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スリ・ユクテスワの霊界通信報告1~体の物質化現象

’あるヨギの自叙伝’ パラマハンサ・ヨガナンダ (著) の中に、スリ・ユクテスワによる幽界から語られた霊界通信があります。霊界の様子が詳しく述べられていますので、まとめてみようと思います。

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スリ・ユクテスワは、’1936.3.9 9時’に死去したが、’1936.6.19 15時’に復活
し、ヨガナンダの元に物質化して訪れた。

(以下は、復活後二時間ほどの中で行われた霊界通信です)

●スリ・ユクテスワの身体

これは血の通った肉体だ。わたしの目にはエーテルのように希薄に見えるが、お前の目には紛れもない肉体に見えるだろう。わたしは、宇宙原子から全く新しいからだをつくったのだ。わたしはほんとうに復活したのだ。ただし、地球にではなく、幽界の星にだ。そこの住人たちは、地球の人々よりも、はるかによくわたしの高い水準に順応することができる。

(ヨガナンダ)私は、タコのようにしっかりと先生にしがみついていた。私には、ほのかななつかしい先生特有の快い体臭が感じられた。先生は、半分は言葉で、半分は精神感応によって、その意思を伝えられた。こうして私は、先生が伝えられる思想を非常な速さで理解することができたのである。

私のこの新しいからだは、前の古いからだと全く同じに出来ている。わたしはこのからだを、いつでも自由に、しかも地上に居たときよりもずっと頻繁に、物質化したり解体したりしている。からだを急速に解体することによって、わたしは今では、一つの星から他の星へ、あるいは、幽界から観念界や物質界へ、光という特急であっという間に旅行することができる。(スリ・ユクテスワは地上生活中も、遠方から物質化してヨガナンダの前に現れたことのある記述がある

ここでは、スリ・ユクテスワは、自ら物質化して現れたようですが、かつて行われていた交霊会では、霊媒のエクトプラズムを使用して物質化して現れる霊がいたそうです。

交霊会(こうれいかい、仏: Séance)または降霊会とは、霊媒者を介して、あるいはひとつのテーブルを取り囲むことで死者とのコミュニケーションをはかるセッション(会合)のこと。1840年代にアメリカで出現し、50年代になるとヨーロッパのブルジョワサロンを熱狂させていた。フランスの心霊術研究家アラン・カルデックはその著作『霊の書 (Le livre des Esprits)』(1857年)においてこのセッションに Séance という名を与え、そこに哲学的意味を見て取った。今日では、ブラジルに多くの支持者がいるという。
交霊会 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年3月16日 (火) 12:11

エクトプラズム(ectoplasm)とは、シャルル・ロベール・リシェ(1913年にノーベル生理学・医学賞を受賞する)が1893年にギリシア語のecto(外の)とplasm(物質)を組み合わせてつくりだした造語[1]。この造語は心霊主義で用いられるようになり、霊能者などが「霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの」を指して用いられる。
エクトプラズム 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最終更新 2019年4月15日 (月) 23:56

スリ・ユクテスワの物質化の様子は、上記のような記述しか手掛かりがありませんが、ケイティー・キングという物質化した女性の霊については詳細に記録がありますので紹介します。

《フローレンス・クック(1856―1904)は、幼い頃から霊視などの能力を発揮していたが、15歳の時交霊会に参加し、テーブルのみならず自らの体が浮揚するという体験をして、霊媒の道を歩むようになった。その後自動書記現象が現われ、霊現象を統御しているケイティー・キングという女性の霊が現われた。ケイティーは、18世紀にジャマイカ総督になった海賊ヘンリー・オーウェン・モーガンの娘アニーだと自己紹介したという。そして1872年から、ケイティー・キングは「物質化現象」を起こし始め、1年ほど後には全身物質化を果たすようになった。これは、トランス状態に入った霊媒クックを小さなキャビネット(暗室)の中の椅子に縛りつけておくと、蝋のように真っ白な女性の全身像が出現し、参加者と微笑みながら会話をする、というものであった。時にはいくつもの霊の顔や体が出現することもあった。》
ジャック・ウェバーによるエクトプラズム
(ハリー・エドワーズ『ジャック・ウェバーの霊現象』世界心霊宝典第四巻、梅原伸太郎監修、近藤千雄訳、国書刊行会、より)

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物質化して現れたケイティー・キング

実験中の様子について、タリウムを発見したイギリスの科学者・物理学者のウィリアム・クルックス博士は次のように報告しています。
「ある晩、私はケーティ・キングの脈拍を測定しました。ケーティ霊の脈は1分間に75回打っていましたが、その後すぐにクック嬢の脈を測ってみると普段通り90回でした。自分の耳をケーティ霊の胸に当てると、規則的な心臓の鼓動が聞こえました。それは交霊会終了後に検査したクック嬢の心臓より、もっとしっかりと音をたてていました。またケーティ霊の肺は、クック嬢の肺より健全であることも分かりました。そのときクック嬢は、咳がひどくて治療中だったのです。」

物質化現象に関しては、下記サイトページで詳しく紹介されています。

下記のyoutubeでは、マニトバ大学のハミルトン教授の収集したエクトプラズム写真を紹介しています。

つづく~

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