レオ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」より 「花の二重唱」
レオ・ドリーブ 作曲:歌劇「ラクメ(Lakmé)」第1幕「花の二重唱」
ラクメ役:サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
マリカ役:マリアンヌ・クレバッサ(メゾ・ソプラノ)
指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト
演奏:レ・シエクル管弦楽団
収録:2017年 シテ・ドゥ・ラ・ミュージック, パリ にて収録
レオ・ドリーブは、バレー音楽や歌劇で知られるフランス・ロマン派の作曲家で、「フランス・バレエ音楽の父」と呼ばれます。日本では、バレエ音楽「コッペリア」で有名で、「迫力」や「壮大」などといった言葉とは無縁の、
優美で繊細な舞台音楽を残しました。
歌劇「ラクメ(Lakmé)」第1幕で歌われる「花の二重唱」は、優雅で気品に
満ちた美しい曲です。
歌劇「ラクメ(Lakmé)」については、以下をご参照くださいませ (o^―^o)
ラクメ役の サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)は「言葉の重さを重要視し、洗練された敏感な歌には偉大な哀愁の風が吹いている」と高評価を得ている
期待の大型新人ソプラノ歌手です。
またこの映像は、「French Opera Arias」という CDの収録時の映像を切り出したもので、CD全曲は「 http://wnrcl.me/mirages 」から視聴することが可能です。
お聴き頂くとお判りの様に、お二人が別々の歌詞を歌う、とても難しい
フランス語です。メインリリックのみ、私スピンお薦めの「DeepL」という翻訳ツールにて和訳しています。
Sous le dôme épais 厚いドームの下
Où le blanc jasmin 白いジャスミンが
À la rose s'assemble 薔薇が集う
Sur la rive en fleurs, 咲き乱れる岸辺で
Riant au matin 朝から笑っている
Viens, descendons ensemble. さあ、一緒に降りよう
Doucement glissons de son flot charmant そっとその魅力的な流れから
滑り落ちよう
Suivons le courant fuyant 流れに身を任せよう
Dans l'onde frémissante 震える波の中で
D'une main nonchalante 淡々とした手つきで
Viens, gagnons le bord, さあ、岸辺に行こう。
Où la source dort et 春が眠り
L'oiseau, l'oiseau chante. 鳥が、鳥が歌う。
いかにもフランスらしい、ハイセンスな、美しい一曲です。
週末の穏やかなひと時のお供に、お聴きくだされば幸甚です。