10:The End

成長した息子達がそれぞれ恋仲の相手を紹介しに自分を訪ねて来る。長男はスーツ姿で、髪を七色に染め上げた半裸みたいな服装の交際相手の肩を優しく抱いている。続いてやって来た次男はドレッドロックスヘアーを後ろで結わき、長い黒髪で上品な感じのカーディガンを着た賢そうな交際相手に手を引かれながらやって来た。

多くの人達に導かれて生きてきた自分は、愛する息子達と、彼らが選んだ大切な相手をもてなす為に、すき焼きの段取りを行っている。この日のために大量に買い込んだ和牛肉を運ぶのを七色の髪の子が手伝ってくれている。


新たに購入した最新版の導きはロード中のマークがぐるぐる回っているばかりで一向に先に進まないように思えてならなかった。


#小説 #書いてみた


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