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学び続けること

「年齢には老人と若者の区別があるけれど、心にはない。体の働きには老人と若者の区別があるけれど、心にはない。だから年齢など気にせず、学び続けていこう。」佐藤一斎先生の『言志四録』の一節だ。

新しいことへの好奇心を持ち続けることが難しいなんて、少し前まで考えたこともなかった。だけど、やるべきことに追い立てられる日々を過ごしていると、自分が知っている世界に閉じこもるほうが楽と思う瞬間があることに気づいた。ココロが疲れて油断すると、そうなるのだ。これは危ない。

世の中はどんどん変わっていく。そもそも自分が既に知っていることなんて、世の中のほんの一部だ。新しいことに興味を失ってしまったら、あっという間に置き去りになる。もはやアイドルグループの顔の見分けがつかなくなったことはあきらめるとしても、例えば進化を続けるツールを使いこなす努力はすべきだろう。

記憶力は日々衰えているけれど、今の私たちには、聞けばなんでも答えてくれるGoogle先生がいる。年齢を重ねたからこその知恵だって、少しはある。どんどん忘れても、どんどん学び続ければいいのだ。




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