【日記】多くの成果を出すか、少ないコストにするか

 【経済】

 日産が業績予想を上方修正しましたね。今後、続々と新型車を投入していくことで、ラインアップの刷新と強化を図っていくということです。内田社長は、「過度な台数を追い求めるのではなく、台あたりの収益性を高める取り組みを着実に実施していきたい」と述べています。生産費用の削減や、低収益事業からの撤退のことでしょうか。

 利益を出すためには、たくさん販売して売り上げを伸ばすのが一般的に考えられている方法かもだけど、その逆もあったわけですね。当たり前だけど、意外と忘れがち。たしかに、コストを抑えていくだけで、売り上げは変わらなくても、利益率は高まります。

 コストをいかに抑えていくか。日常生活の中でも、この考え方を大切にしたいです。経済学で言うところの、費用最小化アプローチ。多くを求めるのではなく、達成すべきものをあらかじめ設定しておいて、それを達成するためにいかに労力をかけないかに頭を回すような、そういう余裕があったら、嬉しいです。

 【科学】

 7月2日未明に関東上空で火球として目撃された、習志野隕石が、国際隕石学会に登録されたとのこと。国内で53番目の登録。多くの破片にばらけて降り注ぐという、「隕石雨」だったそうです。

 このニュースを聞いて、あらためて思うのは、隕石って本当にあるんだっていうことです。しかも、ばらけて雨のように降り注ぐって、怖すぎる。隕石に打たれる確率は限りなく低そうだけど、隕石が落ちてくる世界で生きているんだってことは覚えておきたいです。

 できれば、落ちてくる前に燃え尽きてもらいたい……。

 【今日の雑学】

 収束的思考と、拡散的思考について。ギルフォードの『人間知性の本性』に登場する用語らしいです。収束的思考は、既存の情報から推論などをしてなんらかの結論を発見する思考で、拡散的思考は、既存の情報から考えを広めていって、新しいアイディアを生みだしていく思考です。

 収束的思考は知能と関わっていて、拡散的思考は創造性と関わっていると言います。つまり、テストとかで答えを出すようなものは収束的思考だけど、答えの出ないものをいろいろ考えていくことが拡散的思考です。現在の学校の制度上、収束的思考の能力値だけで偏差値がつくられているわけですね。

 だから、偏差値が低くても、類い稀なるアイディアで成功する人が出てくるわけでしょうか。人間の能力は、現在の教育制度では、半分しか測れていないのかもしれません。

 【今日の英文5つ】(勉強の記録)

 ①Watanabe is patient.

(渡辺は忍耐強い)

 固有名詞についてです。固有名詞は冒頭を大文字にして、複数形にはしないようです。「the」などの冠詞、も使わないとのこと。けっこう、基礎事項なので、あたらめて確認を。

 ②You are to proceed until you reach the ruins.

(廃墟に着くまで進まなければいけない)

 be動詞₊to、の表現で「しなければいけない」という義務の意味を表すことができるようです。この表現では、ほかにも、「することになっている」という予定や、「できる」という可能や、「する運命にある」という運命や、「するつもりでいる」という意図なども表す場合があるようです。

 ③By the end of next month I will have been  embracing this doll for three years.

(来月末で、わたしはこの人形を三年間抱きつづけていることになる)

 未来完了形の継続の用法です。一般的には状態動詞が用いられますが、上記の例のように「行為・出来事の継続」を表す動詞の場合には、未来完了進行形の形で表現するようです。

 ④Who blinked?

(誰が瞬きをしただろう?)

 修辞疑問文です。一見、ふつうの疑問文みたいですが、実は、反語的に強い断定を表しています。「誰が瞬きをしただろう?」(誰も瞬きをしていない)という意味です。

 ⑤It is necessary for me to injure the lazy.

(その怠け者に怪我をさせることはわたしにとって必要だ)

 この場合の「necessary」は、「I」を主語にすることができません。そのため、上記したような形になるということです。この形になる形容詞としては、「convenient」「essential」「impossible」「possible」「useless」などがあるようです。

 以上。