the dadadadys

 tetoが改名してthe dadadadysになった。これだけの事実なのにTwitterでは大論争が起きていた。個人的には見た直後に小池が守りたかったtetoはあの2人が脱退した時点でなかったんだなって思わされた。実際にテトシンキで回っていたツアーも小池がやりたかった超爆音ゴリゴリのtetoではなくてアコースティックカバーをしてみたり様々な小池の挑戦が見られた。

 でもあえて言わせてほしいのは自分は懐古厨だし、目新しいものが好きなわけでもないから、the dadadadysよりもtetoが好きだし、クロマニョンズよりブルーハーツが好きだし、銀杏よりもgoing steadyが好き。平成末期に急激に現れて衝動を全員に表現して一部の人間を熱狂に巻き込んで、あの日比谷音楽堂で雨の中tetoを完成させたバンドがいたこと、絶対に忘れない。令和に出した「愛と例話」ではいい意味で小池が変わってて今までにないアンニュイさだったりとか、ポップさだったりとかがある作品で。でもtetoのファン層が求めていたのは「とめられない」でも「メアリー、無理しないで」よりも「イラッシャイマセマンタンデスカイラッシャイマセマンタンデスカ」ではじまる「高層ビルと人工衛星」とか「pain pain pain」だったり、ライブハウスに来る楽しさを教えてくれた「光るまち」だったんだろうなあと。

 でも唯一の救いは小池が音楽を続けてくれてさらにインタビューでなんで改名したかを教えてくれたこと。でも残念なのは、tetoが過去になってもう復活しえないということ。新しいバンドを始めたわけでもなくてteto自体が改名してしまったという事実は重くこれからもtetoファンには重くのしかかると思う。でも、小池が音を鳴らし続ける限り小池を見に行くよそして、2のyuccoも期待を超えて活躍してくれるのを待ってます。これからの活躍に期待だけど一抹のさみしさはあるよなあ。

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