完璧主義 原因は親にあった?兄弟 姉妹 友人 学校の先生 競争社会の時代背景も要因
日本人に多い完璧主義者
完璧主義人間が出来るまで
昭和の時代背景が競争社会(名前をいってはいけないあの人たちが作った)の中で日本人は生きてきました。
人と比べて、人をジャッジ、自分をジャッジ(批判)します。
幼い頃から私たち日本人は、親から兄弟、姉妹と比べられ、長男は「お兄ちゃんだから我慢しろ」といわれ、次男は「弟だから、お兄ちゃんの洋服のおふる、おもちゃのおふるをもらいます。
次男の心の中は、本当は、「お古じゃなくて、新しい服がいい。このおもちゃは、もう時代遅れで、今はこのおもちゃなんだ」といえず、洋服もおもちゃもおにいちゃんのおふるで我慢します。
子供達兄弟の中で、親は成績のよかった長男を褒めます。次男は、親から「学校でなにかあったのか?」と聞かれたら 信号を渡るお祖母ちゃんの手を引いてあげたことを話して、親に褒めてもらいたかったけど聞いてもらえません。まるで、透明人間になったようです。
一方、成績のよかった長男は、もっと成績のよいクラスのA君と比べられ、いつのまにか「成績が1番になればほめられ、2番だったら親は褒めてくれない」と長男は自分の潜在意識に刻みます。
その為、長男は必死に1番を取り続けます。つねに価値がある人間でい続けようとします。
学校 クラスメート 先生 複雑化していく人間関係
次男は、学校に入れば、もっと自分を取り巻く人間関係が増え、そこでも自分の良いところは、見てもらえず(手先が器用、絵が上手い、音楽の才能があるなど)
学校の主要5科目(算数、国語など)成績のよい=出来る子
成績が悪い=ダメな子
というレッテルを貼られます(学校の教科書、教育方針すべて、名前をいってはいけないあの人達の洗脳システム)
体育の授業でも子供たちは、競争させられ、友人関係も全体の中で、ちょっと人と違えばいじめの対象になりうることがわかり、各自がいじめられない為に自分の個性をださず、クラスメートの顔色をみて、みんながしている事をします。
その結果「自分が何がしたいか?何がいいたいか?」がわからなくなります。
社会にでれば、仕事が出来て当たり前、ちょっとでもミスしたら怒られ、完璧にできても褒められません。そんな昭和の時代背景が完璧主義者を沢山作り出しました。
価値のない人間は生まれることが出来ない
78パーセントしか出来ない人間
完璧主義者は、努力を惜しみません「努力をやめたら終わりだ」「無価値な自分になってしまう」「頑張り続けないといけない」「だって、私は、僕は、価値のある人間だから‥」
あなたは、完璧に出来なくても生まれつき愛される価値のある人です。価値のない人は、この地球に生まれてくることは出来ません。
そもそも人間は、新しいことをする時は、最高で78%しかできないようになっています。(ユングの法則)
なので、完璧主義の方は、78%しかできないのではなく、78%もできたのです。自分へのダメ出しをやめ、出来なかった事にフォーカスするのではなくて、出来た事にフォーカスしましょう。
周りはそこまで見ていないし、望んでいない
78%できたら、まずは、こんなにも出来たと自分をほめましょう。
スケート選手の羽生さんのように仕事自体が点数をつけられるような仕事だった場合は、初プログラムが78%できたら、出来なかった22%をまた、100%ととらえて、78%を達成する。
また、その出来なかった22%を100%ととらえ、また78%出来るようになる。と最終的に絶え間ない努力を続けて、100%を目指しています。
職人さんとかもそうかもしれません。一気に100%出来るわけではありません。何度も78%を繰り返し、100%に向かっていく。
医療関係者とかもそうですよね。でもほとんどの人はそこまでを求められる事はあまりないと思います。
もしかしたらあなたの提出するレポートがあなたが90%をねらって必死に書いたものを上司に渡したらご苦労様とポンと机の上におかれるかもしれません。
それよりも80%出来た時点で1時間、早く上司に渡したら「○○さん早かったねーいやー助かるよ」となる可能性も大きいのです。
「えっ!!」と今思ったあなた完璧主義かもしれません(笑)
完璧主義をやめると決める
仕事が早くなり、ストレスが軽減する
完璧主義でいると自分に厳しく、水準以上の事をしようと努力を惜しまないので気力、体力ともにヘトヘトになります。
「自分にたいして厳しい」と人に対しても厳しくなります。私たちの脳がそういう働きをするからです。
完璧主義をやめる為には、まず「自分が完璧主義であるか?」知る必要があります。
周りの人に聞いてみましょう。気がついたら完璧主義を手放すと決めましょう。
完璧主義をやめれば、物事が俄然、早く進みます。
細かいことまでこだわっていた所をやめ、大体出来た所で次に進むわけですから常にクオリティを求めていたあなたにとってできる事はお茶の子サイサイの事が多いのです。
仕事の流れが見えてくるので、心に余裕がうまれる
完璧主義を手放すとあれだけ進まなかった仕事がすすむので、ストレスも減り、その結果、自分の機嫌はよくなり、人にも完璧を求めなくなるので、人にイライラする事も減ります。
そして、今、急務でやるべきことが見えてきます。
細部にこだわるのをやめたら全体を見ることが出来るようになります。
完璧主義者の大体は、そうでない人にとってかなりの完成度であることが多いのです。
「よくできてるね」と褒められる事もあるかもしれません。
自分としては、全力投球したものでは、ないので、褒められてもいまいちピンとこないかもしれません。
でもほめている方にすれば「すごいなぁ」と思ってほめている事が多いのです。なので、そこは、素直に喜んで下さい。
自分自身もいつのまにか簡単に出来るようになっている自分をほめてあげましょう。
最後まで読んで頂き有難うございます。あなたがもっと自由にのびのびと生きていけますように
愛をこめて
福森 まこ
(この文章は、2020年9月10日に書いたものです。Wordpressからnoteへお引越ししました)
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