ARS KAMMULTICA【BFC3応募作】

BFC3落ちたのでストリートファイトします。
どなたでもかかってきやがれください。

"ARS KAMMULTICA"
♩=178 Presto
捷く渦旋して、また極めて迅く。

豈に無虛の無虛なるか。無虛いかにして無虛たるか。存有の欠如としての全き無、充満の欠如としての全き虛。万の有、万の生命絶えし地に降る淫雨こそ無虛あらめ。かくて絶滅、無虛を産む営為たるやと思わせで。或るは逆流、或るは遡行。さはれ基より無虛こそ素なり。闢めに無虛あり、無虛こそ祖なり。揺らぎて無虛はカオス為し、その濤砕けて現様の有の王国は成就せり。真の徒の真なる眼の由緒にや、無虛の欠如なむ万あるべし。策たるリトリビウトは必定に有の王国への謀反なり。しからば此処に快哉叫べり。死に喘ぐネーチュア陰り瞬雷を浴ぶるがごとく泡沫はみるみる割れて無へ帰して、逆巻く蜿りは凝聚し双つの鎗を具現せり。降服を表せむ王が喉笛に突き立つ鎗は嘶きて、その叉の数だけ命ぜらる。鎗曰く:一つ、無限の氾濫を受容せよ。一つ、氾濫の真髄を観照せよ。一つ、至善の氾濫を荷担せよ。一つ、氾濫の蛟螭を産殖せよ。一つ、天涯の蠱毒をアシッドせよ。一つ、軀体の宿痾をアビウズせよ。弑逆の黒旗斯様にて王の手づから掲げられ、王国無残に解体せり。有を呑む旌旗の翻り、豈に黯々しパラマウント。陰惨盡くすは無の跋扈、豈に凓々しレジサイド。征らげるトランクィラは憺らかに零度凍てつく版図には、自ら掻き切らる噴血の乾けし瘡蓋継ぎめなく癒合せらるは無虛の共鳴り。革命の一徒にしてや革命に打ち斃れたる黒の王、蛟螭の這いしに未だ沈む。無虛に揺蕩う胡乱には、炖ゆる野心と無覊の牙。諸共絶やせし干魃に焦がれて尚も垂涎す。嘗て自然を統治さる厖大白堊の両手には、統馭と放縦、散裂の閃き駆ける双つのレクス。祈りと崇めの双鎗は善性の記憶を徒にする。侵蝕するは無軌道の、酩酊するは無道徳。腐れる狂躁鴆死のドグマ、眩む幻妄ハルシネィトゥム。げに無虛を無虛たらしむる秩序をば秩序たらしむメタへの接続。眼無き眼に朧映るは在りし有の夢想の憧憬、夢幻の微睡み。膿漿の充てる柩に胎動す聾唖の遺兒は暗愚の兒、真理の扉に手を触れる。人皮を鞣した額装に、光り浮かむは七芒星。繙き開くれば嘔き吐せる群魂の文字が葬列に臓器を撚るは猜疑の兒。物言わず冷凶に酔う錯乱の臍帯延べて神と繫がる。落墜す無虛の雫に穿たれば、胎盤破れて地平線。静謐の夜空に浮かむは混濁の巨大な眼球アザトート。神喰らいその身に孕む又の名を渾沌の子宮ヤルダバォト。幼けな飢餓を覚えて彼の麾下に胎児の臓物貪れば泥む淫蕩ディクタァト。自己の破壊と神威の継承、有も虛も絶えしフラットネス。無虛の兒を無虛に孕ます欲動は再生産のイマジナリ。口噤ぐ創造こそが神の業、秩序に非ず統治に非ず。神成る王は神虁にて三重の世界の核心は三度の落命、一吹の重奏。颽褋より酔醒の翆穸くアセンション、跬ねる螏燲は觧睈す。劤阮を皇らぐ瓗譖のレギオンや戤せる卍貙のアルディーチ。啴夹卆く狂躁と夗洂哷がる擬獄の惨歌==アルス・カンマルティカ。

