見出し画像

[性別・年齢別]日本の登山人口

💡中川貴雄様の画像を使わせていただきます。

ありがとうございます。

本日は「[性別・年齢別]登山人口」をテーマに書いていきます。

先日、日本の登山人口をテーマに記事を書いた。

2011年:800万人
2019年:新型コロナウイルス流行の影響で600万人に減少。
2020年:460万人まで減少。
(ハイキングを除く)

今日はその内訳を書いていきたい。

具体的には性別ごとに分けた登山人口・年齢別の登山人口について書く。

まずは性別ごとに分けた登山人口について。

総務省統計局によると、

15歳以上のハイキングを含めた登山人口は全体で972万人。
そのうち494万人が男性、478万人が女性とのこと。
男性の方が女性より0.8ポイント高い割合となっている。

とはいうものの、互いの差は約10万人。

そこまで大きい差はない。

売る側の視点から見ると、男性用の登山用品と同じくらい、女性用の登山用品にも需要があると考えられる。

ただしウェアに限った話で言えば、男性だからカッコイイウェアが絶対に売れるわけでもないし、女性だから可愛らしいウェアが絶対に売れるわけではない。

年齢層によっても趣向は分かれる。

一般的に言われるイメージとしては、ジュニア世代は派手なウェアが多く、年齢を重ねるにつれて濃紺色が多くなるということ。

または、同じ赤系統の色でも、ピンク色は可愛らしく見えるし、ラベンダーのような色は大人っぽさを感じる。

どの年齢の人に届けたいのかによっても提案するべきウェアの色は異なる。

売る側からすると本当に難しい。

年齢別の登山人口は以下の通りである。

[男性]
60代:約13%(60〜64歳:13.2%、65〜69歳:12.7%)
・50代:約10%
・30代:約9%
・20代:約8%
・70代:約7%
・40代:約5%

[女性]
60代:約13%
・50代:約10%
・30代:約10%
・40代:約9.5%
・20代:約9%
・70代:約5%

本記事は60代以上に関してのみ触れる。

男女共通して言えるのは、60代の登山者が最も多いこと。

定年退職して新たな趣味として登山を始める人が多いのかもしれない。

とはいえ、昨今は継続雇用制度によって希望者全員を65歳まで雇用しなければならないという制度ができた。

その影響で60代でもバリバリ働いている人もいるし、継続雇用制度が65歳から70歳に引き上げられると言われている。

これは個人的な将来の予想だが、これからは70歳でも活発な人が増え、70代の登山人口が増えると思っている。

その理由は2つある。

1つめは70代の人が今以上にもっと肉体が活発になると思うから。

20年前の20代の人は、今の20代の人よりなぜか老けて見える。映像の画質によるものかもしれないが。

その逆で、20年後の70歳は、今の70歳の人よりもっと活発に元気になるのではないか。

「人生100年時代」と言われるようになって運動をする人が増えてきている印象がある中で、70代でも元気に登山できる人が増えるのではないかという見立てだ。

もちろん今の70代の人でバリバリ山登りをしている人もいるだろう。

あくまで割合が増えるのではないかということだ。

2つ目の理由は、それに関連した話として「高齢者」の定義も変わるかもしれない。

今は65歳以上が高齢者となっているが、今後70歳以上からが「高齢者」となるかもしれない。

それが75歳、80歳と段々と上がっていくと見ている。

そうなれば70代前半でも「高齢者」ではなくなる。

つまり高齢者の年齢の定義が上がれば上がるほど、様々なアクティビティに対するハードルも感じにくくなり、結果的に70代の登山人口が増えるのではないかと考えている。

あとは自分自身が感じる「年齢による衰え」が、どの程度大きいかによる。

「衰えたな」と思う気持ちが強いほど、登山に対するハードルは高くなる。

高齢者の定義の年齢が引き上がっても、その精神的ハードルが高いままなら登山人口は引き上がらない。

上昇か、下降か。

どっちにも転ぶ可能性はある。

50代より若い世代の登山人口に関する分析は、後日記事にしようと思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?