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EU規格

💡セサミン様の画像を使わせていただきます。

ありがとうございます。

本日は「EU規格」をテーマに書いていきます。

先日、接客をしている際、トレッキングウェア(山登り専用ウェア)のサイズを聞かれたことがあった。

「これってサイズいくつ?」

商品を見たところ、物は女性用ボトムスで、数字を見ると「40」とだけ書いてあった。

LからLLの範囲だと思い、「LからLLの範囲でございます」と返答した。

正確に分からないなら調べろよと過去の自分に言いたい。

そこは改善しなきゃいけない。

そもそも販売員なのにも関わらずEU規格を理解していないのが問題だった。

ということで、今日はインチ数について書いていく。

答えから先に言うと、先ほどの「40」は日本のLサイズに該当する。

女性用ボトムスの場合の大きさは以下の通りである。

[女性用ボトムス]
日本  欧米規格  EU規格    ウエスト
XS   XS           32〜34   58cm
S        XS           34〜36   61cm
M      S       36〜38   64cm
L    M    38〜40   67cm

日本のSMLサイズ表記を基準に考えてみる。

まず欧米規格と比較すると、最初のXSは共通しているのに、日本のSサイズからズレが生じている。

つまり日本のSサイズは欧米規格ではXSサイズとなり、日本のMサイズは欧米規格のSサイズに該当する。

「外国製品は日本の一つ上のサイズ」と言われるのは、このためである。

僕が迷ってしまった数字のみの表記は、EU規格であり、「40」というのは日本のLサイズに対応する。

EU圏内で作られた製品は数字表記しかされていない場合がある。

お客さんにサイズを聞かれたボトムスも、ブランドは忘れてしまったが、ヨーロッパのブランドであったということだ。

ちなみに欧米規格とEU規格があるのは、1993年のEU発足によるものである。

つまりEU発足前はヨーロッパ各国の規格はバラバラで、欧米規格が多かったと考えられる。

しかしEU規格が誕生し、それまでの欧米規格も残した影響で、ややこしくなっているのかもしれない。

ヨーロッパで販売されているアメリカからの輸入品はもれなく欧米規格になっていることが多いようだし、

その一方でEU圏内で作られたEU製のものは基本的にEU規格である。

僕がドイツのH&Mに行った時は、EU規格と欧米規格のどちらも表記されていたので、一概には言えないのかもしれない。




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