カターレ富山vs松本山雅FC ぷちレビュー【2022 J3 第32節】
はじめに
どーもこんばんは。山雅サポのすぴっちです。
第32節vsカターレ富山のマッチレビューになります(*ワンシーンだけに絞った、”ぷち”ver)。
試合結果:3-4, 負け
取り上げるシーン:3失点目
この試合を見て、気になる点は色々出てきた。
・なぜ前半あんなにも押し込まれ続けたのか
・なぜ押し込み始めた中で4失点目をしてしまったのか
個人的に、一番不思議で一番心を折られたのが「3失点目」。富山自陣のスローインから、あれよあれよと失点したシーン。今回は「3失点目」のみ取り扱う。
なぜ最終ライン前で数的同数の状況を作られた?
ハイライトだと、1:18〜。
自陣深くまで侵入され、ペナルティエリア脇でクロスを挙げられた。
この悪い状態からでも失点を防げるのことは理想。しかし、3失点目の問題の本質はここでは無いと思う。
スローインからの流れを3枚の図にした。
このように「最終ライン手前で 3vs3の数的同数になってしまった」ことが3失点目の問題の本質だと思う。この状態になったら、リスクを避けて圧力をかけるのは難しい。引きながら(味方が戻る)時間を稼ぐのが第一かと。
なぜ、シーン③の状態になってしまっただろうか。
遅れた1歩が命取りに
まず、富山の動きが素晴らしかった。#14→#30とボールを繋げながら、味方を信じて走り込んだ#13。#13が前向きにボールを持つと同時に、山雅ゴールにダッシュをかけた #30,#27。良い動きだったと思う。
山雅としては、#14フリック→#30落とし…とボールを繋がれる中で、多少なりともボールウォッチャーとなったせいか、誰も#13についていけなかった。あとは、0-2の状況。2点ビハインドの状況もあり、「守備に戻る」よりも「カウンターに備える」の意識があり、判断に迷いが生まれた・・・・・・かもしれない。
結果的に、富山のゴールに向かう動き出しよりも、山雅の守備に戻る動き出しが遅れ、この状況になってしまったかと。「サッカーは一瞬の動きの違いが簡単に失点に繋がってしまう」ということを改めて思い知った失点だった。
おわりに
悔しい、非常に悔しい敗戦。まだ昇格の可能性は消えてはいないし、「残り6試合で勝点5」の時よりも悪くない状況だと思います。しかし、ここでの4失点&敗戦は・・・本当に心を抉られました。
残り2試合。2勝して尚且つ他力本願が必要。藤枝とウチが勝てず、鹿児島が逆転することだってあり得ます。
ただし、間違いなく昇格に手が届きそうな状況にいます。あれだけ昨年負けてJ2最下位で降格した山雅が、他の降格チームが昇格争いに絡めない中で、こんな"エンターテイメント"な状況にいます。
「踊る阿呆にみる阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃソンソン。」
こんな、恐怖と歓喜が激しく揺れ動く”楽しい”状況。諦めたら勿体無い。この状況の当事者になれたことを存分に楽しもうと気持ちを切り替え、残り2試合も精一杯応援します。(*ひとまず、ホーム最終戦・相模原戦は家族参戦の準備を整えました)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた。