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小説のタイトル、王道の5パターンを紹介【クール・言葉・名前・比喩・そのまま】

 こんにちは、山本清流です。


 小説のタイトルを5つに分類しました。

 タイトルはめちゃ重要なので、ぜひ。


 僕の心の声は以下のとおり。

 小説のタイトルは大きく、5つの種類に分類できると思う。クール・言葉・名前・比喩・そのまま。この、5つ。いちばんおススメなのは、クールなタイトル。いちばん読者に響きやすいし、カッコいい。しかし、どんなタイトルであれ、作品の内容とマッチしていないといけない。

 この心の声について、以下、深掘りします。

 パターンを知っていると、考えやすくなるかもです。


 【王道の5パターン】

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 クール・言葉・名前・比喩・そのまま。

 以上の5つ。


 以下、ひとつずつ、例示とともに取り上げます。


【クールなタイトル】

 クールなタイトルとは、読者が聞いたことのない斬新な言葉の組み合わせでつくられたタイトルです。

『悪の教典』とか、『点と線』とか、『羊たちの沈黙』とか。


 数えだしたら切りがないですが。

 こういうタイトルって、ぐっと惹かれますよね。


 『悪の教典』ってなんだろう、『点と線』ってなんだろう、『羊たちの沈黙』ってなんだろう。って気になっちゃいます。

 

 ふたつの言葉を組み合わせる場合が多いです。

 ふたつの言葉を組み合わせつづけていると、いつかできると思います。


 個人的に気に入っているタイトルは、『散歩する侵略者』です。

 すごくカッコいいタイトルですね。タイトルだけで気になっちゃいます。


 スタンダードなタイトルだと思います。


 【言葉のタイトル】

 言葉のタイトルとは、言葉をひとつ、あるいは二つ、そのままタイトルにしたものです。

 『告白』とか、『怒り』とか、『戦争と平和』とか。


 この種類のタイトルもよく見かけますね。

 なんだか厳かな雰囲気が漂ってきます。


 ただ、内容とギャップが生じやすいタイトルでもあると思います。

 本当に作品の雰囲気とマッチしているか、注意が必要です。


 マッチする言葉を探すのはけっこう難しいかもです。


 【名前のタイトル】

 名前のタイトルとは、主人公や作品世界の固有名詞などをタイトルにしたものです。

 『ハリー・ポッター』とか、『ファウスト』とか、『涼宮ハルヒの憂鬱』とか。


 どかんと名前を持ってくるパターンです。

 決まると、カッコいい。


 センスのいい固有名詞をつくれるかどうか、だと思います。

 僕は名前をつくるの苦手なので、このパターンは難しいかな。


 【比喩のタイトル】

 比喩のタイトルとは、作品を表す比喩の言葉をタイトルにしたパターンです。

『乱反射』とか、『モンスター』とか、『パレード』とか。


 言葉をひとつ持ってくるのは、「言葉のタイトル」と同じですが、

 その言葉が比喩になっているところが違います。


 これもうまく決まれば、カッコいい。

 本質を見抜く比喩が見つかるどうか、です。


 【そのままのタイトル】

 そのままのタイトルとは、作品の設定や舞台をそのまま説明したタイトルです。

 『隣の家の少女』とか、『去年の冬、きみと別れ』とか、『転生したらスライムだった件』とか。


 ライトノベルに多い印象です。

 どんな作品かストレートに伝えられるので、わかりやすい。


 うまくできれば、『隣の家の少女』みたいに、(ただ設定を語っているだけであるにもかかわらず)不穏な雰囲気も醸し出せます。

 作品とタイトルが一致するので、読者の違和感は避けられそうです。


 以上、5パターンでした。


 【作品の内容と一致していることが大事】

 タイトルは作品とマッチしたときに成功します。

 作品の内容に合ったタイトルが見つかるといいですね。


 以上、山本清流でした。ありがとうございました。