#71 値上げかな?
天気が良かったし、午前中は時間があったので
母の買い物の付き添いで昨日はショッピングセンターをぶらぶら散策していた。
昼の12時が近づくタイミングで
母がクレープ屋の前でクレープを食べたいと
言っていた。ただ、まだやることがいくつかあったので帰り際にクレープを買って帰ろうということで話がまとまった。
自分はクレープの気分ではなかったので、
少し歩いた所にあったバーガーキングで美味しそうなハンバーガーを買って食べようと考えていた。
いろいろと買い物を済ませ帰る時間がやってきた。
最後に行ったお店はクレープ屋から少し離れた所にあり、バーガーキングはすぐ近くにあるという状況だったため体力のある自分が(母に怒られる表現だなおい)クレープを買いに行くことになった。
平日の真っ昼間。クレープ屋の周りにはお客さんは少ししかいないし、クレープ屋自体にもお客さんはいない。
クレープ屋のお姉さんは
「すいませーん!」とかなり大きな声で呼ばないとこちらに気がつかないだろうなと
思うような場所でレジに背を向けて立っていた。
22歳の男性が1人で平日の真っ昼間に
クレープを頼むというのは少し恥ずかしい。
誰かと一緒なら大丈夫なのだが、やはり1人だと恥ずかしさがどうしても生まれてしまう。
「すいませーん!」と少し声を張って店員さんを呼ぶと「はーい!」としっかりと気づいてくれた。2回も「すいませーん!」というのは
気が引けるので有り難かった。
母からは王道のバナナチョコを頼まれていたので、「バナナチョコ1つで。」と注文した。
店員さんが後ろを向いている間に
メニューを確認してバナナチョコが510円だと確認しておいたので、事前に財布から510円を取り出し準備していた。
すると、店員さんが
「600円になります。」と言ってきた。
多分普通なら「600円ですか?」と
聞き返すのかも知れないが
(あぁ90円値上がりしたのか。)
と勝手に自分の中で無理やり理由をつけて
納得してしまった。
数分待ってクレープを受け取った。
確認もせず。
バーガーキングの近くで母と待ち合わせると
母が開口一番
「バナナチョコで!って言ったじゃん!話聞いてたの!?」
と問うてくる。
自分は値上げした600円のバナナチョコだと思っているので、「何の話?」と返答した。
「よく見なさい。」そういって
母がクレープの上の部分を見せてくる。
覗き込むとそのクレープは
'バナナチョコ'ではなく'イチゴバナナチョコ'
であった。
いやぁ…店員さんごめんなさい。
(いや良いか。少し儲かったのか。)
自分の滑舌が悪かったのかな。
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