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Mac miniを買って半年経った感想(スゴく満足していることを言うだけの話)

Mac miniを手に入れて半年ほど経ったので、現時点の感想などについて、記しておく。

結論から言えば、満足している。トラブルはもちろん、動作がおかしいと感じることもなかった。ボクの使い方では、スペックに不満は一切ない。常に快適に使えている。

Mac miniにして良かったと、今でもつくづく思うのは、やはり、バッテリーを気にしないで使えることだ。

バッテリーを充電するという行為自体は、手間としてはたいしたことはないが、一定の作法を守りながら、バッテリーを管理することは、毎日のことなので、けっこうストレスを感じるものなのだ。どんなに気をつけて使っても、数年後には必ず劣化する、そんな代物を内蔵している時点で、若干萎える自分がいる。

バッテリーを気にしないということは、時間を気にしないということでもある。長時間使い続けるのは、健康に悪いという別の問題はあるが、バッテリーに使用時間を左右されるのは、愉快なことではない。

電源と同じくらい良かったと思うのは、最初から有線LANポートがあることだ。有線接続は、デスク周りをスッキリさせたい勢力には不評かもしれないが、高速通信の安定性、安全性を確保する上では、重要な要素になる。ポートは最大1Gbpsだが、わが家のインターネット回線も1Gbpsが上限なので、ちょうど良い。

バッテリー&有線つながりで言えば、キーボード&マウスを有線ケーブル接続している。Mac miniは、初期化すると、無線接続できないクソ仕様なので、仕方なく有線にしたという経緯はあるが、今となっては、有線にして良かったと思っている。やはり、バッテリーを充電する手間から解放されたからだ。

あと、自分好みに応じて外部ディスプレイを選べる(選ばなければならない)というのもある。ディスプレイを選ぶ物差しには、価格、サイズ、デザイン、解像度、輝度、I/Oなどいろいろある。ボクは27インチ4Kのディスプレイを選んだが、おおむね満足している。このディスプレイを選んだおかげで、非光沢ディスプレイの良さを知ることができた。もう光沢ディスプレイには戻れない。

地味に良かったのは、常時ファンが回っている(常時かすかに風が出ている)ようが、動作音がまったく聞こえないことだ。ボクが重い作業をしないからということもあるだろうが、ファンなしモデルとなんら変わらるところがない。夏場になっても、これなら大丈夫だろう、という安心感がある。

デスクトップPCなので、基本的に持ち運べない。実際に使い続けてみると、この「持ち運べない」のが、逆に良いと感じている。なぜなら、ボクは多くの時間を書斎で過ごしているからである。

移動中やカフェなど、どこでも使えるラップトップは確かに便利だが、それだけに「常に持ち運びたい(持ち運ばければならない)」という、強迫観念みたいなものがつきまとう。要するに、必要もないのに、むやみに持ち運んでしまうわけだ。ラップトップを持ち運ぶなら、ハブや外部ストレージなんかも持ち運んだ方が良いとなりがちで、ムダな荷物がどんどん増えていく。

あと、最近のラップトップはある程度タフにつくられているとは言え、精密機械をやたらと持ち運ぶのは、やはり故障のリスクを高める。当然、耐水機能もない。さらに、手持ちで使うのはキビシイし、物理キーボードがあるので、意外と場所をとる。どこでも使えると言っても、実際に使える場所は、けっこう限られるのだ。

この点、Mac miniなら、使うのは書斎だけ、出先ではiPhone(たまにiPad)を使う、という使い分けができる。常に持ち運べて、どこでも使うなら、やはりiPhoneが最強だ。少なくともボクの場合、たいていの作業はiPhoneで事足りる。

ボク的には、パソコンを持ち運んでないと不安だというのは、特殊な使い方をしているか、たんにそう思い込んでいるだけか、どちらかだと思っている(パソコンしか持っていないケースは除く)。

ボクは今、iPhone13 miniをメインデバイス運用しているが、こういう遊びができるのも、Mac miniあればこそ、みたいなところがある。なんだかんだ言っても、結局、真のメインデバイスはMac miniなのだ。

これは蛇足だが、「mini」という名前も気に入っている。M1搭載デバイスとしては、とりたてて小さくもないが、「mini」という文言があるだけで、それなりの性能を持っているのにもかかわらず、なにかと気負わず使えるからである。