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【遊戯王】罠軸戦闘機【デッキ紹介】

1.はじめに


http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=4bb9089e26ea282312f1df1992a8ef08&dno=136&request_locale=ja

デッキです。



当記事を開いて頂いてありがとございます。なおきV(ブイ)です。

ずっと調整を続けていたデッキがようやく許容できるレベルに到達したので、久しぶりに紹介記事にまとめてみました。
どうぞよろしくお願いします。



2.デッキ解説


ジェットロイド使いたいんゴねぇ。


寝ろ


彼の目が眩むほどの個性的な効果に魅せられてそう思ったのは、およそ8か月前のことでした。

初見の方とひろゆきには「どうして罠カードをセットしないんですか?」と一蹴されそうですが、唯一性の高いカードが好きな私はどうにかこのカードを使いたいと思いデッキを考え始めたのです。

そうと決まればまず考えることは、どの罠カードを発動すればいいのか。全罠カードを何周も読み返し、おもしろそうな組み合わせを発見しました。


《ドカンポリン》+罠モンスター


罠モンスターが《機殻の凍結》な理由は後ほど


なぜこの組み合わせを選んだのかを説明するには、先に《ジェット・ロイド》の効果の特徴的な点2つを説明する必要があります。


この短いテキストに2つも!?

それは「攻撃宣言時ではなく攻撃対象に選択された時」であることと、「誘発効果ではなく永続効果」であること。
少し長くなるかと思いますが説明させていただきます。


まず「攻撃宣言時ではなく攻撃対象に選択された時」であることに関して。攻撃対象に選択された時ということはつまり、バトルステップの巻き戻しによって攻撃対象を選択し直した時にも使用可能であるということです。

※詳しくは遊戯王wikiのバトルステップの巻き戻しの項目をご確認ください。
https://yugioh-wiki.net/index.php?%A5%D0%A5%C8%A5%EB%A5%B9%A5%C6%A5%C3%A5%D7%A4%CE%B4%AC%A4%AD%CC%E1%A4%B7

《ジェット・ロイド》の効果で発動した罠によってモンスターの増減が発生し巻き戻しが発生、再度《ジェット・ロイド》が攻撃対象に選択されたタイミングでも《ジェット・ロイド》の効果が有効になります。


そしてもうひとつの特徴、「誘発効果ではなく永続効果」であることに関して。誘発効果であるなら攻撃対象に選択された時に発動できる罠は1枚だけですが、永続効果なので攻撃対象に取られている間は手札から何枚でも罠カードを発動できます。

《バージェストマ・オパビニア》の②の効果や、【魔弾】モンスターの共通効果が、全ての罠に一時的に適用されるイメージです。そういうとなんだか強そうですね。


以上の特徴を踏まえて《ジェット・ロイド》+《ドカンポリン》+罠モンスターが揃うとどうなるのか。実際の動きは以下のようになります。

①《ジェット・ロイド》が攻撃対象に選択された時、チェーン1罠モンスター、チェーン2《ドカンポリン》の順で発動。《ドカンポリン》は自分のメインモンスターゾーンを指定。
②効果を解決し《ドカンポリン》で指定したゾーンに罠モンスターを特殊召喚。《ドカンポリン》の効果が発動し、《ドカンポリン》と罠モンスターが手札に戻る。
③攻撃宣言中にモンスターが特殊召喚されたことによりバトルステップの巻き戻しが発生。

この後再び《ジェット・ロイド》が攻撃対象に選択された場合、《ドカンポリン》と罠モンスターが手札に戻っているため同様の動きを繰り返し、無限にバトルステップの巻き戻しを発生させられます。

しかしこれだけでは一切アドは稼げていませんし、勝利にも全く近づいていません。せいぜい「オレは明日有給取ったけどオマエは?」と主張し、対戦相手を折れさせることしかできません。

