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すべての始まり、ダウ理論

こんにちは!
yusukeです!

とてもとても大事なことを投稿しておりませんでした💦
本来であれば一番最初に触れるべき内容ですが、ある程度知識がある方が理解しやすいのかな?とも思うので、ここで詳しく解説したいと思います✨
このダウ理論とは、テクニカル分析を行って取引をしている方はみんな知っておくべき内容です。なぜなら、このダウ理論こそが、テクニカル分析の大元になる法則になるからです。あまり理解できていないなという方は、この際にきっちり理解していきましょう!
少し長くなるかもしれないので、じっくり読んでみてください。
それでは、参りましょう!

ダウ理論~6つの基本法則~

(1)平均はすべての事象を織り込む
(2)トレンドには3種類ある
(3)主要トレンドは3段階からなる
(4)平均は相互に確認されなければならない
(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない
(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

上記に記載したものが、ダウ理論の基本法則になります。
これだけではよくわからないと思うので、一つ一つ解説していきたいと思います。

(1)平均はすべての事象を織り込む

これに関しては、平均という言葉がややこしくしている感じがあります。言い方をわかりやすく変えると、すべての事象はチャートの動きに織り込まれているということです。経済指標や要人発言による価格の動きも結局はチャートに反映されているので、チャートを分析さえしてしまえば説明がつきますよ。というような意味合いです。
おそらくこれを読んでいる方々はファンダメンタルズ分析というよりもテクニカル分析でバンバンエントリーをしていきたいというような方が多いと思います。はっきり申し上げると、指標発表や要人発言などの局面を避ければ基本的にテクニカル分析を行えばチャートの説明はつきます。僕の考えとしては、「平均はすべての事象をおりこむ」ということに関しては、正だと思っていますが、世の中にはチャートの動きが不規則だという研究結果も出ています。この論争に関しては尽きることがないので、テクニカルがだいぶできるようになったら、ファンダメンタルズ分析を学ぶのもいいかもしれません。事実、テクニカルが効かない場面もあるので、ファンダメンタルズ分析も勉強して損はないかなと思います。

(2)トレンドには3種類ある


これに関しては、トレンドの種類の説明ですね。
価格変動が1年~数年間継続する「主要トレンド」
3週~3カ月間継続する「二次トレンド」
3週間未満の「小トレンド」
上記のようにトレンドには3種類あるのですが、これに関して大切なのは各々のトレンドの名前ではありません。これが主要トレンドだというレベルの話ではなく、マルチタイムに把握することが必要だということを示しています。「主要トレンド」の中に「二次トレンド」が存在し、「二次トレンド」の中に「小トレンド」が存在します。それぞれ別のものではなくて、マトリョーシカにようになっています。
仮に主要トレンドが上昇トレンドでも、その上昇トレンドの中には下降トレンドの二次トレンドが存在するし、上昇トレンドの小トレンドが存在するということです。概念的な話なので、大まかに理解していただければ問題ありません。しかし、トレンドの中にもトレンドが存在するということは理解する必要がありますね。

(3)主要トレンドは3段階からなる

ダウ理論において、主要トレンドは3つの段階が存在します。

先行期
追従期
利食い期

の3段階です。
先行期には、機関投資家などの大口のトレーダーが、トレンドを作る準備を始めます。つまり、この機関投資家や、大口のトレーダーが結果的にトレンドを作っているということになります。
そして、追従期には先行期の動きを見て、一般のトレーダーが多くその方向にエントリーを開始します。つまり、機関投資家などがトレンドを生み、我々一般トレーダーがそのトレンドを育てるわけです。そしてある程度伸びたところで、機関投資家や大口トレーダーが決済を始めます。それを利食い期と呼びます。
このようにトレンドには段階が存在し、今がその段階なのかを理解することで効率的にエントリーと決済を行うことができるようになるわけです。
今がどの段階なのかを判断できるようになるためには、経験が必要になりますがそれができるようになれば大きく失敗することはないのではないかなと思います。
僕自身特に意識しているポイントなので、希望があれば判断するポイントを記事に出したいと思います。無料ではなかなか出せないので有料になってしまうかもしれんませんが<(_ _)>

(4)平均は相互に確認されなければならない

これに関しては、「相関」と呼ばれるもののことですね。複数通貨で相関が確認できれば、その通りにトレンドが発生するということです。例えば、一つの通貨でトレンドが確認できても、その対となる通貨でトレンドが確認できなければ怪しいと思ってほしいということです。この対になる通貨に関しては、詳しく述べると長くなるので省きますが、ググれば出てくるのでぜひ調べてみてください。それ以外にもインジケータの相関に関しても言えます。一つのインジケータがトレンドや転換のシグナルを示していても、ほかのインジケータがそれを示唆していなければ、期待は低いということです。なので、分析を行う際は一つの情報だけではなく、様々な情報を基に相関が確認できれば、それだけ可能性が高くなるということですね。
これに関しては、分析を行う上で最低限確認すべき内容なので、確認したことない方は必ず意識するようにしましょう。

(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない

これは、出来高が伴わないトレンドは、持続する可能性が低いといいうことを表しています。出来高というのは、所謂取引量のことです。基本的にトレンドが発生する際は、取引量が増加するのですが、一時的な上昇や下落では取引量が増加しないということが起こります。しかし、為替相場に関しては取引所が無数に存在するので、出来高を確認する必要がないというか、確認することがかなり難しいです。インジケータを表示させても、使用している取引所の取引量しか把握できないので、FXに関してはそこまで意識する必要はないのかなと感じます。

(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

これはとてもとても重要です。意味はそのままで、明確な転換シグナルが発生するまでトレンドは持続するということです。つまり、トレンドは基本的に続くものだと判断することができますね。そして、この明確なシグナルとは、トレンドが破綻することを示します。具体的に説明すると、上昇トレンドであれば前回高値の突破に失敗した場合、前回安値よりも価格が下回った場合です。下降トレンドであれば、前回安値に突破に失敗した場合、前回高値よりも価格が上昇した場合です。言葉ではわかりにくいと思うので、文章を読みながらチャートを見てください。前回高値や安値にラインを引くとわかりやすいのかなと思います。

上の画像を見てほしいのですが、青で背景をつけている個所は下降トレンドですが、しっかりと前回高値と前回安値を下方向に更新しながら進んでいます。しかし最後の方では、安値の切り下げに成功したものの、前回高値を上に抜いてしまいました。これでトレンドの破綻とします。ここからは下降トレンドではなくレンジを刻んで、次に行く方向を模索するということになるでしょう。
このように、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで持続するという法則はかなり有効です。ダウ理論の中でも最も重要なものになりますので、日々の勉強の中でしっかり意識してくださいね✨

だいぶ長くなってしまいましたが、それだけ重要なので僕の考えも踏まえて解説させていただきました!
また明日から先出頑張りますね✨
それではこの辺で!

yusuke




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