【前編】オードリーのオールナイトニッポン[INFJ男の愛するもの]

東京ドームライブの翌日から書いては消しを繰り返していたら
20日も経っていました…。笑
長くなってしまったので分割しますね。

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ぼくは小学生の頃から自分が

人生を大いに楽しんでいる人々
＝"あっち側"ではない 

という事を自覚していた。

中学校に上がってから、育っていく自意識。

先輩・後輩・スクールカーストによる上下関係やいじめ

大人のふりをしているだけの大人

全てが面倒で、嫌気が差してしまった。

当時、中二病だった僕は(今もだけど)
そうして過ごすうちに、

他人の目を気にして
他人が怖くなり
心に薄い壁を張り、他人と接するようになり

中３になって部活を引退してからは、
よく学校をサボった。

どこにいても居場所がなくて、窮屈な気がした。
30を過ぎた今でも、自分の居場所を見つけるのが下手な方だと思う。

そんな少年期を過ごしたぼくに、その日がやって来る。

2008年1月1日、『ぐるナイ番外 おもしろ荘へいらっしゃい! レア芸人だけで生放送 祭りだオッパッピー!』（日本テレビ）に出演し、地上波の放送で初めて念願の漫才ネタを披露する。

Wikipedia「オードリー (お笑いコンビ)」

2008年を迎えたばかりの大晦日の夜中、
ぼくは初めてお笑いコンビ「オードリー」の漫才を目の当たりにした。

当時、漫才とコントの違いすらよくわかっていなかった自分でも
"何か新しいことをやっている"という事は理解することができた。
というか、単純にすごく、衝撃的に面白かった。

そしてその年の『M-1グランプリ 2008』で、
敗者復活からの準優勝という素晴らしい成績を残したお二人は
言わずもがな、超売れっ子となっていく。

当時から夜更かし癖のあったぼくはある日、
なぜか突然、本当になんとなく、
部屋のラジカセのスイッチをいじり、ラジオをつけた。

生まれも育ちも千葉なのでラジオといえばbayFMしか知らなかったけれど、その日はたまたまスイッチをAMに合わせて、
周波数のボタンをポチポチをいじってみた。

すると、なんと大好きなオードリーの声が聴こえてきた。

芸人さんがラジオをしているところなんて『めちゃイケ』の「オカザイル」の密着でしか見た事なかった。
ナイナイさん以外の芸人さんもやったりするんだ〜。
しかもオードリーじゃん！聴けてラッキー！

なんて思いながら聴いているうちにハマっていき、
オタク気質なぼくは気づけば虜になっていた。

(後にそれが初回の単発番組『オードリーのオールナイトニッポンR』だと知るという…本当に運命的でした…!!)

当時の"TVのオードリー"と"ラジオのオードリー"は何かが違くて、
"周りは気づいていない、自分だけが知っているオードリー"みたいなのが
なんだかすごく嬉しくて、それが心にブッ刺さっていた。

移動中に前週の放送を聴き直したり、
ラジオのトークについていくためにオードリーの出演番組をいくつも追ったりして、いつしか土曜の深夜がぼくの居場所になっていたのだと思う。

特に、若林さんの人見知りエピソードに共感しながら
「自分だけじゃないんだ」と安心と勇気をもらった。

若林さんは、ぼくの憧れの人です。
かっこいい大人のお手本であり、目標です。

著書である
『社会人大学人見知り学部卒業見込』
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
『ナナメの夕暮れ』
これらはすべてぼくの人生のバイブル。

(『たりないふたり』の話もしたいけど割愛。)

ぼくが役者をはじめても辞めても、
色んな経験をしていく中でも変わらずオードリーANNは続いていき、
いつしかリスナーの総称が
レディ・ガガのファンネーム"リトルモンスター"を模した
"リトルトゥース"になり、ぼくはリトルトゥースになった。

放送開始から10年が経ち、
『オードリーのオールナイトニッポンin日本武道館』
の実施が発表された。
ようやくイベントに参加する勇気と余裕が出たので応募すると、見事当選。

当日の朝、グッズ購入に向かうと、とんでもない数の人がいた。
「これみんなリトルトゥースなのか…!!」
と感動と共に、なんか秘密を知っている人がたくさんいる感じから恥ずかしい気持ちになったのをよく覚えています。

アリーナの前から７列目の席から、
[ミレニアムズ]のマスクを被った若林さんと
その反対側から嘘みたいにグッズを身につけまくっている春日さんが
武道館の真ん中のブースに向かって歩いてくる。
嬉しさで涙が溢れて止まらなかった。

こんなことになるなんて思わなかったから、
お二人がOPトークをしている頃にはグッズのパーカーの袖がぐしゃぐしゃになった。笑

そんな人生最高の思い出だった武道館ライブから数年経ち、
15周年を記念した『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』
の実施が発表された。

後編に続く。

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