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Apple整備済商品について思ったこと

ここ1年ぐらいAppleの整備済製品(Apple認定中古品コーナーのようなもの)をちょこちょこチェックしているのだが、「なんで、いつも型遅れのiPadばっかり出品されているのだろう」とずっと気になっていた。

最初のころは、「たまたま中古のiPadがダブついているのかな」ぐらいにしか思っていなかったが、他の製品は、時間の経過とともに、それなりに入れ替わっている(ように見える)のに、iPadだけは常に居座っている(ように見える)のを目の当たりにすると、「これはなにか意図が働いているな」と考えるようになった。もちろん、ボクの勝手な推測に過ぎないが、とにかくそう考えたのである。

では、その意図とはなんなのか。まず考えたのが、慢性的な供給不足状態にある現行iPadを求めるユーザーに対する受け皿だ。最新iPadの入手には時間を要するが、中古ならすぐ手に入れられるよ、と仕向けているというわけだ。

次に考えたのが、中古相場の安定(操作)ということだ。フリマサイトなんかでは、型落ちのiPadがとんでもない高額で出品されていたりするが、Apple公式の整備済製品が存在することによって、この手のボッタクリに対して、一定の抑止効果が期待できるからかも、ということだった。

一方で、その逆の効果、値崩れを抑制する効果もあるように思われる。たとえば、4~5年落ちのiPadでも、そこそこな価格で出ている。このような古いiPadをフリマで見ると、けっこう強気な価格で出品されていたりする。この点、「整備済商品が8万ぐらいだから、7万ぐらいで出品しても、売れんじゃね」的な行動パターンがあるに違いない。

良くも悪くも、整備済商品の価格は、市場の中古品相場を左右していると思われる。あくまで勝手な推測だが、Appleがこれを意図してやっている可能性は、かなり濃厚だと思っている。