私も無意に有給を使いたくはないので、上記コンボを元に「ドロー罠の連打」「無限バーン」へと発展させました。


ドロー罠の連打


4種8枚のドロー罠

《ジェット・ロイド》が攻撃された時に《ドカンポリン》などにチェーンさせドロー罠を発動、引いたカードの中にドロー罠が含まれていたと仮定します。

この時引き込んだドロー罠は通常自ターンに伏せて相手ターンに発動するというラグが発生しますが、《ジェット・ロイド》が再び攻撃されれば引いたターンに発動し即ドロー。さらにドロー罠を引き込んだのなら……と本来不可能なドロー罠の連打が狙えます。

当然新たなドロー罠を引き込めない場合も考えられます。そういった時のために前もって《悪魔嬢リリス》でヤバめの罠を1枚見せておきましょう。きっと対戦相手には《ジェット・ロイド》が実際より強大に見えるはずです。


実際に顔がデカい人


そんなこんなでハンドを稼ぎ、パーツが集まったらいよいよ「無限バーン」で勝負を決めます。


無限バーン


無限バーンに必要になるカードは前述の《ジェット・ロイド》+《ドカンポリン》+罠モンスターに加え、以下の2枚です。


コンボパーツ多すぎて草


バトルステップの巻き戻しが発生した際、《サベージ・コロシアム》のようなカードで攻撃を強制されている場合は攻撃対象の選び直ししか出来ません。そのため何度も巻き戻しを繰り返すことになり、その中で必然的に罠モンスターが何度も特殊召喚されることになります。

そしてこのデッキの罠モンスターは機械族である《機殻の凍結》。《サイバー・サモン・ブラスター》が加わることにより、巻き戻しのたびに300バーン。つまり無限バーンになるというわけです。


無限のフリー素材 いつ使うのこれ


このコンボの魅力は奇襲性にあります。《サイバー・サモン・ブラスター》は当然《ジェット・ロイド》で発動可能。《サベージ・コロシアム》も《メタバース》を経由すれば発動可能。「まあ死にはせんだろ」と軽い気持ちで殴ってみたら突然ゲームセットなんてことも。



以上がこのデッキが目指すコンボの紹介です。実はこのデッキの勝ち筋は無限バーン1本のみ。あとは《天獄の王》が頑張ってくれたら、もしかしたら勝つかもね。

しかしコンボだけでは遊戯王できないので、しかたなく他にも色々カードが入ってます。ここからは役割、パッケージごとに採用カードを紹介していきます。


ジェット・ロイド

ジェット・ロイド


初動

この辺引けたらうれしいな〜


フィールド魔法

コンボのために採用必須な《メタバース》をコンボ以外の時もバリューを出せるようにしました。《召喚制限-エクストラネット》は増Gです。強い。

《白銀の迷宮城》は②の悪魔族を蘇生する効果のために採用しています。


悪魔族

悪魔族要素を採用した1番の理由は《アンクリボー》にあります。ここまで《ジェット・ロイド》が当然のように場に残っている前提で話してきましたが、ご存じのとおり現代遊戯王はそんなに甘くありません。

そこで《アンクリボー》の登場です。相手の攻撃宣言時に《アンクリボー》を発動、《ジェット・ロイド》を蘇生することでギリギリの安全なタイミングで場に出せます。
また《アンクリボー》は《白銀の迷宮城》で蘇生可能なので、蘇生に合わせて《ドカンポリン》でバウンスすれば繰り返し使用できます。



他の悪魔族に関しては悪魔嬢ギミックで各コンボパーツ等、その時必要な罠へアクセスするために採用しています。

《悪魔嬢リリス》は自身の効果で通常罠をセット、発動時に《白銀の迷宮城》を反応させることで《悪魔嬢リリス》を蘇生というように、ループ的にアドバンテージを稼げます。

《悪魔嬢ロリス》は《悪魔嬢リリス》とのシナジーは言わずもがな、メインの採用理由はドロー罠をデッキに充填することです。序盤に使用したドロー罠をデッキに戻すことで、終盤でも《ジェット・ロイド》によるドロー罠の連打を狙えるようにします。

