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モノクローム。

モノクローム写真ってどうなんだろう?

なんだか新しい世界が広がりそうな期待はあるのですが、それでいて、いまいち踏み込めないでいるのです。もどかしい…

そんなわけで、夜のおさんぽ写真を使って、自分にしっくりくるモノクローム写真を探してみようという企画です。なんの結論もない私的な記事ですが、よろしければお付き合いください。


モノクローム


「招き猫に招かれた女」
「似たもの同士」
「今から、地上を奪還します。」
「人影もなく」

雰囲気を出すためにタイトルをつけてみたりしてみましたが、そもそも狙って撮ったモノクロ写真じゃないので迫力に欠けるのは否めません。


カラー


比較のためカラーを並べてみました。なんてことのないスナップ写真でも、単純に「色がある」といい感じですよね。

あっ、違う違う。今回はモノクロームの良さを探す記事だった。


モノクロ/カラー比較


蹴上にある古い建物。この写真では木々の緑が鮮やかで、華やいだ感じにすら見える写真でした。

モノクロにすることで建物の古さや重厚感が表に出てきたように思えます。


西日に照らされたビル群に惹かれて撮ったこの写真。10月の澄んだ空の方が印象的ですよね。

モノクロームにすることで、目立っていた空の青さが消失し、西日に照らされたビル群の輝きに注意が行くようになりました。そして、コントラストを上げることで迫力を出してみました。


非現実感


色彩をなくして明瞭感を下げてみました。コントラスト高めの迫力ある絵とは違ってなんだか夢の中にいるみたいな感じ。(ふだんボーッと生きている自分にとって、この感覚はちょっといいかも!)

この雰囲気になんとなく惹かれるのは、昔見たフランス映画の記憶と心の奥でリンクしているのかもしれません。


おわりに


色彩を排除することでずいぶん受ける印象が変わることが実感できました。モノクロは華やかさやキャッチーさは少ないけど、心の奥底に訴えかける魔力を秘めているように思えます。

まぁ、わたしの場合「おさんぽ写真」なんだから、ムズカシイことを考えることもないのですが…


むかし撮ったモノクロフィルム写真





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