見出し画像

足るを知る/Unsatisfied Overachiever

「足るを知る者は富む」という老子の言葉がある。素直に言えば、今ここに生きて在ることへの感謝や満足を感じとれば、心豊かな人生を過ごせる、ということだ。おとなしく現状に満足してなさい、というふうに捉えられることもあるけれど、それは少し違う。

老子の言葉は「強(つと)めて行う者は志有り」と続く。努力をきちんと続けられる人には志がある、と。ここで言う「志」というのは、自分自身が真に必要としているものや、ありたい姿のこと。大切なのは、自分自身を深く理解しているかどうかだ。

実はこの文章の前にも、とても大切なことが書かれている。
曰く「人を知るものは智、自らを知るものは明(めい)なり。人に勝つ者は力あり、自らに勝つ者は強し。」

他人を理解するより、自分を理解することのほうが難しい。他人に勝つには力があればよいが、自分に打ち克つには、単なる力だけではない揺るぎない本当の強さが必要だ、ということ。

つまり、自らを真に理解し、他者ではなく己に打ち克つ強さがある人は、満足することを知り心豊かに生きている。努力を続けられる人は本当の豊かさが何であるかを理解しているのだ。これが、ここでのメッセージだ。

こうして順番に考えてみると、勝間さんの指摘「過度な向上心は現状を不満にするので注意しよう」は、とっても的確。

自分自身を理解しないままに、他人に勝つことを目的に生きようとすると、豊かな気持ちは得られないし、不満を抱えてしまうから気を付けようよ、ってことなのだ。

ふむふむふむ。考えをまとめるのに結構時間かかったけど、納得した。

「Unsatisfied Overachiever」という勝間さんの動画にでてきた単語。それが心にひっかかり、そこからの気づきを、少しづつ学んできた老子の教えとつなげつつ、稚拙ながらも自分なりに考察してみた。納得感に到達できたことに、ささやかな自己満足。

ちなみに、Overachiever って単語を知らなかったので、ついでにこれも調べてみた。どうやら心理学的に興味深い概念みたい。ちゃんと読んで理解できたら、まとめてみよう。今回より更に時間かかりそうだけども...。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?