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ボクはやっぱり無印M1を選ぶ

先日のApple Eventで、M1 Ultraチップが登場し、M1シリーズがだいたい出そろった。残るはMac Proだけとなったが、たぶん、M1 Ultraを複数つなげてくるだろう。チップの名称はUltimateになると勝手に予想している。

これを踏まえると、M1シリーズのラインアップはこうなる。

無印            8コアCPU7コアGPU〜
Pro     8コアCPU14コアGPU〜
Max           10コアCPU24コアGPU〜
Ultra          20コアCPU48コアGPU〜
Ultimate    40コアCPU64コアGPU〜 ※予想

こうして見ると、上位チップになるほど、CPUとGPUのコア数が盛られているのが分かる。M1シリーズの違いは、コア数の違い、とりわけGPU性能の違いだと言える。

Macユーザーは、自分が求めるグラフィック性能に応じて、この5つのチップの中から選べば良いわけだ。他社のパソコンはもちろん、Intel Macと比べても、非常に分かりやすいチップラインアップになった。

こうして並べると、無印が最下位、Maxが中位、最上位がUltimateで、 Maxがスタンダードのように見えるが、スタンダードチップはあくまで無印であることは、多少注意を要する。ここで言うスタンダードとは、チップアーキテクチャのベースであり、最も売れるチップであるというほどの意味だ。それでいくと、5つのチップの中で最も重要なチップは、無印ということになるからだ。

ここからは我田引水になるが、ボクがM1シリーズから選ぶとすれば、断然無印を選ぶ。なぜなら、ボクの使い方では、性能的に無印で十分だからだ。

当然、コストの問題もある。無印は8万円弱で手に入るが、Pro以上を手に入れるには、24万円弱以上出さないとダメだ。必要もないグラフィック性能のために、ムダな出費をする気になれない。

あまり話題にされないが、消費電力という問題もある。同じタスクを実行した場合、無印が最も消費が少ない(らしい)。チップの電力消費量を比較したデータは見当らないが、チップ搭載端末の電力消費に関するデータを並べると、次のようになる。

MacBook Air(無印)   USB-C電源アダプタ  30W
MacBook Pro16インチ(Pro、Max) USB-C電源アダプタ  140W
Mac mini(無印)の最大消費電力  150W
Mac Studio(Max、Ultra)の最大消費電力  370W

ディスプレイやポート数などが異なるので、単純比較はできないが、チップが大きくなるほど、電力消費も大きくなるという、傾向はつかめると思う。

最後に、これは個人的な嗜好の問題だが、Pro、Max、Ultraという、子どもっぽいと言うか、ケレン味あふれる名称がキライというのもある。