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スピリチュアルに洗脳されやすい人と詐欺被害の防ぎ方

この記事は、理系大卒でありながら、神道、仏教、キリスト教、新興宗教に触れてきたり、霊能者、超能力者の先生に数多く出会ってきた筆者が、スピリチュアルによる洗脳と、詐欺被害の防ぎ方を解説致します。

なお、ここに書く内容は、必ずしも世の中で普遍的に言われている内容とは限りません。私個人の実体験からくるオリジナルな見解が色濃く反映されていますので、その点を予めご了承いただければと思います。

スピリチュアル界で『洗脳と救いは紙一重』

もし、あなたが日常生活の苦悩・煩いから救いを求めて、スピリチュアル的な指導者や宗教に出会い、そこで新しい教えや気づきで自分の世界観が大きく変えられたと仮定しましょう。

そのとき、金銭的な被害や実生活への弊害がなく、霊的に正しい方向に進化して神仏の道に目覚めるのであれば、それは洗脳ではなく、今までの悩みが解決するための救いの道である可能性があります。

しかし、そこで50万円もする壺を買うように勧められたり、事実に反することを信じさせられたり、その宗教が家庭や実生活の絆を次々と破壊したりする、となれば、それは洗脳に該当するといえます。

このように、洗脳と救いは紙一重、ということを私はお伝えしたいのです。

スピリチュアルの洗脳被害とは?

洗脳とは本来、「相手の望まない方向に思想・信条を無理やり変化させて、意のままに操ること」と定義づけられます。

しかし、世間一般で言われる「洗脳」とはネガティブな場合に用いられるのが普通なので、ここでは洗脳の定義を「誘導されて大金の被害にあう」「事実に反することや嘘を信じ込まされる」「不必要なまでに宗教の手足にさせられる」とネガティブな結果を招くことに限定することにします。

一般に言われている「スピリチュアルに洗脳されやすい人」の傾向は、果たして的を射ているのか?

世の中のウェブサイトの中には、たくさんの被害者から相談を受けた人、または学者、セラピストなど、社会的にある程度信頼性のある先生方が「スピリチュアルで洗脳されやすい人」の傾向を示していますので、たくさんある中のいくつかをピックアップしてみました。※掲載されているそのものではなくある程度意訳しています。

■ 何か1つのことをとことん追求する人

■ 「波動」「宇宙」「神様」などという言葉をよく使う

■ 一人でいるのがいやな人

■ 一般常識から極端に離れたことを言う

■ 引き寄せの法則とかを信じている

■ 困っている人をほおっておけない

私はこの傾向を見て、少し残念に思いました。

それはまるで、「スピリチュアルに近づくことは危険でやめなさい」「スピリチュアルに近づくと洗脳されるから、一切スピリチュアルには関わらないほうが良いです」と、誤ったメッセージを世の中に与えているように受け取られてもおかしくない、と思えるからです。

そういう風には直接的に主張していませんが、ニュアンスからして暗に明示しているに等しいといえるでしょう。

「車は年間30万件の事故、2000人以上の死亡者を出している、だから車を使うのをやめるべきだ」は正しいのか?

車は年間30万件の事故、2000人以上の死亡者を出している、と言われています。それでは、その事故の件数や死亡者の統計を見ることで、車自体を使わない社会が望ましいのでしょうか?

いいえ、車を使うほうが生活で助かり、人によってはなくてはならない存在だから人は車を使うのです。

この車の事故リスクと似たようなことが、有識者による「洗脳されやすい人」の分析にもいえるように思います。

スピリチュアルでリスクに会う人がいるいっぽう、スピリチュアルで救われる人が世の中にはたくさんいます。いいえ、救われる人のほうが自然です。というのも、縄文の時代から日本人は自然界の神やスピリチュアルとともにあったからです。

というか、日本人の多くの人の心にはスピリチュアル的な要素が根底にあるので、善良な社会が成立するのです。

もし、「お天道様が見ているから・・・」→「お天道様なんか見ていない!ただの物体だろう!?」という意識の人が増えれば、泥棒だって増えるでしょう。

このように、社会的にスピリチュアルの恩恵は暗にたくさん享受されているのに、「洗脳されやすい」という言葉でバッサリ「近づくな」というニュアンスを作ってしまえば、本来救われるかもしれない人が救われないリスクを広げてしまう可能性があるのです。