それら各悪魔にアクセスするための《悪魔の嘆き》。《白銀の迷宮城》がある場合は、実質デッキから好きな悪魔を特殊召喚する効果になるので超強い。暇なときは《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》を落とします。


妨害・干渉用の罠カード

《ジェット・ロイド》で発動できるようミラーフォース、激流葬のような発動タイミングが限定されているカード以外で、盤面を大きく巻き返せるものを選びました。

《台貫計量》は本来弱点である1体残してしまうところも、《ジェット・ロイド》を殴ってくれるモンスターを残せるのが偉い。

ほぼEXデッキを使わないこのデッキなら《ドラグマ・パニッシュメント》も難なく採用可能。盤面に応じて落とすカードを変えて、臨機応変に対応します。

《ゲット・アウト!》は《ドラグマ・パニッシュメント》の2枚目を持ってなかったので入れました。現状対象耐性持ちを処理する手段がないので、対象取らない除去の採用を検討中。オススメがあれば教えてほしいです。


その他の罠カード

《リターナブル瓶》は罠ベースのこのデッキでは当然強く、かつ相手ターンに回収したカードも《ジェット・ロイド》で発動可能なので相性が良し。

《バージェストマ・マーレラ》は元々《補強要員》の2枚目だったのですが、2積みの時はハンドが増える前に《補強要員》を引いてしまい、強く使えない場面が結構ありました。
なので《補強要員》と《Vivid Tail》で択を取れ、かつ《リターナブル瓶》と合わせて間接的に万能罠サーチになる《バージェストマ・マーレラ》を採用しました。

あとは《ジェット・ロイド》を落とす用の《のどかな埋葬》と、《天獄の王》を戻す用の《Vivid Tail》が1枚ずつ。


以上がメインデッキの採用カード、ここからはEXデッキの紹介に移ります。


普通に使う人たち

《魔界特派員デスキャスター》は《ジェット・ロイド》《天獄の王》《機殻の凍結》あたりで組めるときに組みます。あとは《悪魔嬢リリス》+αの時も1度《魔界特派員デスキャスター》を経由することで、《悪魔嬢リリス》を相手ターンに残せたりも。

《御影志士》は《ジェット・ロイド》+《機殻の凍結》で組めたらラッキー、《天獄の王》をサーチします。《旋壊のヴェスペネイト》を重ねておくことで処理された時に《ジェット・ロイド》を蘇生できるかも。


ドラグマ・パニッシュメント用

枠に余裕があるので定番どころを幅広く。


教導の大神祇官とピンポイント奪取用

打ってくれないかな~



まとめ


以上がこのデッキの全容です。そこそこ長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。中にはこのデッキに対して「いいデッキだな~」とか、「すごいデッキだ」という印象を持ってくださった方もいるかもしれません。

そういった方は詐欺やマルチに引っ掛かる恐れがあります。


ポケットパンパンだろうなぁ


というのも私、先日ふぐぽさんが主催された第3回EXPAオフというオフ会に参加してきまして、この【罠軸戦闘機】をたずさえて非常に楽しい時間を過ごしてきました。

ですがその戦績はというとなんとたったの2勝。正確な値はわかりませんが、おそらく勝率は2割を切っているのではないでしょうか。やば~


はえ~


そんなデッキを紹介するのもどうかと思いましたが、一時は実現不可能かと思ったコンボがオフ会という場で成功したことに興奮してしまい、勢いのまま書き始めてしまいました。


ほぼイキかけました


この成功を糧に、少しでも成功率が高まるよう調整していきたいな~、と思っています。もしこのデッキと対戦する機会があれば「勝率2割」の4文字を思い出して、あとはご自身の良心に従ってもらえれば幸いです。

改めて読んでいただいてありがとうございました。それでは。

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