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選択理論心理学!

草薙龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)という僧侶のお話をオーディブルで聴き「反応しない技術」という考え方を知った。曰く、不安は心身の健康を蝕む元凶となるけれど、それはすべて自分の心が生み出した妄想に過ぎない。過去は変えられないし、未来は分からない。大切なのは、今この時。

考えてみれば私は、脳天気なくせに「起きてしまったことを何度も思い起こし」「まだ起きていないことについてあれこれ悩む」思考パターンの持ち主だ。悪いことにそれが生業だったりもする。つまり、日々過去データを分析し、将来起こりうるシナリオを何パターンもシミュレーションしながら、現在とるべき打ち手のオプションを提案し続けること自体が、ルーティンワークなのだ。

シゴトとしてはそれで仕方ないとして、個人としての生活も、その思考パターンに引きずられていることに気付いて、はっとした。自分が幸せになる上質世界がどんなものかは分かっているのに、他人の物差しでそれを測ってみたところで、なんの意味があるだろう。

選択理論心理学で説明されている「5つの欲求」で考えてみると、よく分かる。たとえ人に羨まれようとも、自分の上質世界にないものは、どんなにたくさんあっても幸せを運んでこない。

例えば、ワタシは自由でありたいと強く強く願っているけれど、権力を持つことには大して興味がない。もう少し正確に表現すると、ポジションが上がることで自分自身の自由度が上がることにはとても魅力的だと感じるけれど、だからといって、大勢を率いて従わせたいとは思っていない。

本を読んだり話を聞いたりして、情報を沢山インプットすると、色んな人の様々な考えが、自分の中で様々に結びついて、新しい発想が生まれる。気づかなかった自分の価値観を改めて見つけたりもする。

人生前半の経験を踏まえて、自分にとっての幸せは何かを考えて極めていくのが、後半人生なんだなあと思う。




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