私は、様々な宗教を見てきて、実際に問題とされうる「洗脳されやすい人の本質的な部分」は、すこし離れているところにあるように思います。くわしくはのちに書かせていただきます。

多くの人は、西洋文明が根底にあるこの社会やメディアでは既にスピリチュアル系の否定で洗脳されている

私は、この上記の傾向を示された先生方が、このように主張する理由は理解できなくもありません。西洋文明が根底にあるこの社会全体が、ある意味洗脳されているので、非常に多くの人がすでにスピリチュアルについて洗脳されている、ということです。

スピリチュアルの洗脳は、あやしい教祖や宗教から来るとは限りません。この西洋文明を基盤としている社会からの洗脳もある、ということです。

私自身、実際にたくさんの本物の霊能者、超能力者の先生と出会い、病院で治せない病気を治していただいたり、医者が匙を投げた症状を民間療法で治したこともあります。

これを受け入れられない人は「西洋医学が絶対的に正しく、それ以外はあやしい」とする一種の社会による洗脳の弊害の可能性があります。

現実は何か?実際はどうなのか?に答えがあります。

キリスト教の影響で、イエス様と弟子以外の不思議現象を嫌う、ましてや他宗教の奇跡など認めないという概念が西洋社会の根底にある

西洋文明はキリスト教社会になって、1500年以上も経過しています。その間ずっと西洋文明はキリスト教社会を形成してきました。

キリスト教は、新約聖書の中でイエス様のサイキックな奇跡をさんざん描写しています。そして、キリスト教の信者の多く(※全員ではない)はその奇跡を信じています。イエス様の奇跡、奇跡、奇跡・・・聖書にはたくさん書かれています。

しかし、教会はイエス様とその弟子以外の不思議な力・不思議現象を『徹底して認めたくない』という歴史的な姿勢がその根底にありました。

カトリックの奇跡だって、世界中で膨大に報告されているのに、認められたのはルルドなどごく一部に過ぎません。これは、教会ができるだけ不思議現象を認めたくない、ということが根底にあります。

中世の魔女狩り、ガリレオの宗教裁判など、スピリチュアル、不思議なことなど、既存の世界観を覆す人を断罪してきたのです。

要は、教会にとってイエス様が1番であって、イエス様以外で不思議な力を示す宗教や指導者、そしてスピリチュアルな考えは、イエス様の権威をおびやかすので、神からのものではない怪しい人たちだ、絶対に認めるわけにはゆかない、ということです。

そうは明言しなくても、ニュアンス的にそんな雰囲気です。

キリスト教社会の根底にこのような考えがあるので、医学、心理学、物理学など様々なアカデミズムの分野にキリスト教による「スピリチュアルの否定」の影響が多大にあるのは容易に想像がつくと思います。(※現代の西洋社会はだいぶ変わってきました)

そのため、この社会のアカデミズムが、霊能・超能力・宇宙・UFO、波動・神様(イエス様以外)という言葉を極端に嫌ってきました。

もともと日本では、西洋文明が入ってくるまでは、山や川、井戸などに神様が宿っていて、今よりは超自然的なことやスピリチュアル的なことを信じている人が多かったといいます。

教育でも、しっかりと神道や神様のことを教えていました。また、昔は今より霊能者による加持祈祷は多かったといいます。当時の日本人であれば、今より「神仏」や「引き寄せの法則」などを素直に受け入れられたでしょう。

戦前はあった義務の宗教教育が、戦後には禁止された。これだけでスピリチュアルの世界に対して日本人に大きな変化があることがわかります。

それでは、先ほどの項目を、改めてひとつひとつチェックしてみましょう

■ 何か1つのことをとことん追求する人

世の中は何か一つのことを追及することがある人のほうが多いのではないでしょうか?「 私は追求するのものがありません」という方のほうが少数のように思います。
宗教に洗脳されている人=>何かひとつのことを追及する」は成立しても、「何かひとつのことを追及する=>宗教に洗脳されている人」は必ずしも成立しないと思います。

数学的な「必要条件」と「十分条件」の違いですね。

「波動」「宇宙」「神様」などという言葉をよく使う
■ 引き寄せの法則とかを信じている

波動、宇宙、神様という言葉を使うのは、スピリチュアル系に関心がある人に多いというだけに過ぎません。スピリチュアルが好きな人は、何かを信じやすい傾向にあるのは確かですが、「洗脳されやすい」という表現は語弊があります。

