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会計の心理

今回はお金の話です。

動物病院は、病気の治療や予防を行う対価として診察料を頂きます。

これは動物病院の運営においてとても重要なことです。

ボランティア団体などとは違い、一般の動物病院では飼い主さんから診察料を頂かないと経営をしていくことが出来ません。

診療費というものは、その病気の種類や治療内容によって高額になることもあります。

お金の問題は、誰にとってもすごく大事な事です。

その中で私が心掛けていることが、

出来るだけ正確な予定金額を伝えること』です。


いつもの診察では、ある程度の料金設定が決まっています。そのため、ある程度予測してその金額をお伝えすることが出来ます。

しかし、問題となるのが手術や入院です。

なるべくスムーズに治したいと、いつも心掛けているのですが、すんなりと上手くいくことばかりではありません。

相手が生命である以上、絶対ということはありません。

治療や入院が長引けば、その分多く費用がかかります。

場合によっては、再手術をしなければいけないこともあります。

高額な治療費(うちは安い方ですけど)というものも飼い主さんにとって困りますが、もっと困ることはいくらかかるが分からないことだと思います。

なので私は、最初の説明の時に、これ以上はかからないだろうなという少し高めの金額を伝えます。

そして、退院の時に最初に伝えた金額よりも少し安いと、飼い主さん心理的にも不満が少なくなります。

これが、最初にお伝えした金額よりも高いとやはり不満に感じますよね。

私でも不満に思うことでしょう。


だから私は、獣医師ですが経理の人のように、薬用量の計算だけでなく、金額の計算でもよく電卓打ってます(笑)


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