもあります。

Perfumeは今までもこれからも好きですし、「あなたの好きなアーティストは?」と聞かれたら真っ先に「Perfume」が出てくるし、これからの挑戦も応援したいし、ライブも観に行きたい。
ただ今じゃないかなと思っています。
まずは新型感染症が収まって、声を思いっきり出して盛り上がることができて、周りの人たちとも一体感を味わえるライブ観戦ができるようになったら。
もう一つは自分の心がまたついていけるようになったら、行こうと思います。

今回このような事をUPすべきかちょっと悩みましたが、まあこういう人もいるんだなって遠くから細目でシラーっと眺めていただければなと思います。
また思いっきりPerfumeにのめりこめる日が来ると思うので、その時はファンの気持ち盛り沢山な記事を書きたいなと思います。

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