また、『スピリチュアルに関心をもつこと自体、洗脳されている』とする人がいるとすれば、逆にいえばその人自体が社会から既に「スピリチュアルなんてウソだよ」と洗脳されて・真実を知っていない状態、といえます。

社会的に「超一流」と言われている人のほうが、かえってこういう「波動」「宇宙」「神様」に目覚めており、こういうキーワードを使う人たちが洗脳されやすい、という表現は少し表現的に問題があるように思います。

「洗脳されやすい」ではなく「何かを信じやすい」という表現のほうが正しいです。洗脳されやすい本質的な特徴はまた後で解説します。

参考までに、社会的に「一流」と言われている人達が、実際はスピリチュアルに目覚めている場合が多い話のリンクを貼っておきますね。※他者さまのブログです。

■ 一般常識から極端に離れたことを言う

アインシュタインやガリレオなど、かつての人類の歴史的な天才たちは、すべて洗脳されやすい人なのでしょうか? むしろ洗脳を見破るような頭があったと思います。

洗脳とは「意のままに操って本人の意思と違うことをさせる」ですから、歴史的な天才たちが洗脳されやすい、とは思えません。

これだと、天才がすべて洗脳されやすい人になってしまいます。

おそらく、洗脳されている人が、一般常識から極端に離れたことを言う傾向にある、と分析されたのでしょう。

しかし、必要条件と十分条件の混同であり、その逆は成立しません。一般常識から極端に離れたことを言う場合、その人に天賦の才能があるから、という場合があります。

■ 一人でいるのがいやな人
■ 困っている人をほおっておけない

これも、次のとおり。

「洗脳されている人=>一人でいるのがいやな人」は成立しても、「一人でいるのがいやな人=>洗脳されている人」は必ずしも成立しません。

困っている人も同じです。

相談を受け付ける専門家の人は、スピリチュアルに詳しくないので、原因を誤ってしまうことがある。

「報告が多いからそれが問題だ」と間違えてしまっている現状。

スピリチュアルの洗脳について、専門家を分析する上で、アフィリエイト広告(報酬型のインターネット広告)の例を出してみましょう。これは、ユーザーのHPに企業の広告を貼ることで、収入を得られるというシステムです。

ここに、アフィリエイト広告をよく知らない消費者保護の相談員がいるとします。ネットの世界ではアフィリエイトは有名なのに、リアルの世界で「アフィリエイト」を知らない人が非常に多いということを私は知って驚いています・・・。

さて、その相談員のもとに、「アフィリエイトで被害を受けた」という相談が毎日のように数多く受けたとしたら・・・その相談員にとって「アフィリエイトは詐欺」という世界が構築されます。「あの人も、この人も、アフィリエイトで詐欺被害に・・・」と。

そこで、その相談員は「詐欺に合いやすい人は・・・アフィリエイトをする人」「アフィリエイトは詐欺なのでやめましょう」と言い始めます。

しかし、それは正しいアドバイスでしょうか?

これはアフィリエイトに詳しくない人が相談を受けるから誤解が成立するのです。

それでは、アフィリエイトの現実とは何でしょうか?

アフィリエイトはインターネット広告で、大企業が参入し、AMAZONアソシエイトから楽天アフィリエイト、YAHOOショッピングなど、大企業でアフィリエイトを導入していない企業のほうが少ないレベルが現実です。くわしい数字まではわかりませんが、日本で3~5万社の企業はアフィリエイトを導入した経験があるのではないでしょうか?(A8だけで累計24000社)

アフィリエイト広告を一般ユーザーとして利用する人口は100万人以上を超えて、よく知る人からすれば「アフィリエイトの詐欺」はほんの一部の人間に過ぎないことは常識なのです。

このように、情報格差によって「何が真実なのか?」という見え方が違ってくるのです。

スピリチュアルで洗脳されやすい人① ズバリ「スピリチュアル系の情報弱者」

それでは、いままで様々な宗教を見てきた体験をふまえて私個人の分析を書かせていただきます。スピリチュアル系で洗脳されやすい人というのは、スピリチュアル系の「情報弱者」と私は思っています。

なぜかというと、以前にも書いた通り、スピ系や宗教の情報弱者だからこそ、ウソを見抜けずに客観的に判断できずに信じてしまうのです。ウソを見抜くには正しい情報収集力と、スピリチュアル的に霊的に天界と正しいつながりを持つことが挙げられます。

