【日記】メフィスト賞への道⑪【読者をダマすにはどうすればいいか】

 こんにちは、山本清流です。


 現在、メフィスト賞に応募するための作品が210ページを突破しました。

 あと15ページで完結する予定です。


 ようやくここまで来ました。

 よく書いたな、という感じです。


 僕的には、この作品、かなり新しいのですが、どうなんでしょうか。

 

 まあ、そのへんは僕が何を言ったって変わらないので、とりあえず、完成させて送るだけです!


 ところで、最近、読者をだますにはどうすればいいか問題が浮上しています。

 問題になっているのは、いかに恋愛に詳しいかのように描くか、というところ。


 この人、わかってないな、って思われたらヤだな、というわけです。

 できれば、読者には、この人、よくわかってるなあ、という感じになってもらいたい。


 あわよくば、この人はきっと恋愛に詳しいんだろうな、と思わせたいところ。

 そこで僕が考えだした戦略は、「なんでだろう」作戦です。


 いちいち恋愛についての思考を細かく描写してしまうと、この人、わかってないな、とバれるリスクが上がりそうです。

 そこで、わざと、恋愛に関する思考は詳しく書かず、「なんでだろう」とひたすらに繰り返す作戦です。


 なんで、この人が好きなんだろう。なんで、こんなに気持ちが膨らんでいくんだろう。なんで、こんなに惹かれてしまうんだろう。

 なんでだろう、なんでだろう、と言っていれば、なにも書いていなくてもなにか書いている感じが出てきます。


 なんか、詩的な美しさが出てきて、Jpopの歌詞みたいで、わかってそうな感じが出てきます。


 また、作中で疑問を繰り返せば、その余白を読者自身が勝手に埋めていくでしょう。そうすると、読者自身が恋愛に詳しければ、作者もともに恋愛に詳しいかのように錯覚させられるはずです。


 ただ、この戦略での一点突破は厳しいので、ところどころ、恋愛に詳しそうなマニアックな話題を挟むことによって、

 この人は、わかっているね、感を演出していきたい所存です。


 しかし、それでも怖いです。

 いろいろばれるのを怖がっている山本清流でした。