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生まれ変わりの話 生まれてきたくなかった魂はいるのか

生まれる前の記憶を持っている子供がよく自分で親を選んだという話をします。それが本当だとすると、私たちはみな自分たちで親を選んだのでしょうか?だとしたら、親子関係や生まれた環境で苦労する人が多いのはなぜなのでしょうか?

一見良い人に見える毒親の場合は、見た目では性格までよく分からなかったということもあるかもしれません。また、毒親だと知っていてもその親との関係から学ぶことがあるとか、その家庭に産まれることで出会える誰かと親しい魂であったなどの理由が考えられます。

では、虐待する親や紛争地帯や極度の貧困地域で早くに亡くなってしまう子供たちも自分たちで親を選んだのでしょうか?早くに亡くならなくても一生苦しい状態になることが簡単に予想できるような地域や親というのも存在します。
こういった例で前世や生まれる前の記憶を持っている子供への聞き取り調査が行われたケースを知らないので、私の想像になりますが私の考えを書きます。
明らかに子育てには不向きな性格の人や、子供が健やかに成長できる環境にいない人でも、自由意志によって子供を作る事ができます。そうすると、そこに魂が入る必要があるので、誰も行きたくないけれどボランティアで自分がその役割を引き受けるという魂もいれば、誰も立候補しないので上位の存在が魂を指名して仕方なく順番で行かざるを得ないという場合もあると思うのです。
実際に、「生まれてきたくなかったけれど自分の番が来て仕方なく生まれてきた」という話もいくつか聞いた事があります。その記憶が本当なのか確かめようがありませんが、そういうケースがあってもおかしくはありません。
不本意ながら仕方なく生まれてきた場合で本当に悲惨な人生だった場合は、次の人生は希望に合った環境を選べるとか、長期間天国でゆっくりできるなどの配慮があるかもしれません。

困難が多くてもそこから学ぶことが多かったり、最終的に幸せになれる人生の場合は、自分で選んだか、自分で設定した課題に合った親や環境を守護霊たちが選んだ可能性が高いと思います。

話は少し変わりますが、生まれ変わりに関する本を何冊も読んで思ったことは、自分の子孫に生まれ変わる魂が結構多いということです。なので、また同じ一族に産まれたければ子供を持つというのも有効かもしれません。
また、動物が人間に生まれ変わる場合は、ペットであったなど人間との関わりが強い魂が人間になるようです。タイの話で、前世が野生のヘビで人間に退治されたのですが、その様子を詳しく覚えていて退治した人に話して前世を証明した人がいました。ここからはうろ覚えなのですが、その人はヘビを見ると退治しているのだそうです。理由は、ヘビでいるのはとても辛いからそうしてやるのがヘビのためだという事だったと思います。動物愛護や種の保存という観点からは野生動物はそのままの状態でいるのが1番良いだろうと思いますが、確かに野生での生活は辛いですよね。遠い未来は、今は野生の動物の中にいる魂も人間に生まれ変わるか、人間とは別の外見や能力を持った高度な存在に進化するのかもしれません。地球から美しい動物たちの姿がなくなったら寂しいですが、今の状態が最高というわけではないんですよね。もちろん動物虐待や乱獲や環境破壊はやってはいけないことです。しかし全く殺生をせずに生きることは非常に難しいです。なので食べ物を食べる時や家に入ってきた虫を仕方なく退治するときは、それらの魂が今度はもっと幸せになれるように祈っています。

動物から人間には生まれ変わらないという意見もありますが、私はあると思っています。生物は絶滅したり進化して新たに誕生する種もいます。恐竜が絶滅したから恐竜の魂がもう二度と三次元に生まれてこないなんていうことはありえません。当時いた別の動物の身体に入り、また絶滅と進化とともに色々な種類の生き物に入っています。現在の人間の魂がホモサピエンス専用の魂だとしたら、人口の増減に合わせて新しく魂が生まれて人口が減ったら三次元にはもう生まれてこないことになってしまいます。ホモサピエンス以前はネアンデルタール人などの身体に入っていた魂が多く、宇宙人だった魂もいますが少数派です。そして現在の人類がいずれ絶滅したら、新しい種類の進化系人類の身体に入るか、似たような文明レベルの宇宙人の身体に入ると考える方が自然です。蛇から人間はかなり飛躍していますが、犬や猫は人間の幼児と同じくらいの知能や感情があるので充分あり得ます。

もし生まれてきたくなかったのに強制されたという記憶があっても落ち込まないでください。私たちは何十回何百回と生まれ変わっているので、嫌々生まれてくる経験も誰もがしていると思うのです。強運に見える人はこれまでの人生で苦労したのかもしれません。生まれ変わりのときにも引き寄せの法則は働くので、来世で実現したいことに向けて努力することもできます。今世での成功や幸せを諦めるというわけではなく、超長期的な視点を持つということです。そして、未来のために世の中を良くしようという意識を持つ事が重要です。未来というのはすなわち私たちの別の人生なのですから。

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