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豈に無虛の無虛なるか。
あにむきょの むきょなるか。

無虛いかにして無虛たるか。
むきょいかにして むきょたるか。

存有の欠如としての全き無、充満の欠如としての全き虛。
そんゆうの けつじょとしての まったきむ、じうまんの けつじょとしての まったきむ。

万の有、万の生命絶えし地に降る淫雨こそ無虛あらめ。
よろづのう、よろづのいのち たえしちに ふるいんうこそ むきょあらめ。

かくて絶滅、無虛を産む営為たるやと思わせで。
かくてぜつめつ、むきょをうむ えいいたるやと おもはせで。

或るは逆流、或るは遡行。
あるはげきりう、あるはそぎゃう。

さはれ基より無虛こそ素なり。
さはれもとより むきょこそそなり。

闢めに無虛あり、無虛こそ祖なり。
はじめにむきょあり、むきょこそそなり。

揺らぎて無虛はカオス為し、その濤砕けて現様の有の王国は成就せり。
ゆらぎてむきょは khaosなし、そのなみくだけて げんやうの うのわうこくは ぜうじゅせり。

真の徒の真なる眼の由緒にや、無虛の欠如なむ万あるべし。
しんのとの しんなるまなこの ゆいしょにや、むきょのけつじょなむ よろづあるべし。

策たるリトリビウトは必定に有の王国への謀反なり。
くはだたる retributeは ひつぢゃうに うのわうこくへの むほんなり。

しからば此処に快哉叫べり。
しからばここに けさいさけべり。

死に喘ぐネーチュア陰り瞬雷を浴ぶるがごとく泡沫はみるみる割れて無へ帰して、逆巻く蜿りは凝聚し双つの鎗を具現せり。
しにあえぐ natureかげり しゅんらいを あぶるがごとく うたかたは みるみるわれて むへきして、さかまくうねりは げうしうし ふたつのやりを ぐげんせり。

降服を表せむ王が喉笛に突き立つ鎗は嘶きて、その叉の数だけ命ぜらる。
かうふくを へうせむおうが のどぶえに つきたつやりは いななきて、そのさのかずだけ めいぜらる。

鎗曰く:
一つ、無限の氾濫を受容せよ。
一つ、氾濫の真髄を観照せよ。
一つ、至善の氾濫を荷担せよ。
一つ、氾濫の蛟螭を産殖せよ。
一つ、天涯の蠱毒をアシッドせよ。
一つ、軀体の宿痾をアビウズせよ。

弑逆の黒旗斯様にて王の手づから掲げられ、王国無残に解体せり。
しぎゃくのくろはた かようにて わうこくむざんに けたいせり。

有を呑む旌旗の翻り、豈に黯々しパラマウント。
うをのむせいきの ひるがへり、あにくろぐろし paramount。

陰惨盡くすは無の跋扈、豈に凓々しレジサイド。
いんさんつくすは むのばつこ、あにさむざむし regicide。

征らげるトランクィラは憺らかに零度凍てつく版図には、自ら掻き切らる噴血の乾けし瘡蓋継ぎめなく癒合せらるは無虛の共鳴り。
たいらげる tranquillaは やすらかに れいどいてつく はんとには、みらかききらる ふんけつの かはけしかさぶた つぎめなく ゆがふせらるは むきょのともなり。

革命の一徒にしてや革命に打ち斃れたる黒の王、蛟螭の這いしに未だ沈む。
かくめいの いっとにしてや かくめいに うちたふれたる くろのわう、みずちのはひしに まだしずむ。

