診察台の上の動物の悟りの境地
動物病院には定期的に診察や処置に来る動物がいます。
そのような動物たちの中には、いつも同じ処置をされるので自分が何をされるか分かっている動物がいると思います。
たとえば、慢性腎不全などで定期的に皮下点滴に来る猫ちゃんのなかには、毎回同じことをされるので診察台の上にいても落ち着いた様子で、微動だにせずにじっとしている子がいます。
明らかに自分が何をされるか、しっかりと理解しているよね。
と、本当に思います。
飼い主さんも、『注射をされると楽になるのがわかっているみたい』とおっしゃる方もいます。
定期的に通院しているみんながすべてそのように落ち着いているわけではないのですが、そのように大人しい子がいるとこちらとしても助かります。
そして動物病院に来るのを嫌がったり、処置や治療で鳴いてしまうのを見るときのように心が痛みません。
その病院に慣れた動物たちも、最初は不安だったと思いますが何度も同じことを経験するうちに、自分が何をされるか理解したから落ち着いていられるのでしょう。
でも、いつもは皮下点滴だけしている猫ちゃんに、たまに定期的な血液検査や爪切りなどをしようとすると
『にゃにー!聞いてないんですけど!』
みたいな顔をされます。(笑)
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