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世の中を動かすのは、やっぱりヒト。

昨日たまたま聴いたオンライン講演で、田中弦さんというFringe81社長が「How to start a movement」という動画を紹介した。テレク・シバースという起業家のTEDスピーチで、3分ほどの短いものだ。私は知らなかったけれど、スタートアップ企業のバイブルと言われているそう。

タイトルの通り、テーマは、どうやってひとつの活動を始めるのか。単なるアクションじゃなくてムーブメントなので、大事なのは自分だけじゃなくて周りの人々を巻き込むこと。それをどうやるのか。

ひとりの男性が裸で踊りだす。それを周りの人たちが冷ややかに見ている。そこに、もうひとりが一緒に同じように踊り始め、自分の友達にも一緒に踊ろうよと声をかけ、徐々に空気感が変わっていく。

印象に残ったのは 「全員がリーダーになれ、とはよく言われるけれど、実はそれだけじゃあだめ。重要なのは最初のフォロワー、一人目の熱烈なファンなのだ。」といういう指摘。「ムーブメント」はひとりの勇気ある人物だけでは生まれ得ない。フォロワーが必要なのだ。

実際、嘲笑されている人物に従うのには相当の勇気がいる。テレク・シバースは「過小評価されているけれど、最初のフォロワーは、リーダーシップの一形態といえる」と説明している。人々は、最初に行動を起こした人物にではなく、最初に従うと決めたフォロワーについていくのだ、と。

やるべきことを自ら見出して一人立ち上がるのは立派なことだし、自分自身そうありたいと思ってきた。けれど困ったことに、ここ数か月なんだか疲れたなあという気分で、やる気の出ない自分を持て余していた。私は元来モチベーションの塊のような性格なので、やる気が出ないのは理由があるはず。よくわからないけれど無理に結論をだして何かをしようとするのはやめようと思って、のらりくらりと過ごしてきた。答はまだ分からないけれど、この動画を見て、なんとなく気づいたことがある。

世の中には、すでに課題を見つけ立ち上がり孤軍奮闘しているヒトがたくさんいる。私に向いているのは、先頭にたつよりも、自分が共感する孤独なリーダーの最初のフォロワーになることではなかろうか。

そう思ったとき、トンネルの出口が(遠くに)見えてきたような気がして、数か月ぶりにnoteの記事を書くことができたのでした。ちゃんちゃん♪

【追記】:田中社長のFringe81は、「Unipos(ユニポス)」という強い組織をつくるためのWebサービスを提供している。感謝と称賛のポジティブな体験をつみかさねる仕組を提供して「称賛文化の醸成」を目指す、らしい。
興味深いので、もう少し調べてから、これも記事にしてみたいと思います。



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