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カール・オルフ:「カルミナ・ブラーナ」:ラファエル・フリューベックの名演

2014年6月11日ご逝去されたラファエル・フリューベック・デ・バルゴス氏が残された代表的名演の一つ。

カール・オルフ作曲:カルミナ・ブラーナ
演奏:デンマーク国立交響楽団・デンマーク王立教会合唱団
指揮:ラファエル・フリューベック・デ・バルゴス

イヤァ、圧巻です!

作曲家オルフの地元であるバイエルン州のベネディクトボイエルンに在る、ベネディクト会ボイエルン修道院の蔵書が19世紀初頭に調査され、おそらく
11世紀から13世紀ごろまでにこの修道院を訪れたと思われる様々な宗教者たちによって作られた、詩歌集が発見されました。

その内容は、恋の歌や酒の歌、そして社会への怒りや愚痴などの世俗的な
もので、詩歌集は「カルミナ・ブラーナ(ボイエルンの唄)」と名付けられ、1847年 に出版されました。
現在、写本はミュンヘンのバイエルン州立図書館に所蔵されています。

1934年、全部で300篇にも及ぶカルミナ・ブラーナを目にしたオルフは、
強く創作意欲を刺激され、その中から24篇を選んで大規模な世俗カンタータを作曲したのです。 

曲は、「初春に」「酒場で」「愛の誘い」の3部から成り、その前後に序とエピローグがついています。

曲は、1936年に完成し、翌1937年7月8日にドイツのフランクフルト歌劇場で初演され、一躍有名となり、全世界に名前を知られるようになりました。
        ・・・・・以上、ウィキペディアより拝借してきました。

つまり、12世紀前後の修道士達によって作成されたらしい、世俗カンタータに、オルフが 極めて現代的な解釈をつけ、舞台楽劇様式(オペラ)風の曲を
付けたものでーす。

冒頭の「おお、運命の女神よ」(合唱)部分は、様々なメディアを通じて
BGM として流用されておりますので、お聴きになると「ハハーン、これね」と頷かれる方も多いでしょう。

≪クイズ:映画「インディ・ジョーンズ」 シリーズでも印象的に使われて
います。さて、何処でしょう ?!≫

指揮者 ラファエル・フリューベックの解釈は、現代的にもかかわらず、
古典的心情を、緻密に、豪快に、大胆に盛り込んだ、「圧巻」なのです! 
約 1 時間チョイの混成楽曲ですが、心底 楽しめます!!

合唱も素晴らしい!
ちゃーんと、教会ラテン語(Ecclesia)発音で謳っておられます。

ちょっと気が滅入って、気分鬱な時に、お聴きになると元気が出るかもしれません (o^―^o)。

このCDを一時、必死に探したスピンですが、ついに、いまだに見つけられておりません。アーア!


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