2018年8月の記事一覧
クアラルンプールと夏目漱石
https://spinningtop.hatenablog.com/entry/2018/08/12/170409
の続き
『現代日本の開花』で夏目漱石はこう言う。
開花は一般に生活の程度が高くなったという意味で、生存の苦痛が比較的柔らげられたという訳ではありません
どれだけ発展したところで、僕らはまだ僕らの時代なりの「苦痛」を引き受けなければいけない。
逃げ場のない虚しさを感じ
「とりあえず」で失うもの
「とりあえず」
背負っているリスクが軽いような響きがします。
でも本当にそのリスクは軽いものでしょうか。
例えば、
「とりあえず今はこの服買うのやめよう」
と言って買うのを先延ばしにすると、お金は払わずにすみます。そういう意味でリスクは小さいです。
でも明日には売り切れるかもしれません。
例えば、
「とりあえずこの本読んどくかな」
と言って、ある本を読んでみます。時間を無駄にせず