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- 21世紀の裸の王様 -

 これは最もシンプルな 

自分の”あり方”の話です。

昔むかし...

とある国に住む、

見栄っ張りな王様は、

突如、街にやってきた

「自分にふさわしい仕事をしている人と、

頭がとても良い人にだけしか見えない

世界一の最高級の綺麗な布を作ることができる」

という布織り職人二人組(詐欺師)の話を聞き、

自分が、その世界一の最高級の服を着れば、

もっともっと今より国中で

目立てるようになるだけでなく、

今、周りにいる大臣たちを、

この布が見える頭が良くて、

今の国政の仕事が

向いている人だけにすれば、

更に国家が栄えると考えた王様は、

彼らに大金を払い、

その世界一の布で

次のパレードで着る

立派な服を作るよう

指示しました。

「しかし、本当にコイツら

そんな凄い布を作る能力が

あるのか...」

「もし、

布織り職人の言っていることが

すべて嘘だったら。。」

- 21世紀の裸の王様 -

そう心配になった王様は、

布織り職人たちが

服をどのように

作っているのか

大臣たちに

見に行かせたのですが、

当然、そんな自分に相応しい

仕事に就いている人、

頭の良い人にしか

見えない布なんてものは

この世に存在しないので、

布織り職人たちは、

何かをせっせと

作っているんですが、

布は実際に誰にも 

見えないわけです。

ただ、

「私には見えませんでした」

と王様に報告した日には、

「お前は今、相応しい仕事に 

  就いておらず、 頭も悪いということだな!」

と王様に直々に言われ、

城から追放されることになるので

誰も本当のことは言えず、 

王様に嘘を付くわけです。

「凄い綺麗な布で、

かっこいい服が

作られていました」

と。

王様はそれを聞いて、

服の完成がどんどん

楽しみになるんですが、

でも、反対に 

本当にどういう服かを 

自分で実際に見るのが 

段々、怖くなってきます。

もし、自分が

その服を見ることが

できなかったら。。

自分が王として相応しくなく、

頭も悪いというが判明するので、

自分の目で服の製作が 

どれほど進んでいるか 

見にいくのが 

強くなってきたんです。

そうこうしているうちに

パレード当日になって、

初めて、王様はその服を 

実際に目の当たりにします。

当然、服自体、

この世に存在しないので、

王様は服が見えないのですが、

大臣たちが、こぞって

「この素晴らしい服を

どうぞ身に纏ってください!」

と差し出すわけですから、

皆には見えている服が

自分だけ見えないとは...

誰よりも見栄っ張りな王様は、

パレードを前にして 

“自分は王としてふさわしくない”

と認めてしまうようなことは 

口が裂けても言えないわけです。

よって、服に袖を通すふりをして、 

とりあえず、身に纏った形をとって、 

街を歩くわけです。

街の人たちも皆、

今日、王様が着ている服は、

頭が悪い人には見えない

世界最高級の布で

作られているということは、

噂で知っていましたから、

王様は、完全に裸なんですが、

自分がその服が見えない

大バカ者だと

思われたくないので、

凄い服を着ていると、

 口を揃えて言うわけです。

一部の人たちを除いて...。

どんな地域にも 

本当のことを言うのが 

得意な連中がいます。

そうです。

「子供たち」

です。

無垢で無邪気な子供たちの

「あれ??王様、裸だよ。。」

の一言で、

皆、我に返ります。

最終的に目先の欲に目がくらみ、

人の意見をそのまま鵜呑みにする、

自分の意見、信念を

持たない大人たちの

バカさ加減が露呈した形で、

物語は終わりますが、

こういう結果に

今、なっている人、

正直、めちゃくちゃ

いますよね。

テレビやネットの情報、

本に書いてあること、

セミナーでの話を 

そのまま鵜呑みにして、

自分で自分の思考、

行動を決めれない人、

もしくは、逆に

変な方向に洗脳され、

自分の本当は望んでいない結果に

どんどん変わっていっている人、

または、よく分からない儲け話に耳を貸し、

とんでもなく痛い目に遭っている人、

いろんな情報に手を出して、 

右に行ったり左に行ったりして 

方向性が定まっていない人、

お金に価値を置きすぎて、

否応無しに働かされている人、

こういう人を見ると、

まさに彼らは、

現代の裸の王様だなと

思ってしまうんですが...

これ、自分のやっていることが、

自分でちゃんとコントロール

できてないことに気付いてなかったり、

(※誰かの正しいにコントロールされている状態)

自分自身に全く自信がないから

 陥ってしまうんですよね。

本来、あるべきはずの

自分の思考、自分自身の行動の影響が

自分自身になくて、

他人の思考、他人の行動が

自分自身に影響があるため、

他人の生き方、考え方に

モロ影響を受けてしまって、

自分の生き方というのが

定まらないんですね。

実際に一般的な普通の人が 

どれだけ他者の影響を 

受けやすいかを検証した 

実験というのがあります。

(※これは1951年にアッシュ博士が 

 人間行動の特性を明らかにした研究)

5人中5人が明らかに 

間違った解答を 

正しいと主張した場合、

例えばー 円周率は3.14ですが、

5人中5人が「3.15」だと 

言い張った場合、

自分の答えも皆と同じ 

「3.15」に 

してしまうんです。

なんとこの変更確率は 

通常74%を超え、

この5名が数学博士等の 

権威性があるときは、 

90%を超えるそうです。

たった一人でも、

間違った答えを

凄い自信で正しいと

主張した場合、

その場にいる多くの人が 

自分の正しい解答が 多少なりとも

揺らぐ傾向に あるというのです。

この結果からも、

一般的に人というのは、

自分に自信がなく、

他者の顔色をうかがい、 

できるだけ周りに合わせた 

無難な人生を送ろうとするところが 

あるというのが分かると思います。

確かに、

周りの意見に合わせた方が、

目立たないし、

もし、自分が大きく失敗したとしても、

周りも皆、失敗していることになるので、

自分の過ちだけが 

クローズアップされることも 

ないですし、

面倒なことは基本

起こらないというのは

メリットとして 

あると思います。

しかし、逆に

全く目立たないことで、

その他大勢に紛れてしまうという

デメリットの方が今の時代、

大きくなってきていて、

そういう生き方は、

どんどん窮屈になりつつあり、

徐々に身動きが取れなく 

なってしまいます。

なぜなら、多くの人と

同じ意見を持つというのが

その人のウリになり、

目立たないというのが

「個性がない」

という評価に繋がり、

仕事は機械に奪われ、

自分のできることは

多くの人たちと競争になり、

給料は目に見えて減っていき、

段々、孤独を感じるようになり、

そういう人たちが 現在、

食べるのに困っていたり、 

自殺したりしています。

皆と一緒、

個性的でないというのが、

今、個々の生き方を

制限していっているんです。 

閉鎖的にしているんです。

なので、誰もが生きれる 

マニュアル人生だったり、

他人が生きている人生 (コピペ人生)ではなく、

自分だけの

オリジナルな人生を

生きるためには、

着飾ることで目立てったり、

誰かの真似をすることで、

脚光を浴びるのではなく、

どこでも素で勝負ができる

「21世紀の裸の王様」

になる必要があるんです。

先が分からない、

未来が読めない、

価値の入れ替わりが

とても激しい今の時代を

うまく生き抜くには、

たとえ、他者の口車に

うまく乗せられ、

もし、裸になることに

なったとしても、

自分自身に自信を持ち、

そのまま裸一貫で

いつでも勝負できるように 

しておくことが 

大切であると感じています。

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