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松本再訪

約二年半ぶりに訪れた。宿はいつものホテルニューステーション。今回は高速バスで新宿から三時間あまりで十三時すぎに着。長かった。ホテルのチェックインは十五時からだが、すでに部屋の用意はできているという。部屋に荷物を置いて無料のレンタル自転車で出かける。

松本城、ミュシャ展の順に見る。松本城は、内部でかなり待たされて、イライラ。内部の展示は銃がかなりの部分を占めていた。三時すぎにミュシャ展の美術館に着。ミュシャの絵は良かったが、後半の少女漫画のイラストは要らなかったか。ミュシャ展を見終わった時点でまだ四時頃。飲むには早すぎなので、県の森公園に行ってみる。そこで松高関連の施設があることに初めて気づいた。入場料も安いので入ってみる。松高は、教養主義を是とする校風であり、まあなかなか楽しそうであった。見終わった頃はまだ五時前。ナワテ通りという観光スポットに行ってみると、出店が出ていて、学生で賑わっていた。思い出したのが、近くにあった旧井上の廃墟である。行ってみたがなくなっていた。

自転車でパルコのある通りや飲み屋街を徘徊してみる。そのうちに暗くなってきたので、パルコ前の広場の近くにある信州ゴールデン酒場新館に突撃。せっかくだから、ご当地グルメを食べようと思っていたが、山賊焼きは千円近くした。馬刺しも山賊焼きも高すぎる。山賊焼きを頼んだが、やはり量が多すぎた。他に頼む気になれず、瓶ビールとそれだけで出る。

他に食す予定だったのが、コアカン串であった。つなぐ横丁の一角を占めるコアカンの店にイン。他に客はいなかった。そこも結構な価格だった。ドリンクはハイボール。通常のメガジョッキで七百円超だった。あまり食べられないので、コアカン煮込みと枝豆をオーダー。コアカンは柔らかくてなかなかいいかも。串も食べたかった。

それからメインバーコートというバーに入る。そこは賑わっていた。ジンリッキーもマティーニも美味しかった。

バーを出た時点でまだ夜は浅い時間だった。他にイベントとして考えていたのが、松本の箱ヘルであった。すでに営業していることは確認していた。その足で行きたかったが、薬をホテルに置いていたので、いったんホテルに戻って、薬を飲む。

たぶん二二時過ぎにサルタビルという女鳥羽川沿いの禍々しいビルへとイン。受付の若い男性にカネを払うと、うがいをするように言われて、うがいをすます。それから、ソファで待つように言われる。客は他にいなかった。テーブルには雑誌やエロ漫画雑誌があり、エロ漫画をめくってみる。緊張の一瞬である。その間、マスクと帽子を取るように受付の男性に言われる。言われるままにしたが、不可解であった。人相を確認したのであろうか。 

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