宗教に見る、洗脳されやすい人の傾向

宗教の信者の方で洗脳されている、と思うことはよくありました。
それは、教団のいうことを100%とまではいわないまでも、100%に近い形で「真実」として受け取ってしまうことによります。

真実であることを「真実」として受け取るなら私は洗脳とは思いません。しかし、真実に反することを「真実」として受け取る場合は洗脳になります。

よくあるのが、「この宗教でないと神様は助けてくれない」

「この宗教は1番助けてくれる」はセーフです。しかし、「人類にとってこの宗教でないと神様は助けてくれない・・・」というのは洗脳に近いといっていいでしょう。

ここで洗脳を防ぐひとつの方法は、情報弱者にならず、宗教の基本的な正しい知識を持っていることです。「この宗教でないと神様は救わない」というのは、様々な宗教を見ていれば、「そんなことあるの?」と思います。

スピリチュアルで洗脳されやすい人② スピリチュアルの奇跡や不思議を信じない人

これは、ミイラ取りがミイラになるパターンです。霊能・超能力から引き寄せの法則など、この手のものを一切否定する人が、ある日、本物の霊能者や、奇跡を起こせる宗教に出会って実際に奇跡をまざまざと見せつけられたとき、その人の世界観が180度変わります。

「なんだ、こんな世界が本当にあったなんて!!今までずっとウソだと思っていた」

信じなかった分だけ、その人や宗教にハマるでしょう。すると、今度はその人や宗教のいうことを徹底的に信じるようになります。新興宗教にハマる人のなかにはこういう方が少なくないように思います。

別に新興宗教にハマること自体が問題ではありません。問題なのは、そこでその人や宗教がその人にとって全てになってしまい、スピリチュアル的に情報弱者だった場合はその分だけ、今までの反動でその人や宗教のいうことを『100%』近く受け入れてしまうことなのです

対策としては、自分で判断できるまでに「スピリチュアルや・各有名宗教の基本的な知識」を身に着けることが良いと思います。世の中に、奇跡を起こせる宗教がたくさんあることを、知識だけでなく、体感するとより正しいことを理解できるようになるでしょう。

不安をあおるのには要注意

不安をあおって、「このグッズを買わないと~になってしまう」とか「入信しないと〇〇」とか、不安や恐怖を根拠に大金やら入信やらの交換条件を提示してくるのは、一歩ひいて注意しましょう。

相談料、グッズ購入の料金は相場を調べる

相談料の支払いやグッズ等の何かを購入する場合、相場を調べると良いでしょう。たとえば相談料は相場通りなのか? 波動水が相場ではいくらなのか? をしっかり調べて判断するようにしましょう。 

ちなみに、波動水をすべて詐欺とアドバイスする人がいますが、それはスピリチュアルの経験値不足の人です。世の中にはしっかり意味のある波動水は存在します。私はいろいろな波動水を試したことがありますが、本物はしっかり体の波長を良くする力があります。

とにかく、言われるままに、何も調べもせずに10万円を超える高額な料金を支払うのは、できる限り即決しないほうが良いと思います。

一つの宗教の世界しか知らないとその宗教だけが万能のように見えてきます。

私はキリスト教の知識があったので、宗教的な指導者がキリストの言葉でないのに「キリストは~と言っていた」と述べる機会に遭遇することはいままでよくありました。知識があれば、洗脳されないで済むいい例です。

私自身、学生時代まではキリスト教のみが奇跡を起こせる宗教だと思っていました。それ以外の宗教は奇跡と無縁。だからキリスト教が唯一の本当の宗教という世界観でいました。

しかし、社会人に入ってから様々な宗教が奇跡を起こせること、そして本物の霊能・超能力者が実在して、実際に奇跡を起こせる場面に出会い、キリスト教だけが奇跡を起こせるわけではないことを知りました。

一つの世界にとどまらず、いろいろな世界を知ることで、はじめてその宗教の本質を知ることができることがある、と思います。

私としては、スピリチュアルや神仏の存在を知らなければ、今世だけでなく来世を含めて正しい道を歩む上で弊害だと思います。世界的にみれば宗教を信じない人のほうが異例です。

そのため、この世とあの世で正しい道を歩むために、正しい信仰心を抱くとともに、騙されないように御霊を磨くことが大切のように思っています。

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