無虛に揺蕩う胡乱には、炖ゆる野心と無覊の牙。
むきょにたゆたふ うろんには、もゆるやしんと むきのきば。

諸共絶やせし干魃に焦がれて尚も垂涎す。
もろともたやせし かんばつに こがれてなおも つばたらす。

嘗て自然を統治さる厖大白堊の両手には、統馭と放縦、散裂の閃き駆ける双つのレクス。
かつてしぜんを とうちさる ばうだいはくあの もろてには、とうぎょとほうじゅう、さんれつの ひらめきかける ふたつのl/r-ex。

祈りと崇めの双鎗は善性の記憶を徒にする。
いのりとあがめの ふたやりは ぜんせいのきおくを あだにする。

侵蝕するは無軌道の、酩酊するは無道徳。
しんしょくするは むきだうの、めいていするは むだうとく。

腐れる狂躁鴆死のドグマ、眩む幻妄ハルシネィトゥム。
ふれるけうそう ちんしのdogma、くらむげんもう hallucinatum。

げに無虛を無虛たらしむる秩序をば秩序たらしむメタへの接続。
げにむきょを むきょたらしむる ちつじょをば ちつじょたらしむ μεταへのせつぞく。

眼無き眼に朧映るは在りし有の夢想の憧憬、夢幻の微睡み。
めなきめに おぼろうつるは ありしうの むさうのしょうけい、むげんのまどろみ。

膿漿の充てる柩に胎動す聾唖の遺兒は暗愚の兒、真理の扉に手を触れる。
なうしょうの みてるひつぎに たいだうす らうあのいじは あんぐのこ、しんりのとびらに てをふれる。

人皮を鞣した額装に、光り浮かむは七芒星。
じんぴをなめした がくそうに、ひかりうかむは しちばうせい。

繙き開くれば嘔き吐せる群魂の文字が葬列に臓器を撚るは猜疑の兒。
ひもときあくれば はきむせる むらたまのもじが さうれつに ざうきをよるは さいぎのこ。

物言わず冷凶に酔う錯乱の臍帯延べて神と繫がる。
ものいわず れいけうによふ さくらんの さいたいのべて かみとつながる。 

落墜す無虛の雫に穿たれば、胎盤破れて地平線。
らくついす むきょのしずくに うがたれば、たいばんやぶれて ちへいせん。

静謐の夜空に浮かむは混濁の巨大な眼球アザトート。
せいひつの よぞらにうかむは こんだくの きょだいながんきう Azathoth。

神喰らいその身に孕む又の名を渾沌の子宮ヤルダバォト。
かみくらい そのみにはらむ またのなを こんとんのしきう Yaldabaoth。

幼けな飢餓を覚えて彼の麾下に胎児の臓物貪れば泥む淫蕩ディクタァト。
いたいけな きがをおぼえて かのきかに たいじのぞうもつ むさぼれば なずむいんたう dictaat。

自己の破壊と神威の継承、有も虛も絶えしフラットネス。
じこのはかいを かむいのけいせう、うもきょもたえし flatness。

無虛の兒を無虛に孕ます欲動は再生産のイマジナリ。
むきょのこを むきょにはらます よくだうは さいせいさんの imaginary。

口噤ぐ創造こそが神の業、秩序に非ず統治に非ず。
くちふさぐ さうざうこそが かみのわざ、ちつじょにあらず たうちにあらず。

神成る王は神虁にて三重の世界の核心は三度の落命、一吹の重奏。
かむなるわうは shénkuíにて みえのせかいの かくしんは みたびのらくめい、いぶきのじうさう。

颽褋より酔醒の翆穸くアセンション、跬ねる螏燲は觧睈す。
××××より ×××の×××く ascension、×ねる×××は××××す。

劤阮を皇らぐ瓗譖のレギオンや戤せる卍貙のアルディーチ。
××××を すめらぐ×××の legionや ×せる×××の arditi。

啴夹卆く狂躁と夗洂哷がる擬獄の惨歌==アルス・カンマルティカ。
××××××く けうそうと ×××××がる ぎごくのさんか==ARS-KAMMULTICA。

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